事例998「内部のジャンカ」
11月から忙しさがなかなか解消しません。
例年忘年会は4,5件参加しますが、今年は
かなり前に約束をした1件以外、断っています。
付き合いが悪い奴だと思われているでしょう。
■(1)今回の事例______________
「内部のジャンカ」
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◆写真解説
基礎内部のジャンカ。
斫った破片を見ると内部も空洞が多い。
コンクリートの締め固めが悪い。
◆内容説明
基礎屋のミスで一部のコンクリートを斫った。
その破片が現場に放置されていたので確認すると空洞がたくさん。
コンクリートが密に打たれていない。
バイブレーターのかけ方が悪い。
内部のジャンカは、大きなもの以外は非破壊で調べることが不可能。
表面にジャンカが多ければ、内部のジャンカも疑った方が良い。
◆対策
腕の良い基礎屋を選ぶか、
コンクリートの打設に立ち会うしかない。
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■(2)編集後記
最近、新築検査を依頼される方から、業者が私のことを知っている。
「つながっていますか」と聞かれることが多くなりました。
この仕事を15年、検査した現場が4000件を超えると
大手はもちろん、ある程度の規模の会社が私のことを認識している。
建築士やビルダー向けの雑誌やサイトに記事を投稿し
購読数が1番になることもあります。
このような事からも、業界での認識率が高いと思います。
来年3月には、日経新聞主催の建築・建材展において
私単独で3時間セミナーを東京ビックサイトで行います。
紛争や裁判は双方にとって良いものではありません。
業者向けに発信することで、住宅紛争を減らしたいと思っております。
紛争の仕事が激減し、第三者検査の重要が無くなれば
他にやりたいと思っている仕事にシフトします。
早くそういう日が来ることを願い、日々発信、業務を行っています。