事例1005「鉄筋断面露出」
昨日は朝から19時まで現場に居ました。
1件の現場ではなく、複数件。
移動が多くなるため、1件の現場に1日居るより疲れます。
疲れ過ぎたのか、今朝は久しぶりに寝坊しました。
■(1)今回の事例______________
「鉄筋断面露出」
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◆写真解説
ベタ基礎人通口スラブ面。鉄筋の断面が見えている。
錆が進行するとコンクリートの爆裂の原因となる。
◆内容説明
人通口部の縦筋をスラブコンクリートを打設した後に切断。
施工手順が間違っている。
職人は注意を受けないため、これでいいと思ってやっている。
おそらく、かぶりの基準(基準法施行令)を理解していない。
瑕疵検査などでも良く見かける事例。
基礎の耐久性への影響から放置してはいけない事例です。
◆対策
基礎完成時にチェックする。
鉄筋断面はすぐ錆びるため、分かりやすい。
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■(2)編集後記
例年に比べますと工期遅れの現場が多いです。
職人不足が原因でしょう。
いくら仕事があっても、工期が遅れると業者は儲かりません。
職人確保に余分な費用を支払ったり
遅延のぺナルティーなどで利益が減ります。
また、急ぐあまりいい加減に造れば、
手直しなどで多くの費用が掛かることもあります。
業者が忙しい時は、ミスも増えます。
注文する側も、できればこの時期を避けて注文するとよいです。
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