事例999「1階床のカビ」
昼間は3件の床下に潜りました。
そのあと休む暇もなく、夕方からは打ち合わせ2本。
最後は自宅の近くだったため、直帰して家で仕事しています。
■(1)今回の事例______________
「1階床のカビ」
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◆写真解説
木造1階床。大引きのカビ。工事中の雨で濡れたことが原因。
◆内容説明
10年ほど前から1階の床を先に組み。その後、躯体組み立て作業を
することが一般的になりました。
安全面など利点がある一方、雨で濡れるという欠点があります。
養生シートを施工しても、継ぎ目などから雨が入ります。
床が雨に濡れると、カビや合板の変形などが起きることがある。
床下に通気があり1階との間に気密が取れていれば
カビが生えても乾いてしまえば支障がない。
気密が取れてなく、床下から空気が室内へ上がる家の場合、
カビの胞子が室内へ入る恐れがある。
養生シートで完璧に防水できる材料が、そろそろ発売されても良いと思います。
◆対策
雨に濡らさないよう、養生を厳重に行う。
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■(2)編集後記
国が空き家問題の対策、中古住宅の流通を増やすと言っている一方で
容積率を緩和して、高層マンションを推進したり
市街化調整区域を市街化地域にして、宅地開発をしている都市がある。
これらの問題点を指摘する本が増えてきて
何冊か買って読みました。
不動産は将来的に子供に相続すればよいと考えますが
物件によっては子供にとって迷惑なものになる可能性がある。
今現在でも、不動産の相続放棄をする件数が年々増えているようです。
不動産業者の言いなりにならず、じっくり考えてから買うことをお勧めします。