瑕疵防止材料
今日は裁判関係の打ち合わせが多かったです。合計4件。
瑕疵の内容が似ていても、裁判所の判断は様々です。
全く正反対の判断をすることもあります。
瑕疵が無ければ裁判しなくて済みます。
本日、構造検査に行った現場で、欠陥防止材料を見ました。
1つは、ダイライトをとめる釘頭を大きくしている。
ダイライトなどの面材は釘頭がめり込みやすい。
めり込みは耐力低下につながるため、釘頭を大きくして、めり込みにくくしている。
この釘、構造認定も取れていて、壁倍率も通常より高くなるようです。
もう1つは、ダイライトの隙間確保材。
1,2階などの境は、隙間をあけないといけません。
地震などの際、躯体の変形で面材が破損するのを防ぐためです。
実際に、すき間が確保されていない現場が多い。
この会社は2階床に金具を入れ、2階のダイライトを金具に載せています。
確実で簡単に隙間が確保できます。
この材料は他の現場で見たことがありません。
おそらく自社開発でしょうか。
住宅業界は良いものを開発しても、自社だけに使用をとどめる傾向があります。
良いものは、他社が買えるようにすればよいと思います。
私が現場で見てよいと思った材料は他に
・雨漏りを防ぐ防水紙。裏側に特殊な加工があり、水が裏にまわった場合、特殊材料が水を止める。
・基礎表面を保護するシート。収縮クラックが入っても、補修の必要性がない。