事例1004「床下断熱材 種類の不備」
昼間でも気温が低く、現場にいると
靴+厚めの靴下を履いていても、足先がしびれてきます。
夏の暑さもつらいですが、ここ数日の寒さもつらいです。
■(1)今回の事例______________
「床下断熱材 種類の不備」
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◆写真解説
床に壁・天井用の断熱材を施工。
湿気がこもりやすく、カビなどの原因となる。
◆内容説明
床下の断熱材に「壁・天井用」を使用。
機能として大きく違うのは防湿材があるかないか。
あったとしても床下側に防湿シートを施工してはいけない。
床組の木材や床下が湿気なければ影響はない。
湿気た場合は、断熱材内部に湿気がこもり、カビなどの原因になる。
この現場は、大引きなどの含水率が50%近い。
(正常値は15%くらい)
やはり、床用でない断熱材使用の影響が考えられる。
◆対策
床下用の断熱材を使用する。
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■(2)編集後記
多額の私財を使い、ボランティアをしている方々にお会いした。
用件は建物についての相談。
彼らの活動は、マスコミが取り上げることはなく、世間であまり認識されていません。
もちろん私も認識していませんでした。
マスコミに偏りがあるというよりは、
ボランティアの対象になっている人達に対する偏見の目があるため、
詳しく紹介しにくいのも事実です。
厳しい環境の中でも、地道に活動している姿を見て
いろいろ考えさせられました。
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