長井のブログ
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欠陥事例が役立っている
その他最近、床下に入りすぎて肩の痛みが取れません。 今日は2件続けて床下に入りました。 (今日発見した 蟻道) ウッドフレンズのニュース以降、 ブログの1日あたりのアクセスが1000増えました。 以前は週2回だったブログをほぼ毎日書き出して、3,4年経つでしょうか。 毎日、ネタに困ることはありません。 欠陥事例も630例を超えま... -
事例634『基礎断熱材の欠損』
断熱材こんにちは住宅検査カノムの長井です。 ヤマダ電機がローコスト住宅へ参入。 本業が不振なためでしょうか。 ローコストメーカーの社員を見ていると 疲弊しているように見えます。 ギリギリのコストだから 会社はミスを許さないし、人件費抑制のため 受け持つ仕事も多いからでしょうか。 品質面においても、これ以上の価格破壊は好ましくない... -
シロアリ被害に対する業者の考え
住宅紛争昨日の続き。 弊社の報告書を強く否認しないといけない ひとつに「シロアリ被害」がある。 この家はリフォーム済みの中古住宅。 業者はシロアリ被害を隠して売った。 こちらは、食害がひどい部材の交換と シロアリが再発しないような根本的な修補を 求めているのに対し、 相手側は、駆除してシロアリがいなくなれば 瑕疵ではないという反論を... -
中立性、信頼性とは
住宅紛争欠陥住宅裁判の相手側からの準備書面で毎回書かれること。 原告は、甲4(検査報告書)を中立な専門家による検査結果であると 主張しているが、下記のように、カノムの中立性、調査、報告書内容の 信頼性は極めて疑わしい。 まずは、私の書いた報告書を攻撃して 否定するところから始まります。 相手に不利な瑕疵について書いてある以上、 厳... -
事例633『サッシ枠からの漏水』
雨漏りこんにちは住宅検査カノムの長井です。 今月も多くの予約を頂き、12月入ってまだ3日ですが 12月中旬過ぎまでの現場予定が埋まりました。 よって、これ以降の欠陥検査は、書類の完成が来年になります。 また、時間がかかる裁判書類の作成も これから依頼いただく分は、書類の納期は来年です。 新築工事中の検査だけは、随時工程に合わせ動き... -
今日も帰りが遅くなります。
検査業務11月は休みなしでした。たくさんの検査依頼に感謝です。今日も欠陥検査。今さっき終わって帰るところです。ちょっと遠方なので時間がかかります。指摘がたくさんありました。調べて何にもないなんて、めったにありません。話し合いで解決できるといいですが。 -
検査代金
検査業務今度欠陥検査に行く業者の社長から 「おたくの検査代金は高い。 その辺の建築士に頼めば6,7万円でやってくれる」 と言われた。 この人は検査料を自社で持つ代わりに 検査が緩い人か、弊社に金額を下げさせ、 見る箇所を限定しようとしていたと思います。 道具をほとんど待たずに検査に来るNPO組織が実際に存在します。 安くすれば当然... -
事例632『窓まわりの防水不備』
雨漏りこんにちは住宅検査カノムの長井です。 躯体組のやり直しを指示した現場があります。 それに対し業者の担当者は、 「弊社では普通で、問題がないレベル」と言いました。 低レベルの品質に慣れてしまっているんでしょう。 お客のリピートがほとんどない業界。 契約することだけに一生懸命です。 ■(1)今回の事例________ 「窓まわり... -
ウッドフレンズの話
業者情報今日の移動距離は約400KM。 最終、弁護士事務所で打ち合わせをして 19時に事務所に戻り、一息つけたのが21時過ぎ。 移動中、仕事していなかったら、日付が変わるまで バタバタしているでしょう。 明日も早朝に家を出て、遠くの現場へ行きます。 昨日のウッドフレンズの内容は、普段の3倍くらいアクセスがありました。 この会社の情報を少... -
ウッドフレンズ不適合施工
業者情報今年2月に検査したウッドフレンズ(名古屋市、上場企業)の 現場の記事が、今朝の中日新聞に載っていました。 詳細はhttp://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000443.html 準防火地域に建つ、木造3階建ての防火に関する施工ミスで 昨年指摘を受けたアキュラホームと同じような内容。 アキュラホームは自ら国土交通省に届け出たのに対... -
事例631『偽 2×4』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 当社が検査に入る予定があると、 業者は、どんな会社だろうと 隅々までホームページやブログを見るようです。 きちんと普段から施工していれば 検査を恐れることはありません。 検査で大きな指摘が出ない現場もあります。 ■(1)今回の事例________ 「偽 2×4」 _____________... -
日々の検査業務
検査業務昨日は名古屋から400KM先の現場へ行ってきました。 検査道具が多いので、車での移動。 往復800KMも車に乗っていると、車にあきます。 (昨晩、愛知県に入るところで大渋滞) 今日は検査3件に打ち合わせ1件。 明日は検査4件。 週末は、また遠方の予定が入っています。 現場ばかり出ていると、事務作業ができません。 今週は、いろいろ締め切り... -
業者の言い訳
住宅紛争欠陥検査報告書に対する業者の回答が来た。 金物の施工がないなど、重大な構造欠陥について 図面や工事写真で証明することなく、 「中間検査」、「瑕疵保険の検査」は合格しているから 瑕疵はないと反論してきた。 (構造金物:本文とは別の現場の写真) 国の認定機関が行う検査、 素人なら「ハイそうなんですか」と納得するかもしれませんが... -
事例630『界壁の不備』
防火こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日から3日間は連続して遠い現場へ行きます。 祝日+土日。紅葉シーズンなので 渋滞は避けられないでしょう。 ■(1)今回の事例_________ 「界壁の不備」 _________________ ◆写真解説 共同住宅の界壁。 防火、防音のため、屋根まで石膏ボードを 2重に張らないとい... -
長期化している裁判
住宅紛争名古屋高裁で行っている欠陥住宅裁判。 私が現在受け持っている中では、二番目に期間が長い。 地裁判決を覆すため、相手は必死で 意味がないことなどを言ってきています。 それに答えるため、こちらも時間を取られるので、 いい加減にして欲しいです。 それにしても相手はしぶとい。 ここまで長引くとは予想していませんでした。 1日も早く... -
現場品質、工事体制
業者情報日経新聞の朝刊の連載 「私の履歴書」。 現在は、積水ハウス会長兼CEOの和田勇さんです。 今日で19日目でしょうか。 品質や工事体制について、多くを語っている印象があります。 品質や工事体制は、多くの住宅メーカーが苦労しています。 特に今は職人不足なので余計でしょう。 年間数百件建てているメーカーがあります。 検査に何度か... -
事例629『梁、柱のカビ』
結露こんにちは住宅検査カノムの長井です。 あるNPOの検査組織が検査した 報告書を見させていただきました。 実務をやってない建築士が検査したようで、 知識不足をさらけ出す内容でした。 材料、基準などは変化していきます。 実務をしていないと分からないでしょう。 ■(1)今回の事例________ 「梁、柱のカビ」 ________... -
2階床の結露
結露寒くなると結露の相談が増えます。 その中で、意外と多い内容が、 「2階のフローリングの上に布団を敷いて寝ると、床が結露する」 これは水蒸気がふとんを通過し、 冷たいフローリング面で結露を起こしています。 2階床が冷たい理由は、1階の壁下などから 外気が1階天井裏へ入るためです。 (1階の壁下、大きな隙間) 長期優良住宅を申請し、... -
ファイバースコープ
検査業務午前中は欠陥検査の書類を書いていました。 午後からは現場に出ます。 このところファイバースコープを使う機会が増えています。 見る箇所によっては全然、役に立たず 意外と期待外れの道具ですが、たまに重宝します。 最近は安いものですと1万円台で買えます。 誰でも気軽に買えますが、コンセントやダウンライトを 外す際は、十分注意して... -
事例628『鉄筋の露出』
コンクリート、かぶりこんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日は5件の現場を検査しました。 そのうちの1件で、大工の重大な手抜きを発見。 話をしてみると、故意ではなく無知からの施工でした。 そこは、あとから見えなくなる箇所。 今日指摘しなければ、そのまま完成していたでしょう。 ■(1)今回の事例__________ 「鉄筋の露出」 _______...