長井のブログ
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事例579『防湿フィルムの破れ』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。 当社は3月決算のため、納税は5月、11月。 今日、銀行に税金を払いに行ったら、 駐車場も入れないくらい超混雑。 窓口でしか払えないので、並ぶしか選択肢はありません。 明日25日が土曜なので、混んでいたようです。 日にちをよく考えて行けば良かったです。 ■(1)今回の事例________ 「防湿... -
自宅の外壁改修
今週から、築10年の自宅の外壁を改修しています。 自宅は外壁の仕上げ材を2種類使っています。 高い方はまだ大丈夫でしたが、安い方の塗料の劣化が激しく 今回まとめて改修をする決心をしました。 足場をかけて新たに気づいた劣化は、 ・樋の退色がかなり進んでいる ・破風(屋根の外周部の部材)のシーリングの切れ ・外壁材の浮き 数ヶ... -
基礎のひび割れを減らす
コンクリートのひび割れを減らすには、 ・生コンの水分を減らす。 ・打設時に余分な水を抜き、きちんと締め固める。 生コンの水分量は指定できます。 下の写真で「水」と記載があるところが、単位水量(kg/m3)。 いろんな文献を読むと、ひび割れを防ぐには174以下が理想のようです。 この写真は170なのでよい。 さらにスランプが15(生... -
事例578『シーリング切れ』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。 昼食等の時間もないくらい、今日は現場予定がぎっしり。 出かける前に自宅で書いています。 ■(1)今回の事例________ 「シーリング切れ」 ________________ ◆写真解説 外壁シーリングの切れ。1,2階のジョイント部。 ここはシーリングが切れやすく、水切りでおさ... -
基礎のトラブル(気泡)
基礎表面の気泡の多さが、もめごとになるケースがある。 実質的な影響はないとしても、素人が見れば、 断面が欠損し、耐力的に弱くなるイメージ。 見た目が悪く、手抜きされた気分になる。 この気泡、コンクリート打設時に手を加えれば、少なく出来ます。 写真のようなドリルで型枠表面をなぞれば、気泡が抜けます。 写真は「ミサワホーム」... -
生コン受け入れ検査
写真は生コンの受け入れ検査。 現場にて、生コン車から生コンを取り、 圧縮試験用のテストピースの製作と、 かたさ(スランプ試験)、空気量、塩分量を検査する。 大手を除くほとんどの業者は実施していません。 最近は大手でも、コストダウンから省略する会社も増えています。 この試験でNGが出ることは稀ですが、 コンクリートの品質を確か... -
事例577『構造用合板 釘の不備』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。 冷暖房を使わない5月と10月は、一番快適な時期です。 しかし、車の中や現場は別。 今の時期、長袖の作業服は暑く、半袖はまだ早い気がするなど、 現場での服装に困ります。 ■(1)今回の事例_________ 「構造用合板 釘の不備」 _________________ ◆写真解説 構造用... -
今でも、法、基準違反を多く指摘しています。
先日検査に行った現場。 細かなところで、基準が守られてない施工がいくつかあった。 (外壁構造用合板の2階床付近のジョイント。 変位の影響を避けるためのクリアランス (基準では6mm以上)が取られていない) 私の指摘を受け、業者は「そんなの言われたことがない」 と反発するケースが多い。 言われたことがないという相手は、 民間検査... -
事例576『外壁通気口欠落』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日の午後、雨漏り調査に行ってきました。 当社へ来る雨漏り依頼は、業者がお手上げの難しいものばかりで、 いつも、検査は緊張します。 今回は、案外早く原因をつかめました。 事務所に戻り、ほっとしています。 ■(1)今回の事例_______ 「外壁通気口欠落」 _______________... -
裁判でのいろいろな苦労
昨日の岩山健一さんのブログ。 http://ameblo.jp/jikenbo100/entry-11529055424.html 書いてあることは、まさにそのとおり。 調停委員や、紛争審査会の専門委員で あきらかに現場知識の少ない人が存在する。 今やっている裁判でも、釘の種類もよく分かってない調停委員がいます。 建築は材料や工法がたくさんあるため、 一級建築士でも知らな... -
市役所職人の細かなチェック
今日も現場予定が多く、バタバタしています。 GW休んだので、連休明けからしばらく休みなしです。 知人の自宅の耐震補強計画を請負い、 市の補助金を申請したいということで、 先日、名古屋市役所へ事前協議に行ってきました。 私は今まで5件くらは、耐震補強工事補助金申請を行いました。 名古屋市に出すのは今回初めて。 30分くらいで終わ... -
事例575『雨漏りによる躯体の腐朽』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。 数学が大の苦手な高校生の娘。 この夏、3つのジャニーズのコンサートや 友達とディズニーランドなどへ行くため、最近、 バイト代やコンサート代、交通費の計算ばかりしている。 計算嫌いだった過去が信じられません。 興味があればやる。実に分かりやすい。 ■(1)今回の事例_________ 「雨... -
ゲンキー元社員不正受領 当社にも誘いがあった。
ドラッグストアチェーンのゲンキー元社員が 7千万不正受領 店舗工事金を水増しという今朝のニュース。 報道によると08年からとあるが、10年前くらい、まだ設計をしていた頃、 私のところにも設計をして欲しいと言う話がきた。 話を持ってきた人は、以前世話になった知人。 金銭不正の内容を聞いたので、やんわり断りました。 簡単にシステム... -
床が傾いた中古住宅の購入判断
中古住宅の検査に行くと、大半の家で床の傾斜を指摘する。 レベル差をミリ単位で記録すると、許容範囲内でも数字が大きく見えるため 少々の傾斜でも驚かれることが多い。 ちなみに、品確法の床の基準は3mの距離で18mm以上のレベル差で 瑕疵の可能性が高いとなっている。 つまり、全体が一様に傾斜している間口10Mの家なら、 端から端... -
事例574『シーリングの穴』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日の午前中、検査に行った現場は、 監督さんが検査予定を忘れていて、現場に来なかった。 別の業者さんは、「明日の検査、予定どおりお願いします」と 電話をかけてきましたが、こちらは聞いてない。 連休を挟み、現場を段取りする人たちは、いろいろ忙しいようです。 ■(1)今回の事例______... -
これから虫が活発になる時期
シロアリなど虫の相談も結構多いです。 (雨漏りした壁内にいた虫) 床下にもぐれば、蜘蛛、ゴキブリに遭遇するケースは多い。 その他、アリ、ムカデなどもよく見ます。 気密をかなり高めれば、窓やドア以外からの侵入は無くなります。 虫が嫌いでしたら、設計時に対策をしましょう。 住宅検査カノムの スマートフォンサイト→こちら PCサ... -
壁はもろい
建築家にとって大事な右手を骨折している今井さん。 http://imaiarchi.com/index.html 石膏ボードの壁を、拳で打ち抜くつもりが、 ちょうど柱の位置を突いてしまい、手の骨を折ったようです。 (普段から何かとユニークな人です) 内壁は、衝撃を想定していません。 そのため、コンクリート住宅以外の壁は空洞で、 表面の石膏ボードはもろく... -
事例573『断熱材 欠損』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。 ◆GW後半の休みのご案内 3日~6日・・・休みです。 ただ、6日は次の日の準備があるので、 午後は少し事務所に出ます。 ■(1)今回の事例_________ 「断熱材 欠損」 _________________ ◆写真解説 写真は換気パイプまわりの断熱欠損。 高性能グラスウールは防湿シート... -
傾いた家を黙って売る
この3連休は休みなしでした。それでも、 先週末から続いた寝不足は解消しました。 今日、検査した中古住宅。最大約3CM傾いていました。 不同沈下は、基礎や躯体の荷重が地面にかかった瞬間から 沈下が始まります。つまり、工事中に大きく傾きます。 この現場も仕上げの変位を見れば、完成時には すでに大きく傾斜していたことが、よく分か... -
1件落着
すでに保証が切れている家。 ダメなのを覚悟で、検査をし、書類を業者へ送りつけた。 一昨日、依頼者からメールで報告がありました。 「書類の内容がきいたようです。業者が補修に応じてくれます」 依頼者自身の交渉で、逃げてばかりだった業者。 事の重大性、危険性を書類に書き、明快にしたことで、 責任を感じ、補修に応じたようです。 世...