気密
近年、断熱材の種類でウレタン吹き付けが増えている。
ウレタン吹き付けにすることで「高断熱、高気密」をうたう会社も多い。
注意点は、ウレタンを屋根、壁に施工しても、1階床できちんと気密を取らないと、寒い家になる。
暖かい空気は上に上がり、冷たい空気が床下から入ってくる。
高断熱、高気密の家なのに暖房が効かないという家を見てきた。
原因調査の一つとして、気密測定を実施。
私の予想では3.5CM2/平米。
結果は、予想が外れ、スカスカすぎて測定不可能でした。
原因は1階床が隙間だらけ。
床下にポリスチレンフォームの断熱材を入れているので、気密が取れていると
設計した建築士は思っていたらしい。
現場カットで真っすぐ切れなかったり、
木がやせて隙間が出るため、大引きの間に挟んだ断熱材だけでは気密は取れない。
未だに高気密は悪。気密は高くしない方が良いという人がいます。
そんな人に家を造らせると、寒い家が出来てしまいます。