長井のブログ
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壁はもろい
その他建築家にとって大事な右手を骨折している今井さん。 http://imaiarchi.com/index.html 石膏ボードの壁を、拳で打ち抜くつもりが、 ちょうど柱の位置を突いてしまい、手の骨を折ったようです。 (普段から何かとユニークな人です) 内壁は、衝撃を想定していません。 そのため、コンクリート住宅以外の壁は空洞で、 表面の石膏ボードはもろく... -
事例573『断熱材 欠損』
断熱材こんにちは住宅検査カノムの長井です。 ◆GW後半の休みのご案内 3日~6日・・・休みです。 ただ、6日は次の日の準備があるので、 午後は少し事務所に出ます。 ■(1)今回の事例_________ 「断熱材 欠損」 _________________ ◆写真解説 写真は換気パイプまわりの断熱欠損。 高性能グラスウールは防湿シート... -
傾いた家を黙って売る
検査業務この3連休は休みなしでした。それでも、 先週末から続いた寝不足は解消しました。 今日、検査した中古住宅。最大約3CM傾いていました。 不同沈下は、基礎や躯体の荷重が地面にかかった瞬間から 沈下が始まります。つまり、工事中に大きく傾きます。 この現場も仕上げの変位を見れば、完成時には すでに大きく傾斜していたことが、よく分か... -
1件落着
住宅紛争すでに保証が切れている家。 ダメなのを覚悟で、検査をし、書類を業者へ送りつけた。 一昨日、依頼者からメールで報告がありました。 「書類の内容がきいたようです。業者が補修に応じてくれます」 依頼者自身の交渉で、逃げてばかりだった業者。 事の重大性、危険性を書類に書き、明快にしたことで、 責任を感じ、補修に応じたようです。 世... -
事例572『基礎の切断』
コンクリート、かぶりこんにちは住宅検査カノムの長井です。 GW中に引渡しの現場が多いようで、 完成時の検査が、月末にかけて多いです。 昨日も、屋根裏に入りました。 暑いですが、まだ我慢できる暑さです。 ■(1)今回の事例________ 「基礎の切断」 ________________ ◆写真解説 基礎の一部をあとから切断。 鉄筋の断面が露... -
行政が欠陥確認に来た
検査業務行政による現場監査に立ち会いました。 この家は、私が検査し、基準法違反などを指摘。 施主が行政へ相談したため、確認に来ました。 このあと、監理した建築士に指導が入るでしょう。 愛知県や名古屋市などは指導に積極的です。 建築士の皆さんは、監理業務を怠らないように 気をつけてください。 住宅検査カノムの スマートフォンサイト→こ... -
キンドル購入
その他Kindle Paperwhite を購入しました。 昨日、深夜に帰宅し早速1冊本を購入、 なかなか使いやすいですし、文字も見やすいです。 本は数が多くなると、結構場所を取ります。 今までは、20冊から30冊くらいづつ定期的に処分してました。 捨てられない本は専門書。事務所で結構場所を取るので、 毎年、改定される専門書などが電子書籍化され... -
事例571『サッシからの雨漏り』
雨漏りこんにちは住宅検査カノムの長井です。 昨日は現場検査4件+雑誌記事の打ち合わせなどで ブログを更新できないくらい、夜は時間がありませんでした。 今日も検査3件など、このところ現場予定が混みあっています。 現場予定が忙しいと、書類がたまります。 先週行った瑕疵検査、中古住宅検査などの書類は まだ終わっていません。 ここ2,3... -
忙しくなると品質が下がる
検査業務住宅着工数が増え、職人が不足すると、下記のような理由で 品質が下がるということを言ってきました。 ・職人が納期に追われ、仕事が雑になる。 ・下手な職人でも使わざるえない。 今まで品質が良かったメーカーでも、 最近、雑な工事が目立ち始めています。 (参考画像: アンカーボルトのズレ 本文の内容と関係ない現場です) 今後、決... -
検査に行って、大工仕事
検査業務昨日、中古住宅検査に行った現場は、床下点検口がない。 点検口がないと、床下を確認できません。 すでに、所有権が依頼者へ移っていて、 床も全面張り替えるつもりなので、 穴をあけてよいと言われたため、あけました。 丸ノコを握ったのは、何年ぶりでしょうか、 意外と、きれいにあきました。 これだけのために大工さんを呼んでも 余分に... -
事例570『床合板のカビ』
その他こんにちは住宅検査カノムの長井です。 GWが近づいています。 前半の27日~29日は検査可能です。 ただし、高速道路の渋滞が予想されるので、一部の地域は お断りさせていただいています。 渋滞がひどい地域 ・三重県 四日市から西。(東名阪) ・愛知県 岡崎から東。(東名) その他、名神 一宮IC、一宮JC間を通るルート。 (大垣市方... -
検査判断
検査業務基礎配筋検査での出来事。 瑕疵保険の検査員が明らかに間違っている指摘をしていました。 (写真は内容と関係ありません) その指摘内容は過剰な判断。 耐力がマイナスになることではないので、私は黙っていました。 検査員が帰ったあと、「今までそんなこと言われたことがない」 と基礎屋さんはやや不満気味。 「あれはやらなくてもいい」と... -
床下が湿気ている現場
検査業務昨日、床下に入った瞬間、かなりの湿気を感じた。 強力なくもり止めを塗っている保護めがねもくもった。 奥まで入っていくと、床合板の裏側にカビを発見。 合板の含水率を測ると30%くらいあった。 (通常は15%くらい) 基礎断熱にして床下を密閉する場合は、湿気がこもらないように 機械換気を入れるか、開閉式の換気孔をつけましょう... -
事例569『パンチング アウト』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今週、新たな楽しみができました。 それはこのブログの面白い写真を見ること。 http://ameblo.jp/tosboistudio/ 写真だけ見ていると、ふざけているように見えますが 記事の内容は時々深いです。 坪井さんは今年2月に上場した「買取王国」の元副社長。 今月、会社を辞めてフリーとなり新たなブロ... -
利他的な業者
住宅紛争瑕疵検査で欠陥を指摘した2つの現場。 たまたま相手業者が長年続いている工務店。 対応が正反対だったので紹介します。 A社(創業約100年) 「こんな家を造って恥ずかしい。原因はどうであれ 会社、いや最高責任者である私(社長)が個人的に責任を取ります」 B社(創業約40年) 「下請けのミスであり、責任は施工した下請け会社にある。 訴... -
太陽光発電の将来
その他大手や有名メーカーの新築住宅の屋根には、 かなりの確率でソーラーパネルが設置されている。 自動車充電用のコンセントも付いている家も多くなった。 将来、自然エネルギー発電や電気自動車が主流になる。 私もこの本を読むまでは、そう思ってました。 アメリカの世界戦略に乗って、日本経済は大復活する!/東洋経済新報社 ¥1,575Amazon.co.... -
見えない箇所は手を抜かれやすい
検査業務高所など、普段の目線で見えない箇所は手を抜かれやすい。 写真はキッチンのレンジフード上。 クロスが真っ直ぐ切られていなく、一部で下地が見える。 掃除をする時は見える箇所。 手を抜いていい場所ではありません。 完成時のチェックでは、1Mくらいの脚立があると 高いところもチェックできます。 住宅検査カノムの スマートフォンサイト... -
事例568『アンカーボルト ナット欠落』
アンカーボルトこんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日は移動の多い1日でした。 朝、給油まで300KMもあるから、 今日はガソリンを入れないでいいと思っていたのに 帰りの高速道路で給油ランプが付いた。 満タンで700Km以上走るのに、 週2回は給油しています。 ■(1)今回の事例_________ 「アンカーボルト ナット欠落」 _________... -
真理をねじ曲げる言い分
住宅紛争ある弁護士からの回答書に 「告示に違反しても問題がない」みたいなことが書いてあった。 今まで多くの紛争を行ってきて、そんな話は聞いたことがない。 国土交通省大臣が発する告示は、法律を補完するものです。 国土交通省の担当者へ聞くまでもなく、告示は守らないといけません。 私の仕事の中で、相手の反論や言い訳を聞く時が一番嫌です... -
鉄筋探査の精度
検査業務鉄筋探査は、非破壊で鉄筋の位置や距離、径を調べる機械。 非破壊ゆえに、本当に正常に動いているか気になります。 写真はテストブロック。 作業時に機械が正常に動いているか判断できます。 これで確認すると、いつも誤差なし、もしくは1mmの誤差。 機械の正確さに驚きます。 あとは、使い方が正確であれば、精度が高い検査ができます。 ...