事例1002「スラブ厚さ不足」
暖かいと思っていたら、ようやく寒くなりました。
週末は名古屋でも雪の予報です。
日曜日の最低気温は一時-5℃と出ている天気予報がありました。
-5℃は凍結に気を付けないといけません。
床下などで配管が凍り、破裂する可能性もあります
また、コンクリート打設のタイミングを気を付ける必要があります。
固まる前に凍結すると、コンクリートの強度が出ません。
■(1)今回の事例______________
「スラブ厚さ不足」
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◆写真解説
ベタ基礎スラブ厚さ不足。図面150mm、現場125mm。マイナス25mm。
契約内容どおりでない施工。
◆内容説明
基礎下の砕石天端レベル、スラブの天端レベルのばらつきが原因。
砕石天端が高く、スラブ天端が低い。
告示ではベタ基礎のスラブ厚は120mm以上。
これはクリアしているが、基礎のマイナス寸法の許容値は10mm。
契約違反を問われたり、鉄筋のかぶりが足らなければ
修理が必要になる。
◆対策
砕石、スラブコンクリートの水平精度を上げる。
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■(2)編集後記
今週、何度かTV局と打ち合わせをしました。
TV局が住宅の問題を取り上げるのは、勇気がいる。
相手が特定の会社であり、放送後に会社が特定できると
営業に支障が出るからでしょう。
または、不動産関連のスポンサーに気を使っているのかもしれない。
最近、TVを見る時間よりもSNSを見る時間が長いという人が多いようです。
個人の発信で、制約が少ないのが良いのかもしれません。