長井のブログ
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事例612『土台の不備』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 明日からまた3連休。 このところ、時間に余裕が無いので、 現場予定をできるだけ入れないで、 書類など、まとめて片付けようと思います。 ■(1)今回の事例________ 「土台の不備」 ________________ ◆写真解説 120mmの材料が入るところ、90mmを入れてしまった。 ... -
戦いにくい裁判
住宅紛争これから裁判が始まる欠陥住宅の紛争。 業者側によく知っている弁護士が付いた。 これは、やりにくくて仕方がない。 欠陥住宅の訴訟を起こす方は、会社経営者や 開業医さん多く、これらの方は顧問弁護士がいたり、 会合等の仲間で弁護士の友人がいたりする。 そのため、新たな紛争でお客さんを通じ、 年間5人くらいは弁護士と知り合いになる... -
事例611『鉄筋相互のあき不足』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今回の台風は、突風、浸水など 多くの家屋に被害が出ました。 浸水しそうになったら家が持ち上がる装置。 竜巻でも壊れない屋根、壁、雨戸などの 自然災害対策が今後、いろいろ出てくることを願います。 ■(1)今回の事例________ 「鉄筋相互のあき不足」 ________________ ... -
久しぶり現場へ出ませんでした
検査業務今朝、愛知県豊橋市に台風が上陸。 さすがに今日は現場に出ませんでした。 現在、欠陥住宅検査の書類作成がいくつかたまっているので 事務所に居る時間が取れてよかったですが、 今月買い替えようと思っているパソコンとネットワーク ハードディスクの機種を決めるのに結構、時間を取られました。 パソコンは自由にカスタマイズできる機種が... -
細かなものを見落とさない方法
検査業務検査でボルトの緩みなど、細かなものを見落とさないための具体的な方法を7月から考えていました。実際、数をこなし、いろいろ試しているうちにこれだという方法に至りました。それは、1ヶ所について、いろいろ見ない。 例えば、移動を最小限にとどめるため、筋交い金物と柱の金物を同時に見て、ついでに床の釘、梁の金物を見てではなく。 筋... -
事例610『基礎断熱材 剥離』
断熱材こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日は午後から欠陥住宅の裁判。 今回、私の役割が重要なため、 集中して取り掛かろうと思います。 ■(1)今回の事例_________ 「基礎断熱材 剥離」 _________________ ◆写真解説 ガス屋さんが基礎断熱材を剥がし、そのまま放置。 その箇所で冬場結露を起こし、 付... -
サイディングの隙間
雨漏り先日、雨漏りの原因を特定するために、 サイディングをはがした。 意外にもサイディングのジョイントの隙間が広い箇所から 雨が通気層に入っていました。 (↑ジョイントの隙間) 昨日検査に行った現場は、10ヶ所くらい 隙間が広かった。 下地の防水が悪く、雨漏りしている以外、 全て仕上がってからやり直すことは困難。 隙間なく張らせる... -
耐震強度不足を見落とした検査機関
その他指定確認検査機関の日本ERIと 横浜市のマンション住人の和解が成立。 解決金は6億6500万円。 マンションは当時に比べ審査が厳密になっていますし 今後、この例から検査機関も気をつけるでしょう。 住宅の場合は、戸数が多いのでいちいち細かく見ていられない。 長期優良住宅の申請で添付する耐震等級計算は 強度不足しているにも関わらず、審... -
事例609『基礎のズレ』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今朝、羽島市IC近くの市道を走っていたら 鳩がフロントガラスにぶつかった。 高速道路の走行が多いので、1年に1回は 飛び石でフロントガラスが割れます。 鳩がどうなったか分かりませんが 今回ガラスが割れず、良かったです。 ■(1)今回の事例______ 「基礎のズレ」 ____________... -
欠陥住宅の原因
検査業務昨日、今日、長野県に居ました。 名古屋との気温差は5℃以上。肌寒く、秋を感じました。 欠陥住宅の発生理由のほとんどは、業者の知識不足です。 悪意は無く、これでいいと思って施工しているものが間違っている。 専門雑誌を講読する、講習会に出るなど 法改正や基準は自ら情報を得ないと得られません。 ですから、私のような者が検査に入り... -
最近の検査
検査業務長野県駒ヶ根市からの帰りです。 明日も同じ方面で検査があるため、2日続けて 中央道を走らないといけません。 先月検査した現場。重大な欠陥が多く、修補も大変なため、 業者側が契約解除に応じました。 無事問題が片付くと、こちらもうれしいです。 最近、この家以外に、建売の完成検査に入り 2件、大補修工事をさせました。 新築検査で... -
事例608『サイディングの施工不備』
仕上げこんにちは住宅検査カノムの長井です。 ある地方の裁判所。 明らかな法違反を容認する調停委員がいるため 無駄に私が動かないといけません。 今日も本来は書かなくてもいい 意見書の作成に追われています。 ■(1)今回の事例_________ 「サイディングの施工不備」 _________________ ◆写真解説 サイディ... -
LEDバッテリーライト
検査業務検査用のLEDバッテリーライトを新たに購入。 今まではコード付きの蛍光灯と、小型LEDスポットを使ってました。 一番容量の大きなバッテリーを組み合わせ、 HIで9時間。LOで22時間点灯します。 かなりの明るさなのに、長時間充電なしで 稼動するのは助かります。 (地元の会社 マキタ製 愛知県安城市) これなら、仕上げ検査で室内が暗... -
豪雨で大渋滞にはまりました
検査業務愛知県に豪雨が降った時、稲沢市の現場に居ました。 次に一宮市の現場へ移動する際、 あちこちで道路が冠水してましたが、何とか現場へ到着。 検査を終え、事務所へ帰る時は大渋滞。 普段、40分くらいで帰れますが、今日は2時間もかかりました。 -
事例607『基礎内に雨水が浸入』
雨漏りこんにちは住宅検査カノムの長井です。 先週の木、金曜日。 「欠陥住宅」というキーワードの検索が 普段の数倍に跳ね上がりました。 個人レベルで操作できる数ではなく、 何があったのかは不明です。 弊社はこのキーワードに広告を出しているため 普段の20倍くらい課金されてしまいました。 ■(1)今回の事例_________ 「基礎内に... -
職人さんからよく受ける質問
その他建築業界においても下請の立場は弱い。 欠陥などの責任も全て下請がかぶるケースが多い。 最近、職人さんからこんな質問をよく受けます。 ・どんなことに気をつけたらいいのか ・基準や誤差の範囲を教えて欲しい ・ミスした場合の補修方法 クレーム防止から品質についての意識が強くなっているようです。 とてもいいことだと思います。 現場... -
皆が分からないと、さじを投げた雨漏り
雨漏りいろんな業者が検査し、原因が未だに分からない家の 雨漏り検査に行きました。 (写真は今回の内容と関係ありません) 一般的に漏れやすい箇所は、すでに調べ尽くされています。 こういったケースでは、常識では考えられない箇所を 疑う必要があります。 ここではと思う箇所があり、 そこへ水をかけたら、やはりダダ漏れ。 他にも気になる箇... -
事例606『天井断熱材の乱れ』
断熱材こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日、携帯電話に営業電話がかかってきた。 ホームページに休日対応用に記載してあるのを見て かけてきたようです。 携帯に営業電話をかける心理が理解できません。 ほとんどの人が怒ると思います。 ■(1)今回の事例_________ 「天井断熱材の乱れ」 _________________ ... -
指摘が多すぎる現場
検査業務ある有名メーカーの現場。 構造検査に行ったら、20ヶ所を越える不具合箇所を発見。 全て直し終わるのに、大工さん2人で2時間もかかってしまった。 社内検査、瑕疵保証検査は前日に済んでいるのに、 この状態はあきれます。 このメーカー、欠陥住宅の割合が高いことで有名です。 いつまでこんな状態を続けるつもりなんでしょうか。 -
職人不足の弊害
検査業務新築完成検査で撮影した写真。 ドア枠の下部、継いだあとがある。 大工さんが勘違いしてカットしたようですが、 この状態で引き渡されても OKするお客さんはいないでしょう。 これ以外にも、フロアーの隙間、穴、サッシへこみ など指摘が多数。数にして約400ヶ。 職人不足で、普段は依頼しない腕の悪い大工さんを 入れてしまったようです。