長井のブログ
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事例647『マンション床組の不備』
その他こんにちは住宅検査カノムの長井です。 会社の近くの現場。 基礎工事の職人さんが懐中電灯をつけ 20時過ぎでも仕事をしてました。 今の忙しさは異常ですね。 ■(1)今回の事例_________ 「マンション床組の不備」 _________________ ◆写真解説 マンションの床組。 部分的に木を組み合わせ、支えている。 接... -
住宅紛争 無料相談窓口
住宅紛争公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター の住まいダイヤルへ寄せられた相談件数。 24年度は2万件もあったそうです。 最近、新聞でもこの相談窓口の広告をよく目にします。 また新築入居後、ダイレクトメールも届くようです。 紛争を掘り起こしているみたいで、 建築業者にとっては、迷惑な話でしょう。 -
大嘘つき業者
住宅紛争欠陥住宅検査で、構造の計算ミスを指摘した。 業者からの回答は、 「弊社は間違っていない、何人かの建築士に聞いたけど 間違っているのはカノムだ」と言ってきた。 根拠も示さず、数が多い方が正しいということ主張し 施主を信じ込ませようとしたようです。 指摘した部分は、計算式に入力する係数など。 私が間違っているとすると、 木造の... -
多湿の家
結露今朝1番で検査に伺った家。 室内の湿度が80%超。 ペアガラスの窓も結露してました。 この家は、高気密、高断熱の家。 高気密、高断熱の家のイメージは 結露を起こさないイメージがありますが、 実は結露で悩んで見える方が大勢見えます。 結露の原因は、室内の水蒸気が排出されず 蓄積するような構造になっています。 24H換気はあります... -
事例646『金属製笠木の省略』
雨漏りこんにちは住宅検査カノムの長井です。 裁判中の事件での建築士チェンジ依頼が最近多い。 普通に設計の仕事をしていれば 争いごとに深く関わりたくない気持ちは理解できます。 ただ、途中で投げ出すくらいなら 最初から断っておけば良いのにと思います。 ■(1)今回の事例_________ 「金属製笠木の省略」 ____________... -
非破壊で厚みを測る
検査業務特殊機材を使っての裁判の証拠出し。 今日は、破壊しないと確認できない 角形の鉄骨柱の厚みを現地で測りました。 費用をかけて調査し、予想より厚く、頑丈であれば 費用は無駄になる可能性が高い。 今回は、予想していたより薄かったです。 これから結果を検討し、どれだけ危険かを書類にします。 -
ネット上の業者の評判
業者情報今日は珍しく現場検査ゼロ。 その代わり、打ち合わせが朝から5件。 合間の休憩が全くないくらい 次々予定を組んだため、非常に疲れました。 最近は、小さな地元工務店でもネット上で 評判を書き込みされるようです。 業者から聞いた話ですが、 築数年の家。保証切れの内容で、有償修理だと言ったら 悪口を書かれた。 プランニングで、お客さ... -
事例645『木製サッシの結露』
結露こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日の日経新聞夕刊の一面は 「建設費上昇 影響広がる」 鉄筋、型枠合板などはこの1年で約30%も 上がっているようです。 一部、資材も不足しているようですし 全般に価格が高騰傾向です。 ■(1)今回の事例_________ 「木製サッシの結露」 __________________ ... -
突貫工事が増えています
検査業務今日構造検査に行った現場。 木造2階建てで、延べ床面積が200坪超。 たった1人しか大工さんがいないのに、3月末完成です。 通常の2倍の早さで仕事しても 間に合うかどうか分からない。 大工さんは、応援を探しているようですが、 今、暇な大工さんはどこにも居ないようです。 こんな状況の現場があちこちにあるようです。 急いでいる... -
真冬でも寒くない。
断熱材冬場バイクに乗ると、体感気温は-10℃を切ることもあります。 そんな中、このジャケットを着ると、真冬でも寒くありません。 手足だけは寒いですが、昼間は上半身、汗をかくこともあります。 上着の素材はゴアテックス。 防水、防風性はあるのに透湿性もある。 中はダウンジャケット。このセットで売られています。 この組み合わせは家の断... -
事例644『床暖房の水漏れ』
設備こんにちは住宅検査カノムの長井です。 火曜日から今日までの4日間、 検査が非常に混み合い、早朝から夜まで現場でした。 さすがに4日も続くと疲れます。 ■(1)今回の事例_________ 「床暖房の水漏れ」 __________________ ◆写真解説 床暖房の水漏れ。 フローリングや下地合板が濡れ、一部が腐朽した。... -
消費税駆け込み受注の反動
その他ある住宅メーカーが受注状況を公開しています。 前年同月比だけの数字ですが、 消費税の駆け込みが明快に分かります。 8月 145% 9月 191% 10月 48% 11月 55% 12月 60% 今春以降、現場は暇になるでしょう。 暇になると、買う側が強くなります。 次の消費税UPの駆け込みが始まるまで、 家の買い時かもしれませ... -
事例643『打ち継ぎ部のジャンカ』
コンクリート、かぶりこんにちは住宅検査カノムの長井です。 今週から現場が本格的に動き出したようで、 週末まで、検査予定が一杯になりました。 急な依頼や変更も多く、 スケジュール管理に苦労しています。 ■(1)今回の事例________ 「打ち継ぎ部のジャンカ」 _________________ ◆写真解説 基礎打ち継ぎ部のジャンカ。 この箇所... -
中古マンション、住宅、購入時のチェックポイント
その他事務所の大家さんの猫。 冬場は風のない所で、ひなたぼっこ。 中古マンション、住宅の購入も増えているようです。 購入時のチェックポイントとして、 施工業者の責任がある築20年までの物件であれば、 施工業者の存在をチェックした方がよいです。 10年くらい前を中心に結構、業者が倒産しています。 また、今存在していても、民事再生後... -
欠陥住宅を買わないための、消費者が自らチェックできる方法2
ブログ1月8日の続き。 約14年前、住宅においても地盤調査が義務づけられたため 最近の新築物件は、地盤沈下が激減している。 そのため、床の水平をチェックした方が良いのは 築10年以上の中古住宅。 ただし、築年数に関係なく、2階床の傾斜の問題は 案外多いため、新築でも水平をチェックした方が安心です。 我々プロはレーザーレベルを使っ... -
事例642『屋根材の継ぎ手』
雨漏りこんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日は寒いですね。 午前中に行った現場2件とも、 水たまりが凍っていました。 この時期のコンクリート打ちは、 気温に気をつけないといけません。 ■(1)今回の事例_________ 「屋根材の継ぎ手」 __________________ ◆写真解説 ガルバニウムの屋根材。 長さを間違えて... -
動画による実名を出した告白
業者情報TV局に頼らなくても、簡単に動画が発信できる。 場合によっては、その情報が拡散する。 建築業者がこれを見たら、怖くなるでしょう。 建築関係者の皆さん。 今の時代、こういうのも「あり」と認識し、 品質確保を疎かにしてはいけません。 -
欠陥住宅を買わないための、消費者が自らチェックできる方法
その他欠陥住宅を買わないための、 消費者が自らチェックできる方法について、 メディア関係の方から訪ねられました。 その答えをまとめると、 一つ目は、「まず、仕上げをチェックする」 細かく見るのが面倒なら、大工さんの腕の良し悪しが 分かりやすい、玄関、階段をチェックすると良い。 見えるところの仕事が雑であれば、隠れている構造などは... -
事例641『基礎断熱材未施工』
断熱材こんにちは住宅検査カノムの長井です。 普段なかなか休みが取れないため 年末年始はたくさん遊びました。 体の疲れは残っていませんが、筋肉痛が少し残っています。 今年は運動不足解消を心がけたいと思います。 ■(1)今回の事例________ 「基礎断熱材未施工」 _________________ ◆写真解説 人通口部で段差に... -
職人の違いで品質は変わる
検査業務今年初の検査に行ってきました。 (写真は現場イメージです) 今日検査したメーカーは、11月にも別の現場検査に入りました。 2つの現場の出来は、かなり違いがあります。 基礎は前の現場の方が良い。 大工工事と外壁工事は今日見た現場が良い。 品質の統一化は難しい。 やはり、職人によって左右されると改めて思いました。