住宅紛争– category –
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最高裁判決
契約解除に伴う、契約金返還請求裁判 確認申請が下りていたので、 その経費を差し引いた分の契約金の返還が決定。 裁判期間は約4年半。 この事件は、工事開始前の契約解除であったため 技術的な討論はあまりなく、後半私が関与することは ほとんどありませんでした。 そんな私へ、お礼を兼ねて依頼者が内容の報告に見えました。 事件のきっ... -
裁判中の業者が破産
裁判中である依頼者の相手方の建築業者が破産した。 責任回避で破産したのかは分かりませんが、 現在、ホームページは閉じられ、 「只今リニューアルに向けて準備中です」となっている。 ほとぼり冷めてから社名を変えたりして再開するのでしょうか。 小規模の業者で経営者が若くない場合、 紛争になると会社を倒産させるケースが多い。 この... -
建築専門の法律事務所
建築紛争に特化した法律事務所があるのをご存知でしょうか? 個人ではなく、主に業者側に付くようで、 最近よく、この事務所の名前を見聞きしますし、 相手方の代理人として何度か登場しています。 中小工務店は顧問弁護士がいないので、紛争になった場合、 所属団体や建材屋さんなどから、この法律事務所を紹介されるようです。 最近、過大... -
いつまでも話がつかない
業者と施主の揉め事に関わることが多い。その中で一番困るのが、話が整理されていない事例。争点がずれているためか同じ話を双方が繰り返し、時間だけ無駄に過ぎる。調停などでは、瑕疵ごとにお互いの主張を表にする。これは当事者にも分かりやすい。バラバラに書類を出し合うより一度表にまとめてみることをお薦めします。住宅検査カノムの... -
裁判所の人だかり
15時すぎ裁判所から出てきたら、 外は報道陣などたくさんの人だかり。 昨年8月に起きたモデル殺人の判決が出たようです。 今日はあまり重要な審議はありませんでしたが、 依頼者、弁護士の希望で同席。 やはり、私が居ると相手は嫌そうです。 嫌われている視線をものすごく感じます。 出まかせが言えなくなるからでしょう。 住宅検査カノムの... -
仙台で欠陥マンションが相次いで発覚
連休初日、朝から大阪へ検査に行ってきました。 指摘が比較的多く出て、遠方まで行ったかいがありました。 ----------------------------------------- 今朝のニュース ... -
工事監理者の必要性
昨日、仲裁あっせんの欠陥箇所の確認に立ち会った。 項目が多かったので4時間も現場にいました。 そこで出ていた話の一つが「工事監理」 工事監理者というと、一般の人は現場監督をイメージするが、 実際は建築士の資格が必要であるため、設計者と同じ場合が多い。 工事監理で品質検査がきちんと行われ、工事中の記録などが 提出されていれば... -
今月2件目、裁判終結
今月2件目、関わっていた裁判が終結。 事の発端は、確認申請を工務店の下請けとして 請け負う建築士のミスでした。 建築士事務所はたくさんありますが、その多くは 工務店やハウスメーカーの下請け仕事をしている事務所が大半です。 数をこなすために、さらに下請けに出したり アルバイトを使うことなども珍しくないようです。 家の法規チェ... -
和解成立
本日、関わってた裁判の和解が成立した。 依頼者が納得できる額ではありませんが、 「瑕疵の内容からして額は多い方だ」と裁判官が言ったように、 結果としては悪くはないでしょう。 1件落着し、やれやれですが、 この家の修補がまだ残っています。 難しい事案だけに、実際の工事計画は頭を悩まします。 もともときちんと造っていれば、裁判... -
裁判書類チェック
弁護士から送られてきた書類をチェックしています。 建築士が意見する箇所は、技術や建築法令に関係する箇所。 基準法は、条文だけ読んでいると訳が分からないものもあり、 解説書が手放せません。 私が主に使っている本はこれ。 今までいろいろ買った中では一番わかりやすい。 発行 オーム社 その他、構造、防火など専門的な... -
逃げ道
大津市の中学生いじめ自殺事件での教育委員会の対応や、 福島原発事故での東京電力の対応には、怒り、呆れています。 非を認めてしまうと、重大な責任や賠償を負うため。 当事者としては、世間の怒りを買ってでも、逃げないといけないのでしょう。 これらは、欠陥住宅の紛争解決でも同じで、 いくら悪くても、逃げ道があるんです。 紛争にな... -
早期紛争解決のコツ
医者を信用していない訳ではないが、 レーシックの手術であったり、造影剤を入れてのMRI撮影など、 私は初めての医療行為に対し不安になる。 不安になればなるほど、自分でいろいろ調べ、 結果、情報を取りすぎて、混乱してしまう。 紛争中のお客さんもこの傾向が強い。 近く和解が成立しそうなAさんは、単純な事例にも関わらず、 まわり... -
ミスを犯し、逃げに徹する建築士
題名のとおり、とんでもない建築士がいる。 適当な図面を書いた結果、 耐震性能が不足している建物が完成してしまった。 施主さんは当初、気がつかず住んでいましたが、 ある時、家全体に不安を持ち、当社へ検査を依頼してきた。 検査の結果、耐震性能の不足他、 欠陥だらけの家であることが発覚した。 建築士と業者はミスを認めず、 検査報... -
修補工事
先月検査した現場、指摘した瑕疵を直す工事をしている。 ある項目の原因は、仕上げを撤去しないと箇所が特定できない。 全て撤去すると費用がたくさんかかるので、 少しずつ段階をおって撤去するという方法を業者が選んだ。 結果として、業者の勘が悪く、最後の箇所で原因が発覚。 それなら、最初から全部撤去したほうが安く済んだようだ。 ... -
決着
東名阪集中工事による渋滞に、行き帰り共1時間以上も 巻き込まれながら検査に行ってきました。 疲れたので、今日はこれを書いたら帰ろうと思います。 -------------------------------------... -
嘘つき設計士
出来上がったものを買うわけではない注文住宅。 完成時や工事途中で、約束と違うというトラブルが多い。 最近関わった設計士のAさんは、 自分から約束したことを、平気で破る。 約束の履行を催促しても、実行しない。 Aさんの態度はひどいと判断。反省もなく、 今後のお客さんにも、被害が及ぶ恐れがある。 今約束していることが、1週間以内... -
欠陥減らしに貢献した会社
2,3年前まで、木造住宅の耐震金物不備の欠陥が、多く発生していた。 平成12年に法改正されたものを、約10年の間、 一部の建築士や業者が認識していないことが原因でした。 それが急に無くなってきたのは、金物商社 アムハード小西さんが、 金物ガイドブックを、無料で多くの関係業者へ配布し、 関係者が知識を得たからだと思います。... -
後悔
欠陥住宅の相談で聞いた、この一言が頭に残っています。 「住宅展示場に入っている会社だから安心して契約した。 カノムの検査も考えたが、しなくても大丈夫だと思った。」 住宅展示場にしても、住宅雑誌にしても 品質の審査をしている訳ではない。 よく考えば分かることですが、 宣伝に惑わされるのは仕方がないことでしょう。 現在、... -
時効
入居1、2年経過後、家に細かな不備が出てきたことをきっかけに 当社に調査依頼をし、いろいろな欠陥が発覚するケースが多い。 その後の業者との交渉で一番困ることが 瑕疵は認めるが、時効で責任はないと言う回答。 構造や雨漏りの10年保証以外の項目は、 契約書に記載がある瑕疵担保期間を過ぎれば 時効となり、業者が責任を負わない。 ... -
ペーパー建築士
司法試験に受かったものの、 最終的に弁護士登録をしない人が増えているそうです。 弁護士登録すると、弁護士会の高い年会費を払わないといけなく 仕事があまりなければ、金銭的に厳しいなどが理由のようです。 建築士の場合、 建築士会は任意加入のため、入らなくても建築士活動ができる。 だから、毎年の年会費のような負担はなく、 別の仕...