長井のブログ
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事例639『基礎の位置ずれ』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 建築資材が不足しているようです。 物によっては在庫が無く、数週間待ち。 これから3月までこのような状況が続くでしょう。 ■(1)今回の事例________ 「基礎の位置ずれ」 _________________ ◆写真解説 約10CM、基礎屋さんが位置を間違えて施工した。 このあと、基... -
省エネ対策等級4でも暖かくない
断熱材伊勢市に向かう途中。今のところ、道路は空いています。省エネ対策等級4にしたのに寒い。という相談をよく受けます。断熱材の性能が良くても、隙間風が入る。トレードオフを使い断熱材の性能を落としていることなどが原因です。省エネ対策等級の施工規準に、気密のことはあまり記載がありませんが、後からできない部分だけに、工事中、気密に... -
基礎が補修だらけ
コンクリート、かぶり完成時の検査で床下をチェック。ベタ基礎のスラブに補修跡がたくさん。これは、ヒビ割れを補修したものと思われます。かえって目立ちますが、ヒビを放置するよりはましです。コンクリート打設で手を抜くとヒビは入りやすいです。 -
事例638『大引きの欠損』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日完成の検査に行った現場。 職人さんが立ち会いました。 以前から何度か弊社に指摘を受けているようで、 今回は、自主検査をして完璧ですと 最初に自己申告がありました。 他者評価があることで、職人の気持ちも引き締まるようです。 ■(1)今回の事例________ 「大引きの欠損」 ____... -
火事
防火今、事務所前の家が火事。私はぎりぎり、駐車場に入れましたが、スタッフは足止めくらってます。凄い勢いで燃えてます。木造住宅の防火対策の重要性を感じます。 -
事例637『アンカーボルト位置の不備』
アンカーボルトこんにちは住宅検査カノムの長井です。 冬至近くなり、日が落ちるのが早いです。 そんな時期なのに夕方5時からとかに 検査依頼をしてくる現場があります。 やはり今年は、異常なくらい現場は忙しいのでしょう。 ■(1)今回の事例__________ 「アンカーボルト位置の不備」 __________________ ◆写真解説 ... -
木造3階が危ない
検査業務木造3階の家を、今月はすでに3件検査しました。 それ以前に検査した家を含め、 全ての家で、準耐火構造の不適合施工が見つかっています。 国土交通省が公表している不適合施工は 法律条文に完全に合致するものだけ。 検査をすれば、それ以外の指摘もかなりの数出ます。 マスコミが騒がないので、食品表示偽装のように、 連鎖はしないでしょ... -
さんまのスーパーからくりTV
その他今日、検査に行った現場。いろいろ、欠陥がありました。(今朝6時半頃、撮影)明日放送、さんまのスーパーからくりTVに欠陥写真を提供しました。バラエティーに欠陥住宅。どんな内容かは、放送を見てください。 -
事例636『防火基準 不適合』
防火こんにちは住宅検査カノムの長井です。 裁判中の現場、相手弁護士からの反論に対し 再反論する書類を書いています。 「基礎に鉄筋は要らない」 こんな内容にまでいちいち反論しないといけないのは 時間の無駄です。 ■(1)今回の事例________ 「防火基準 不適合」 _______________ ◆写真解説 木造3階、準耐火... -
事務所いらない?
検査業務昼、伊勢。2時から愛知県蟹江市。夕方、京都。移動ばかりの一日でした。週末は、東京の現場です。 -
塗り厚の手抜きを防ぐ
仕上げ岐阜県恵那市へ行く車の中で書いています。 外壁のモルタル厚さが薄い現場が多い。 先月も規定の半分しか塗られていない現場を発見。 手間はそんなに変わらないので 材料を浮かし、利益を得るためにやっているのでしょう。 現在、新築検査で見ている現場は、 きちんと厚みを確保できるように、 最低塗り厚さの長さがある部材を、施工前に取り... -
事例635『梁の穴あけ間違い多数』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 設計事務所の登録更新を忘れるところでした。 期限まで10日ほど、何とか間に合います。 更新のハガキなどは来ません。 運転免許のゴールド免許と同じ5年更新なので、 忘れる人も多いのでは。 ■(1)今回の事例________ 「梁の穴あけ間違い多数」 ________________ ◆写... -
省エネの家のはずが
断熱材「省エネ対策等級4」仕様にすれば 高断熱で、省エネになると期待します。 現在、この仕様を選択しているのに、 床、壁、天井共に、基準よりかなり薄い断熱材を 使われた家の検査報告書を書いています。 長期優良住宅を申請しても、図面審査だけで、 断熱材に対する現場チェックはありません。 せっかく断熱性を期待したのに この冬、いきな... -
欠陥事例が役立っている
その他最近、床下に入りすぎて肩の痛みが取れません。 今日は2件続けて床下に入りました。 (今日発見した 蟻道) ウッドフレンズのニュース以降、 ブログの1日あたりのアクセスが1000増えました。 以前は週2回だったブログをほぼ毎日書き出して、3,4年経つでしょうか。 毎日、ネタに困ることはありません。 欠陥事例も630例を超えま... -
事例634『基礎断熱材の欠損』
断熱材こんにちは住宅検査カノムの長井です。 ヤマダ電機がローコスト住宅へ参入。 本業が不振なためでしょうか。 ローコストメーカーの社員を見ていると 疲弊しているように見えます。 ギリギリのコストだから 会社はミスを許さないし、人件費抑制のため 受け持つ仕事も多いからでしょうか。 品質面においても、これ以上の価格破壊は好ましくない... -
シロアリ被害に対する業者の考え
住宅紛争昨日の続き。 弊社の報告書を強く否認しないといけない ひとつに「シロアリ被害」がある。 この家はリフォーム済みの中古住宅。 業者はシロアリ被害を隠して売った。 こちらは、食害がひどい部材の交換と シロアリが再発しないような根本的な修補を 求めているのに対し、 相手側は、駆除してシロアリがいなくなれば 瑕疵ではないという反論を... -
中立性、信頼性とは
住宅紛争欠陥住宅裁判の相手側からの準備書面で毎回書かれること。 原告は、甲4(検査報告書)を中立な専門家による検査結果であると 主張しているが、下記のように、カノムの中立性、調査、報告書内容の 信頼性は極めて疑わしい。 まずは、私の書いた報告書を攻撃して 否定するところから始まります。 相手に不利な瑕疵について書いてある以上、 厳... -
事例633『サッシ枠からの漏水』
雨漏りこんにちは住宅検査カノムの長井です。 今月も多くの予約を頂き、12月入ってまだ3日ですが 12月中旬過ぎまでの現場予定が埋まりました。 よって、これ以降の欠陥検査は、書類の完成が来年になります。 また、時間がかかる裁判書類の作成も これから依頼いただく分は、書類の納期は来年です。 新築工事中の検査だけは、随時工程に合わせ動き... -
今日も帰りが遅くなります。
検査業務11月は休みなしでした。たくさんの検査依頼に感謝です。今日も欠陥検査。今さっき終わって帰るところです。ちょっと遠方なので時間がかかります。指摘がたくさんありました。調べて何にもないなんて、めったにありません。話し合いで解決できるといいですが。 -
検査代金
検査業務今度欠陥検査に行く業者の社長から 「おたくの検査代金は高い。 その辺の建築士に頼めば6,7万円でやってくれる」 と言われた。 この人は検査料を自社で持つ代わりに 検査が緩い人か、弊社に金額を下げさせ、 見る箇所を限定しようとしていたと思います。 道具をほとんど待たずに検査に来るNPO組織が実際に存在します。 安くすれば当然...