躯体構造– category –
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事例680『鉄骨の接合不備』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 新築検査で業者さんと話をしていると、 新規の受注は大手ほど落ち込んでいるようです。 数ヶ月先は、職人さんも落ち着いてくるかもしれません。 ■(1)今回の事例_________ 「鉄骨の接合不備」 _________________ ◆写真解説 鉄骨造、梁と柱の接合部の不備。 柱の凸部... -
耐震等級を信用してはいけない
躯体構造躯体検査に行った現場。 耐震等級3(最高等級)で設計されている部分に疑問がわいた。 耐震等級計算は、壁だけでなく水平構面の計算も行います。 2階の床は、単体で計算するのに、 屋根と2階天井(小屋梁)部分は合算して計算する。 (写真は本文の現場と関係ありません) 検査した現場は、屋根だけが頑丈で、小屋梁の水平構面が柔い。 合... -
事例675『間柱の釘の不備』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 連休中、雨の日もありましたが 組んだ予定を遂行できました。 疲れがやや残っていますが、 いい気分転換になりました。 ■(1)今回の事例_________ 「間柱の釘の不備」 _________________ ◆写真解説 間柱を固定する釘。構造用でない釘が使われている。 本来、構造用... -
事例673『たて枠(柱)の位置ズレ』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日の瑕疵検査は計8時間かかりました。 午前中だけで疲れ果て、2日に分けたい気持ちになりましたが 何とか1日で終わらせることができました。 「家がおかしいと素人が感じたら、 必ず大きな問題が発覚します」 今日の現場もそうでした。 ■(1)今回の事例__________ 「たて枠(柱)の位置... -
耐震等級3相当?
躯体構造こんな図面表示をよく見かける。『相当』 言葉の意味を深く考えると、無責任な表示です。耐震性に対する性能表示に使うには、違和感を感じます。耐震等級3を計算によって確かめず、多分3だろうという思い込みからの表示でしょう。耐震等級は1、2、3の3段階で、3が最高。相当や簡易チェック済みという表示では、あとで計算し、性能がなく... -
事例669『気密パッキンのずれ』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 明日、事務所の引っ越しです。 荷造りしたため、仕事ができる環境ではありません。 明日の午前中は、電話工事のため 電話が不通になります。 尚、電話番号の変更はございません。 ■(1)今回の事例_________ 「気密パッキンのずれ」 _________________ ◆写真解説 基礎パ... -
事例667『収縮目地の不備』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 建築業者さんから「欠陥事例、参考になります」 というメッセ―ジをたくさんいただいています。 年間100件手掛ける業者が、間違いに気づけば 年100件の欠陥が減ります。 これからもたくさんの事例を出し続けます。 ■(1)今回の事例_________ 「収縮目地の不備」 _____________... -
事例665『床合板の釘の不備』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日から新年度、名古屋駅でたくさんの 新入社員を見かけました。 今日は検査道具をスーツケースに入れ 電車での移動。 春休みでもあり、電車も混んでます。 ■(1)今回の事例__________ 「床合板の釘の不備」 __________________ ◆写真解説 2階床合板の釘が、規定... -
事例663『床合板 釘打ちの不備』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 新築工事検査中の現場の監督さんが 突然退社した。 施主や私からいろいろ指摘を受け 会社との板挟みで精神的に辛くなったか、 もともとやめるつもりだったかは分かりません。 建築業界も人の入れ替わりが激しい会社が多いです。 ■(1)今回の事例__________ 「床合板 釘打ちの不備」 __... -
事例655『高力ボルトの不備』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 施主さんが撮影した写真をチェックする機会がある。 証拠として使える撮影のポイントは、 ・おかしいと思った箇所は、近寄って撮影する。 ・寸法で瑕疵を表したいものは スケールをあてて撮影する。 細かいことを言い出したらきりがないですが この2つは重要です。 ■(1)今回の事例_____... -
最近多い問題
躯体構造最近、2階床の傾斜の問題が多い。 1Mで9mmの傾斜 原因のほとんどは、無理な間取りと骨組の計画ミス。 木造住宅の場合、躯体の詳細は下請けに丸投げが多い。 躯体工場の担当者も構造に精通しているとは限らない。 ノーチェックのまま、躯体の構成が決められ 現場が完成してしまう家がほとんどです。 先日、検査にいった現場も、プレカッ... -
事例653『梁の穴あけ』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 次から次へと新たな問題が舞い込んできます。 最近は、大きな問題はないのに、もめている事例も 増えているような気がします。 そんな事例に限って、落としどころが難しいです。 ■(1)今回の事例________ 「梁の穴あけ」 ________________ ◆写真解説 2×4の梁の中央部。... -
耐震等級
躯体構造家の耐震性を判断するのに「耐震等級」がわかりやすい。 ただ、計算をせずに「耐震等級3簡易チェック済」とかの 紛らわしい表現をしている会社も多い。 その他、計算はしていても間違っている。 現場施工でミスがあるなどして 実際は耐震等級が確保されていないケースも多い。 (2階床の釘の外れ。規定の釘より細い物が使われている ため耐... -
事例649『コア抜き』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 午前中は夕方締め切りの書類作成。 午後は検査に出かけ、夕方は弁護士との打ち合わせ。 時間に余裕がない日に限って、電話が数十件と多かった。 至急連絡を取りたいという事務所からの連絡が意外と多い。 ただし、本当に急用だったことは、皆無。 次からは信用されなくなるので 至急をあまり多用しない... -
事例639『基礎の位置ずれ』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 建築資材が不足しているようです。 物によっては在庫が無く、数週間待ち。 これから3月までこのような状況が続くでしょう。 ■(1)今回の事例________ 「基礎の位置ずれ」 _________________ ◆写真解説 約10CM、基礎屋さんが位置を間違えて施工した。 このあと、基... -
事例638『大引きの欠損』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日完成の検査に行った現場。 職人さんが立ち会いました。 以前から何度か弊社に指摘を受けているようで、 今回は、自主検査をして完璧ですと 最初に自己申告がありました。 他者評価があることで、職人の気持ちも引き締まるようです。 ■(1)今回の事例________ 「大引きの欠損」 ____... -
事例635『梁の穴あけ間違い多数』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 設計事務所の登録更新を忘れるところでした。 期限まで10日ほど、何とか間に合います。 更新のハガキなどは来ません。 運転免許のゴールド免許と同じ5年更新なので、 忘れる人も多いのでは。 ■(1)今回の事例________ 「梁の穴あけ間違い多数」 ________________ ◆写... -
事例631『偽 2×4』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 当社が検査に入る予定があると、 業者は、どんな会社だろうと 隅々までホームページやブログを見るようです。 きちんと普段から施工していれば 検査を恐れることはありません。 検査で大きな指摘が出ない現場もあります。 ■(1)今回の事例________ 「偽 2×4」 _____________... -
事例626『基礎断面寸法の不備』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 風邪をひいてしまいました。 熱は無いのですが、のどが痛く、ややだるい。 昨日は腰も痛かった。 今日は、昨日よりもよくなりました。 さっさと、仕事を片付け早めに寝ようと思います。 ■(1)今回の事例________ 「基礎断面寸法の不備」 ________________ ◆写真解... -
基礎の開口
躯体構造床下点検のため、基礎の立ち上がりに開口をあけます。 その開口の位置や鉄筋がおかしな現場が多い。 理由は、設計者が無知、または指示しない。 あと、木造2階建ては構造計算を行わないからです。 (柱の間隔が4Mの箇所に、2つ連続した人通口) 大地震時に弱点となります。 きちんと、構造的な配慮をしましょう。 (新築検査の図面チェッ...