長井のブログ
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セミナーの反省
その他他人の失敗を知ることでミスを防ぐ。 昨日のセミナーでは、新しい紛争事例をいくつか紹介しました。 私がこの仕事を始めた最初の頃、 建築裁判のいろんな内容に違和感を感じました。 常識的に判断されているものと思いきや、 意外とおかしいなという感じのものが多かった。 当然、裁判に関わっていない人はそのあたりを知らない。 もう少し、... -
セミナー
その他あと20分くらいでセミナー開始。 準備不足だったから、直前でチェックしてます。 Android携帯からの投稿 -
事例522『擁壁の沈下』
擁壁こんにちは住宅検査カノムの長井です。 昨日、診断に行った戸建の借家は、住人が床下を見ることを拒否。 説得しても、どうしてもダメだというので 大家さんへ説明し、見ずに帰ってきました。 たぶん何か大事なものが隠してあるのでしょう。 殺人事件でも床下は死体を隠すのによく使われます。 人目につかない場所だけに、いろんな利用価値が... -
内装制限の細かい規定
防火換気扇フードなどを固定する目的で、 キッチン前の壁下地に合板がよく施工されている。 キッチンは火気使用室にあたり内装制限がかかる。 合板上に不燃のキッチンパネルを張るので 防火上、問題なさそうですが、 パネル製造メーカーの資料を読むとそうではない。 キッチンパネルは、パネルとパネルの間を少し隙間をあけて 施工するため、この... -
許される範囲?
検査業務先日、約5CMの断熱材の隙間を指摘した。 (赤矢印部 断熱材がない) これに対し大工さんは、 「細かいですね。このくらいはいいでしょう」と言った。 うるさく言われないと、きちんと施工しない職人もいます。 普段、誰からも注意を受けないので許容範囲が広くなるのでしょう。 当然、直していただきましたが、 隙間はできるだけ無くす努力... -
事例521『省令準耐火構造の施工間違い』
防火こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今週は現場の予定が一杯。 さらに、書類の締切が4つと、 週末に裁判があり、目を通す書類も膨大にある。 そしてさらに、土曜日は建築士会主催のセミナー。 今回も満員なので、皆さんの期待は大きいでしょう。 きちんと準備しないといけません。 こんな時に、待たせることができない急な依頼がいくつか... -
いつまでも話がつかない
住宅紛争業者と施主の揉め事に関わることが多い。その中で一番困るのが、話が整理されていない事例。争点がずれているためか同じ話を双方が繰り返し、時間だけ無駄に過ぎる。調停などでは、瑕疵ごとにお互いの主張を表にする。これは当事者にも分かりやすい。バラバラに書類を出し合うより一度表にまとめてみることをお薦めします。住宅検査カノムの... -
普通、コストをかければ良いものができる
その他工業化住宅の現場は、かなり省力化されている。 そのため、職人が技量を見せる箇所は少ない。 ただ、まわり階段などは現場で手加工するようで 腕の良し悪しが出る。 完成検査に行った大手ハウスメーカーの現場。 やはりこの箇所の施工がイマイチ。 あら隠しのため隙間にシーリングが雑に打たれていた。 ここのメーカーの売値は高額。 一般的... -
いつ改善するんでしょうか。保険の検査
検査業務(以下文章に出てくるJIO、住宅保証機構は、 住宅瑕疵担保履行法・・分かりやすく言えば、欠陥保険の会社です) 今日、基礎の配筋検査に行った現場は、既にJIOが検査済。 合格を出していたが、私が検査したら指摘が大小6つほど出た。 (2CMもかぶりが足らない) 名古屋や岐阜市あたりのJIOは、きちんと見ている 印象がありましたが、三河の... -
事例520『木が真っ二つに割れた』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日、午前中は車で豊川市へ、 その後、スタッフと別れ新幹線で静岡市へ行きます。 夕方バタバタしそうなので、出かける前に書いています。 ■(1)今回の事例________ 「木が真っ二つに割れた」 ________________ ◆写真解説 写真ではわかりにくいが、小屋束が乾燥に... -
アーキテクツ・スタジオ・ジャパン四日市スタジオ
業者情報服部信康建築設計事務所+ アーキテクツ・スタジオ・ジャパン四日市スタジオ 本日、最終の検査に行ってきました。 細部までこだわった難しい設計に現場が応え、 精度をきちんと出して施工している印象を受けました。 建築家と工務店のコンビがうまくいかないと なかなかこのようにはなりません。 ここは、建築家の設計した家の施工に慣れた工... -
毎日 欠陥検査
検査業務今週は毎日欠陥検査を行っています。 何かおかしいと施主さん自身が疑えば ほぼ100%大きな瑕疵がある。 ある業者は欠陥を指摘されて、顔色が変わった。 今まで建てた家が全て同様らしいからです。 検査のあと、私に電話をかけてきて屁理屈を並べ、 基準を自社の都合がいい方へねじ曲げてきた。 きっと、他へ問題が波及するのを恐れている... -
事例519『気密シート端部の処理がNG』
断熱材こんにちは住宅検査カノムの長井です。 瑕疵問題解決の話し合いのテーブルに同席してきました。 相手が建築のプロだけに、条件を平等にするために 必要と感じる方が多いです。 楽しい仕事ではありませんが、 問題解決に役立つならという思いで参加しています。 ■(1)今回の事例________ 「気密シート端部の処理がNG」 ______... -
裁判所の人だかり
住宅紛争15時すぎ裁判所から出てきたら、 外は報道陣などたくさんの人だかり。 昨年8月に起きたモデル殺人の判決が出たようです。 今日はあまり重要な審議はありませんでしたが、 依頼者、弁護士の希望で同席。 やはり、私が居ると相手は嫌そうです。 嫌われている視線をものすごく感じます。 出まかせが言えなくなるからでしょう。 住宅検査カノムの... -
かぶり確保に必要なこと
検査業務基礎の検査でよく指摘をする項目・・「かぶり」。 ベタ基礎の下部は鉄筋と地面の間が6CM必要。(基準法) かぶりを確保するために、1Mごとにかいもの(サイコロ)を入れます。 何も指示をしないと職人は6CMのものを使う。 地面が1mmも狂わない水平であれば問題はありませんが、 必ず多少はでこぼこしています。 また、鉄筋の上に人が乗り... -
1日半かかった調査
その他昨日の午後と今日1日、同じ場所で調査をしてました。 (床下・・いろいろありました) 行くまでは、長丁場からの不安がありますが、 半分過ぎたあたりから、だんだん気持ちが軽くなります。 現場調査は終わりましたが、 書類作成が現地調査の数倍、時間がかかります。 住宅検査カノムの スマートフォンサイト→こちら PCサイト→こちら -
事例518『鉄筋露出』
コンクリート、かぶりこんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日と明日、古い家屋を調査します。 この時期も悩まされるのが蚊。 虫除け持参で伺います。 ■(1)今回の事例________ 「鉄筋露出」 ________________ ◆写真解説 ベタ基礎外周部、鉄筋が露出している。 かぶりが全くなく、基準法違反。 ◆内容説明 かぶりゼロ+ジャン... -
フラット35工事仕様書改定
その他今月1日に発売されたフラット35工事仕様書24年度改定版。 発売当日に購入しようと思ったら、枠組壁工法(2×4)版が すでに売り切れで、未だに入手できていません。 予想外に売れているのでしょうか? 来週以降、ようやく手に入りそうです。 基準法とフラットの工事仕様書に書いてあること以外は 危険だと思っても施工しないと言い切るハ... -
仕上げのレベル
仕上げ仕上げが雑なことが発端で、紛争に至るケースが多い。 見える箇所が雑なら、見えないところは もっと雑だと思うからでしょう。 仕上げに関し人それぞれ気になるレベルが違う。 どんな雑な仕上げでも気にならない人と、 細部まで気になる人がいる。 (クロス入隅のしわ) 当社では完成時に傷も細かく見るようにしている。 社内検査もろくに... -
事例517『火打ち梁 穴あけ』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日から東名の集中工事。 磐田市まで行くのに早めに家を出ました。 車線規制はありましたが渋滞はなく、早めに現場に到着。 今年は新東名があるので それほど混まないのでしょうか。 ■(1)今回の事例________ 「火打ち梁 穴あけ」 ________________ ◆写真解説 表...