事例1000「柱の腐朽」

年末までにやることが多く、計画的に仕事を進めています。
3連休も休みなく仕事することで、
何とか予定どおり片付きそうです。

 

■(1)今回の事例______________

「柱の腐朽」
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雨漏り躯体
◆写真解説

2×4の外壁。
雨漏りで壁内に雨が入り、柱(たて枠)まで腐った。
施工不備により外壁全体が雨漏りしている。
構造材が腐朽し、危険な状態。

 

◆内容説明

独自工法で外壁を仕上げたが、
防水紙の不備などにより、外壁全体に雨漏りが発生。
仕上げをめくり確認すると、構造用面材や柱まで腐朽していた。

木は水に濡れた状態が続けば、腐朽菌が活動し腐朽する。
構造材が腐朽すれば、大地震に耐えられなくなる。

瑕疵担保期間内であり、修理する方向で話はしている。
ただし、費用をめぐり、保険会社含め時間をかけている。
何時大地震が来るか分からないので早急な修理が必要。

 

◆対策

素人では分かりにくい部分。
特殊な仕上げをする場合、第三者のチェックを入れる。

 

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■(2)編集後記

昨日伺った家。中古の家を購入ついでに
売主の業者に全面的なリフォームを依頼した。

入居後、雨漏りがして壁をめくると
シロアリにひどく食われた柱が出てきた。

業者はリフォーム時にその事実を知っていて、隠ぺいをしていた。
雨漏りもリフォーム時に知りながら、修理せずに引き渡している。

このような話が後を絶たない。

検査の仕事をはじめて、この12月で丸16年。
この16年間で欠陥の内容は法改正などの影響で変わっていますが
数は変わらない気がする。

法律が強化されても、職人が淘汰されても、
家は現場で造るものであり、ミスが出やすいのは変わらない。

事例紹介が今回で1000になりました。
最初の50は写真だけアップしていたので、写真の番号とずれています。

見てくれている人が多いのも続ける励みになりました。

1000回がゴールではなく、まだまだ続けていきます。
今後ともよろしくお願いいたします。

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