検査業務– category –
-
マンション検査
今日は鉄筋コンクリート造のマンション検査。 規模が大きいため、何日かに分けて検査を行います。 最近は、自宅だけでなく、投資物件購入時の検査依頼もある。 欠陥物件を買ってしまったら、儲けるつもりが反対に損します。 依頼者から買っても大丈夫かという質問がくることが多い。 検査をすればいろいろ瑕疵が出てくるので、 YESかNO... -
現場に落ちている釘が刺さった
朝、車のタイヤがパンクしているのを発見。 すぐ近くにガソリンスタンドがありますが、朝早くてスタッフは女の子1人。 無理かと思いましたが、そのスタッフに修理をしてもらいました。 2月にもパンクをしています。 現場に車を入れると、パンクする確率がかなり高い。 それでも、近所迷惑などを考えると、場内が空いていれば車を入れます。 ... -
現場監督の2面性
先週末、基礎完成・土台の検査に行った現場。 元請けではなく下請けの現場監督が立ち合いをした。 この監督、ため息を何度もついたり、大きな声で 仕事なんてやってられないみたいなことを言っていた。 まず、監督にジャンカの補修をお願いしたら、 「ジャンカなんて補修しないと行けないのか。問題あるのか」と反論してきた。 (↑基礎のジャ... -
鉄筋コンクリート造の検査
久しぶりの鉄筋コンクリート造の配筋検査。 住宅は圧倒的に木造が多いため、他構造の検査は、たまにしかありません。 鉄筋コンクリートの現場を初めて経験したのは学生時代、 インターンシップで大成建設に1ヶ月ほどお世話になりました。 現場は名古屋栄の東急ハンズ。今でも建物を見るたびに 当時の事を思い出します。 その後、検査の仕事... -
安かろう・悪かろう
瑕疵検査に行くと、いろんな機械を使います。 先日の瑕疵検査は赤外線サーモグラフィーカメラで外壁の雨漏りが判明。 その他、ファイバースコープでホールダウンボルトが設計で指示したものと 違うことも判明しました。基礎の鉄筋も調べましたが、基礎屋さんが優秀だったためか 問題ありませんでした。 この家の建築主、最初に依頼した検査会... -
1日で5件の検査
朝から現場へ出かけ、17時過ぎの時点で新築検査4件完了。 4件共に優秀な現場だったため、予定どおり完了しました。 (朝1件目は、名古屋駅の西。屋根上から見える駅付近の写真) 今から床下検査に向かいます。 住んでいる方の会社帰りに合わせ、この時間です。 普段はMAXに入れても1日3,4件。 5件もまわるのは久しぶりです。 たまにな... -
検査依頼のきっかけ
あるキッチンメーカーのメンテナンスの方から先日、 ちょっとした検査依頼を頂いた。 私の自宅はこのメーカーのキッチンです。また以前、ショールームで セミナーを行った縁などもあり、仕事を引き受けた。 現場へ行くと、依頼内容以外のものも、仕事柄いろいろ目につく。 見てしまったもので、悪いものは教えました。 検査に行ったことがき... -
原因特定業務
今月2度目の京都。名古屋、京都間は新幹線で35分。 依頼者側も割と近所に感じてくれているようです。 伏見稲荷前の駅で下車したら、たくさんの外国人観光客が 雨宿りをしていて、駅構内は居場所がなかったです。 大阪メンバーと合流し、先月、異変が起きた家に伺い、その原因調査。 3時間ほど、目といろんな機械を使い、細部まで調べてき... -
目で見えないものが分かる
赤外線サーモグラフィーカメラを使いだして約8年。 最初の頃は、見慣れない画像に戸惑いましたが、最近は使いこなしています。 先日検査した家では天井の濡れを発見。 この箇所の石膏ボードの含水率を測ると、やはり高かった。 (矢印部の丸。右側の紫色部分は屋根下) 雨漏りか結露か、原因はこれから解明していきます。 弊社の赤外... -
不具合の原因追及
外壁に異常が出て、原因調査のために外壁の一部をめくった。 その結果、私を含め、皆が予想していた事と違う原因が分かった。 普段、非破壊検査を主にしていますが、 先月、今月だけで4件の外壁をめくりました。 今回も外壁をめくらなければ、正確な原因がつかめず、 修理をしても不具合が再発していたでしょう。 報告書を出す前なので、具... -
ヤマト運輸締切
弊社事務所のヤマト運輸の集荷の締め切りは16時。 急ぎの書類など、16時に間に合わせないと到着が1日延びる。 今日もぎりぎりで一つ書類を出し、ホッとしています。 書類作成時、意外と調べものをしている時間が多い。 法令関係の印刷、書類への貼りつけはネットの法令集が便利です。 法の解説は、本に頼りますが、本によって微妙に判断が違... -
完成1回だけの検査
新築の完成1回だけの検査に行くと、修理が大変なミスを見つけることが多い。 昨日検査に行った現場は、 ・小屋裏の換気部材の取り付け忘れ ・壁のファイヤーストップ施工忘れ ・防火基準で壁に合板を施工できない箇所への合板施工(下の写真) これらを是正するのに、足場を掛けたり、壁や天井をめくらないといけません。 当然、引き渡しが延... -
欠陥住宅の解体
躯体に大きな瑕疵があり、工事を途中でストップ。 話し合いの結果、解体することになりました。 業者にとっては、この後工事を再開する、契約解除をする、どちらにしても 大きな金銭損失です。施主さんにとっては工期が大幅に遅れ、予定が狂う。 また、近隣住民の方は、振動、ほこりの影響を受けます。 結局、解体屋さん、産廃処理業者以外、... -
言い逃れ上手
現場で久しぶりにイラつきました。 現場監督がお客さんに向かって、この段階(造作完了)で検査しても 見るところがないと言っている。 その割には施工が間違いだらけ。また、外部の仕上げも悪い。 指摘内容を説明すると、「すでに気づいてました」というので 「気づいているなら検査前に直しておけ」と言い返しました。 何か指摘をすると、... -
家のゆがみ
今日検査に伺った中古の家。 家に入ってすぐ、床の傾斜に気づきました。 木の収縮が激しく、ズレが生じている。 屋根の荷重がかかる梁や基礎が下がっている。 などが原因です。 ↓梁のズレ。大地震で接合部が外れてしまえば、家が倒壊。 傾斜の度合いは最大で1Mあたり20mm。 修理費用は安くありません。そのままでも住めないことはない... -
中古住宅の耐震性
久しぶりに耐震診断を行いました。 昭和40年代に建てた家。その後2度ほど増築をしています。 使い勝手を優先した増築では、 壁、柱などを取ることで、耐震性が悪くなっているケースが多い。 また、新旧境目の緊結状態が、通常の診断では見えないため、 大地震で離れてしまうのか、実際に見ないと判断できません。 中古住宅の大半は、図面が... -
欠陥是正確認
欠陥検査後の修理確認に行ってきました。 現場確認なしで、業者からの書類、写真だけで 確認することもありますが、やはり実際に見たほうが 確実です。 (屋根裏) 今回確認をして、是正工事忘れの箇所が1ヶ所ありました。 内容は、構造部分の釘打ち。 書類確認だけでしたら、分からない箇所だったかもしれません。 -
耐震等級3相当
検査の図面チェックをしていてよく見かける文字 耐震等級は1,2,3があり、3が最高等級。 「相当」を辞書で調べると 「価値や働きなどが、その物事とほぼ等しいこと」 業者は、「詳細な計算はしていないけど、たぶん等級3」 だから「ほぼ等しい」という意味で、「相当」という 言葉を使っていると思います。 ですから、実際に計算したら... -
ぎりぎり設計
先日、欠陥検査をした現場。 地震や風に対し、安全を確認する壁量計算が間違っていた。 安全側ではなく、危険側に間違っているので 基準法違反になってしまう。 ほとんどの工務店は、構造を下請けの建築士や 躯体工場に任せています。 過去、マンション偽装事件でもあったように 下請けの構造屋は、コスト抑えるため、 元請けから経済設計を... -
瑕疵が減らない理由
午前中は紛争の現場打ち合わせに行き、 午後からは欠陥検査の書類を書いています。 今日、書いている現場は、指摘の数が多すぎる。 つまり、業者が無知すぎるということです。 常に思いますが、中間検査や瑕疵保険の検査が 厳しくなれば、瑕疵や紛争は減ります。 「中間検査や瑕疵保険の検査があるから大丈夫です」と 業者はお客さんに言いつ...