事例959「基礎底、洗堀り」
名古屋は梅雨があけて良い天気です。
今年は雨があまり降っていません。
水不足が心配です。
■(1)今回の事例______________
「基礎底、洗堀り」
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◆写真解説
ベタ基礎底、根入れがないため、土が流れている。
基礎の根入れはベタ基礎で120mm以上必要。
◆内容説明
根入れとは、基礎が地中に入る深さ。
ベタ基礎で120mm、布基礎で240mm以上必要(告示)。
根入れは告示の基準を守り、さらに以下の3点に留意する。
・良好な地盤に支持させる
・凍結深度以深とする
・周辺の掘削や雨水の洗掘りによる影響
寒冷地以外では凍結深度を考えなくてよいが
他の2点は重要です。
基礎は根入れが深いと、掘削量が増えて手間。また、残土も出ます。
掘削をせずに現状地盤の上に基礎を施工し、根入れがない工事中の現場を多く見かける。
写真は完成後も土を入れず、1年以上根入れがない状態。
◆対策
現場で高さについての説明を受ける。
高さの基準はどこで、そこから地盤は何センチ上がるか。
土は足りるか、足らないかなど
また、その説明が図面どおりか確認する。
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■(2)編集後記
自分の家の欠陥写真を、ブログで紹介して欲しいという問い合わせがありました。
載せる載せないの判断をこちらに任せて頂ければ構いません。
掲載に当たり、確認事項があるといけないため
こちらから連絡を入れて良い方に限ります。(匿名不可)