長井のブログ
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事例658『軽量モルタル厚さ不足』
防火こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日は午後2時までに、4件の新築検査を終えないと いけないスケジュールでした。 幸い場所は全て、近くだったため 朝8時前から現場に入り、休憩もなしで 予定を済ませました。 ■(1)今回の事例_________ 「軽量モルタル厚さ不足」 _________________ ◆写真解説 外壁... -
大工の愚痴
検査業務現場で会った大工さんにこんなこと言われました。 「職人にとってあんたは迷惑な存在。 保険の検査みたいにザルじゃなく、いろいろ指摘が出る。 勉強にはなるけど、指摘の是正を、 元請けは職人に押し付け、費用は出さない。 元請けが無知なほど、職人は損をする。 また、今まで間違って施工した家のお客さんのことを 考えると申し訳なく思い... -
欠陥検査
検査業務今日は雨のため、新築検査が全て延期。 依頼者に予定を繰り上げさせてもらい、 欠陥検査に行ってきました。 住宅でない建物だったため、検査手順にやや手間取り 昼の時点で、時間が押しぎみ。 そのため、ほとんど休憩も取らず、検査しました。 検査中、集中を切らさないため、スマホは一切見ません。 スマホをさわるときは、電卓機能を使う時... -
事例657『防湿材の未施工』
断熱材こんにちは住宅検査カノムの長井です。 午前中、早めに現場へ行き、 午後からは遠方へ訴訟の打ち合わせ。 新幹線を使いますが、片道3時間の移動。 最近、東海地区以外の裁判を担当することが 増えてきています。 ■(1)今回の事例_________ 「防湿材の未施工」 _________________ ◆写真解説 壁に施工された... -
瑕疵検査で重大な問題が出る確率
検査業務欠陥住宅の検査に行き、大きな問題が発覚する確率が 最近はほぼ100%。 ↑穴あけ位置が悪く、あとからコア抜きし開口が広くなった。 (某有名メーカーの家) 大きな問題が発覚すれば、経営に余裕がない会社は 話し合いでは解決がつきません。 契約まで下手に出ていた態度が ガラッと変わり、強気な態度になります。 私から強く言って欲しい... -
書類の捏造
住宅紛争出てきた書類が、正しいと信じてはいけない。 指摘した瑕疵に対し、業者から回答があった。 根拠を付け、問題がないという見解が来ましたが その根拠が架空で、実際には存在しない文献でした。 また、現場検査で構造の不備を疑い、 業者へ構造計算書の提示を求めていた。 ようやく届いた書面は、計算式が書いてある部分が全てなく 計算結果の... -
代金を業者が払う
業者情報今日も検査や相談で予定が一杯です。 紛争で検査に入り、支払いが業者からという場合がある。 先にお客さんからお金をいただき、 業者がお客さんへ支払うことが良いのですが、 業者側のルールの都合で、それができないというケースは 業者からの支払いを容認しています。 大手の場合、こういったケースではかなり支払いが遅延します。 最近、... -
事例656『構造用合板釘のめり込み』
構造用面材こんにちは住宅検査カノムの長井です。 来月末あたり事務所を移転する予定です。 わずか1.5KMの移動。 今の事務所は4年目。雑然とした暗いエントランス。 窮屈な仕事場、打ち合わせスペースの解消が目的です。 正月にふと思い立ち、ダメもとで不動産屋へ連絡を入れたら とんとん話が進みました。 詳細はまたご案内します。 ■(1)今回の事例... -
間違った認識
住宅紛争細かなもめごとも多く寄せられます。 その中には瑕疵に対し、お互いが間違った認識をして もめているケースがあります。 いろいろ説明をしていくと、納得していただけます。 例えば、基礎のひび割れ。 躯体の耐久性などに影響を及ぼすひびもありますが、 放っておいても問題のないひび割れもあります。 業者側に正しい知識があれば、早期に解... -
事例655『高力ボルトの不備』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 施主さんが撮影した写真をチェックする機会がある。 証拠として使える撮影のポイントは、 ・おかしいと思った箇所は、近寄って撮影する。 ・寸法で瑕疵を表したいものは スケールをあてて撮影する。 細かいことを言い出したらきりがないですが この2つは重要です。 ■(1)今回の事例_____... -
我が家の湿度
結露冬場は結露に悩む家が多い。我が家は過乾燥気味。夜、湿度が上がってもこれくらい。もちろん結露はなし。加湿器は全く役に立ちません。湿度が低い理由は、調湿する仕上げ、断熱材。24時間換気の法律施行前の家ですが、3種換気は付いてます。ただ、あまり換気は機能してないと思います。結露対策は複雑です。あらゆる面から検証しないといけま... -
マンション偽装事件
住宅紛争瑕疵検査に行く途中です。フライデーの住友不動産の記事。札幌市役所の対応に疑問を投げかけています。役所は市民の味方と思っている方が多い。欠陥住宅を掴んでしまい、役所へ駆け込む人が多いが、解決した話を聞いたことがない。行政が厳しく線引きしだしたら、建築業界は大混乱する。見て見ぬふりして、バランスを取っているのが現状です... -
事例654『石膏ボードの種類が違う』
防火こんにちは住宅検査カノムの長井です。 朝一番は紛争現場の打ち合わせ。 そこまでは1時間半かかりました。 次の現場はそこから2時間かけて移動。 これだけ移動が多いと、車に乗っている時間が 長く感じます。 ■(1)今回の事例_________ 「石膏ボードの種類が違う」 _________________ ◆写真解説 天井の石... -
消費税脱税事件
業者情報今日、最後に行った現場は山の中。 愛知県でも、まだ雪が残っている町があります。 「名古屋の不動産会社の社長。 消費税の脱税容疑で逮捕」のニュース。 今朝の中日新聞では名前が出ていなく、 たぶんあそこだろうと想像していたら 予想どおりでした。 (ピンと来たのが、この会社でした) 普段の行いが、家づくりにも出ます。 以前、裁判中... -
最近多い問題
躯体構造最近、2階床の傾斜の問題が多い。 1Mで9mmの傾斜 原因のほとんどは、無理な間取りと骨組の計画ミス。 木造住宅の場合、躯体の詳細は下請けに丸投げが多い。 躯体工場の担当者も構造に精通しているとは限らない。 ノーチェックのまま、躯体の構成が決められ 現場が完成してしまう家がほとんどです。 先日、検査にいった現場も、プレカッ... -
事例653『梁の穴あけ』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 次から次へと新たな問題が舞い込んできます。 最近は、大きな問題はないのに、もめている事例も 増えているような気がします。 そんな事例に限って、落としどころが難しいです。 ■(1)今回の事例________ 「梁の穴あけ」 ________________ ◆写真解説 2×4の梁の中央部。... -
曲った壁
検査業務壁の下の方が曲がっている。ボードの下部を止める下地が悪い。忙しくなると、手の悪い職人でも頼まないといけない。当然、やり直しです。 -
隣の目線
その他全く窓の位置を意識してない分譲住宅。検査した家の窓からは、隣のバルコニーと窓が近接し、丸見え。田舎の一軒家じゃないんだから、少し考慮すればと思いました。使いやすさ、住みやすさは、工夫しだいで何とでもなります。 -
事例652『基礎の穴』
ブログこんにちは住宅検査カノムの長井です。 名古屋も雪が積もっています。 今日は一宮、岐阜方面へ向かいます。 早めに出かける予定です。 ■(1)今回の事例________ 「基礎の穴」 ________________ ◆写真解説 基礎の大きな穴。コンクリート打設時にできたもので 詳細な原因は不明。 埋め戻される前に発見。 ◆内容説... -
見苦しい反論
住宅紛争このところ、紛争中の相手からの反論がまとめて届いている。 反論の内容もそれぞれ。 ブランド意識が高い会社ほど上手に反論してきます。 会社のイメージを大事にしているのでしょう。 それとは反対に、乱暴かつ、でたらめで 自分勝手な反論をする会社もある。 ある相手側の建築士は、業界の人脈を使い 私に圧力をかけようとした。 私が会う...