長井のブログ
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工程どおりでない現場
検査業務今日検査に行った現場は、 とても検査ができる状態ではなく、出戻りました。 担当者が現場の進行をきちんと把握してないのが原因。 住宅の現場は、現場監督が常駐しません。 メーカーによっては監督が現場へ行くのは週1、 いや2週間に1回というメーカーもあります。 私がハウスメーカーにいた頃は、 現場へ全く行かない先輩の現場監督もい... -
室内の湿度に悩むシーズンが来ます
その他冬場室内が湿気て結露がひどい家。 これと反対の、乾燥しすぎる家。 どちらの家も多く存在します。 ちなみに我が家は、後者の乾燥しすぎる家。 広いリビングや家中の湿度をコントロールしようとすると、 家電の除湿機、加湿器はあまり役に立ちません。 昨日の新聞に載っていたダイキン工業の調湿できる換気システム http://www.daikin.co.jp/... -
事例526『通れない人通口』
設備こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日の午後、検査した中古住宅は、 売主さんの都合で、時間制限がありました。 大きな家でしたので、スタッフと手分けして、 重要なチェック項目から検査。 少しやり残しはありましたが、 2時間気を抜かず集中して行ったため 主要な項目をチェックできました。 ■(1)今回の事例________ 「通... -
大手の配筋検査
検査業務大手ハウスメーカーの基礎配筋検査へ行ってきました。 加工、組立済の鉄筋が搬入されるので、 現場で鉄筋を曲げたり、切断したりしない。 よって、工場での間違いが無ければ、 配筋内容や継手長さを間違うことはない。 それでも検査では、全箇所のチェックしますが さすがに間違っているケースは希です。 住宅検査カノムの スマートフォンサ... -
欠陥住宅を減らすセミナー
その他職人さん向けのセミナーを開催。 職人さんは普段机に座り話を聞く機会がないでしょうから 要点を簡単にまとめ話しました。 主な内容は、 ・最近間違いやすい防火、断熱材の施工について。 ・検査で使う特殊な機材を紹介し、手抜きを隠してもバレるという話。 ・いい加減な施工をすると、どうなるか知ってもらうため 実際の紛争事例を紹介。... -
事例525『桁行筋交い切断』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 昨日、出張で宿泊したホテル。 夜寝ていたら部屋のチャイムが連続して鳴った。 何かあったのかと不安になったが、 どうやら、酔っ払った宿泊客が鍵を持たずに部屋を出て、 自分の部屋がわからなくなり、適当にチャイムを押していたようです。 迷惑な話ですが、同様のことは過去にも1回ありました。 ■... -
「業者が無知」 その場合やるべきこと
その他10月は検査が忙しかったせいか、秋を感じることなく寒くなった感じです。 昨日は午前中、書類作成をする予定でしたが、それは夜やることにして、 早朝出発し、午後からの仕事に間に合うように紅葉を見てきました。 (長野県南部の山 標高1000Mくらいから撮影) 標高1500m以上の山頂付近はきれいに紅葉しています。 ただ、バイクで行... -
あちこち移動
検査業務今日は行く場所があちこち。祝日で道が混むから、三河の方は電車できました。 事務所もどるのは遅くなりそうです。 Android携帯からの投稿 -
事例524『コンクリート爆裂』
コンクリート、かぶりこんにちは住宅検査カノムの長井です。 昨日検査に行った大手メーカー2社とも、 監督さんが転勤により交代。 大手でも転勤がほとんどない会社もあります。 どちらが会社や現場にとっていいのでしょうか。 ■(1)今回の事例________ 「コンクリート爆裂」 ________________ ◆写真解説 築20年超の建物。コンク... -
キクイムシ対策済合板
検査業務ヒラタキクイムシの被害にあった家を 今までに3件ほど扱ったことがある。 この虫は木を食べるため、シロアリ同様タチが悪い。 駆除方法はあるが、完全に死滅させることが難しく、 毎年、活動期に駆除を行う必要がある。 シロアリと違い室内に薬剤をまくため、駆除は大変です。 今日検査に行った現場で、こんな合板を見た。 万が一のことを考... -
裁判中の業者が破産
住宅紛争裁判中である依頼者の相手方の建築業者が破産した。 責任回避で破産したのかは分かりませんが、 現在、ホームページは閉じられ、 「只今リニューアルに向けて準備中です」となっている。 ほとぼり冷めてから社名を変えたりして再開するのでしょうか。 小規模の業者で経営者が若くない場合、 紛争になると会社を倒産させるケースが多い。 この... -
事例523『基礎の沈下ひび割れ』
コンクリート、かぶりこんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日は愛知県の西端、愛西市へ行ってから さらに西へ150KMほど移動し大阪へ。 このくらいの距離ならあまり遠い印象はありません。 ■(1)今回の事例________ 「基礎の沈下ひび割れ」 ________________ ◆写真解説 基礎のひび割れ。 コンクリート打設時の手抜きにより沈... -
建築専門の法律事務所
住宅紛争建築紛争に特化した法律事務所があるのをご存知でしょうか? 個人ではなく、主に業者側に付くようで、 最近よく、この事務所の名前を見聞きしますし、 相手方の代理人として何度か登場しています。 中小工務店は顧問弁護士がいないので、紛争になった場合、 所属団体や建材屋さんなどから、この法律事務所を紹介されるようです。 最近、過大... -
セミナーの反省
その他他人の失敗を知ることでミスを防ぐ。 昨日のセミナーでは、新しい紛争事例をいくつか紹介しました。 私がこの仕事を始めた最初の頃、 建築裁判のいろんな内容に違和感を感じました。 常識的に判断されているものと思いきや、 意外とおかしいなという感じのものが多かった。 当然、裁判に関わっていない人はそのあたりを知らない。 もう少し、... -
セミナー
その他あと20分くらいでセミナー開始。 準備不足だったから、直前でチェックしてます。 Android携帯からの投稿 -
事例522『擁壁の沈下』
擁壁こんにちは住宅検査カノムの長井です。 昨日、診断に行った戸建の借家は、住人が床下を見ることを拒否。 説得しても、どうしてもダメだというので 大家さんへ説明し、見ずに帰ってきました。 たぶん何か大事なものが隠してあるのでしょう。 殺人事件でも床下は死体を隠すのによく使われます。 人目につかない場所だけに、いろんな利用価値が... -
内装制限の細かい規定
防火換気扇フードなどを固定する目的で、 キッチン前の壁下地に合板がよく施工されている。 キッチンは火気使用室にあたり内装制限がかかる。 合板上に不燃のキッチンパネルを張るので 防火上、問題なさそうですが、 パネル製造メーカーの資料を読むとそうではない。 キッチンパネルは、パネルとパネルの間を少し隙間をあけて 施工するため、この... -
許される範囲?
検査業務先日、約5CMの断熱材の隙間を指摘した。 (赤矢印部 断熱材がない) これに対し大工さんは、 「細かいですね。このくらいはいいでしょう」と言った。 うるさく言われないと、きちんと施工しない職人もいます。 普段、誰からも注意を受けないので許容範囲が広くなるのでしょう。 当然、直していただきましたが、 隙間はできるだけ無くす努力... -
事例521『省令準耐火構造の施工間違い』
防火こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今週は現場の予定が一杯。 さらに、書類の締切が4つと、 週末に裁判があり、目を通す書類も膨大にある。 そしてさらに、土曜日は建築士会主催のセミナー。 今回も満員なので、皆さんの期待は大きいでしょう。 きちんと準備しないといけません。 こんな時に、待たせることができない急な依頼がいくつか... -
いつまでも話がつかない
住宅紛争業者と施主の揉め事に関わることが多い。その中で一番困るのが、話が整理されていない事例。争点がずれているためか同じ話を双方が繰り返し、時間だけ無駄に過ぎる。調停などでは、瑕疵ごとにお互いの主張を表にする。これは当事者にも分かりやすい。バラバラに書類を出し合うより一度表にまとめてみることをお薦めします。住宅検査カノムの...