事例995「フローリングの部分的な傾斜」
雪の降りやすい場所からの依頼を受けているため
車のタイヤをスタッドレスにかえました。
いつもは12月中旬くらいでかえるので、今年はかなり早めです。
■(1)今回の事例______________
「フローリングの部分的な傾斜」
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◆写真解説
フローリングの傾斜が大きい。歩くと気になるレベル。
下地の合板が雨に濡れ、反ったことが原因と思われる。
◆内容説明
最近の1階床は、厚さ24mmや28mmの合板を使う現場が多い。
合板の厚みが厚い分、根太を使わなくても済む。
根太がないと合板の固定間隔が広がるため、
合板が変形しやすい。
写真の程度の傾斜であれば、フローリング施工時に大工が気づくはず。
フローリングの施工後に傾斜が増した可能性が高い。
修理は床下から下がっている箇所を上げる。
◆対策
1階床は屋根より先に施工するため雨に濡れやすい。
養生を厳重に行う。
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■(2)編集後記
愛知県は職人不足の影響が出てきています。
本当に職人が施工したかと思える現場がポツポツ出始めています。
業者が威圧してきても見逃しません。
ひどすぎる場合はやりかえてもらいます。
工期に間に合わせるため腕のいい、悪い。
プロかプロでないか選んでいる場合ではないようです。
全てお任せしておくと、知らない間に隠蔽され、仕上がってしまいます。
まめに現場をのぞいた方が良いでしょう。