長井のブログ
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住宅は買うよりも賃貸がいい?
その他・「住宅は買うよりも賃貸がいい」 ・「買えば自分の持ち家になるのだから、多少の苦労は厭わない という人もいますが、それは幻想です」 「これから世界で起こること」 中原圭介著 東洋経済新報社 これから20年、お金に困らない生き方と考え方の章に書いてありました。 賃貸か持ち家か。一概にどちらがいいとは決められません。 人それ... -
適正な検査料金はいくら?
検査業務検査料金の高さで検査を断念する人は多くいます。 料金が高いと言われることが圧倒的に多いですが、 時々お問い合わせいただくお客さんから 「他社に比べ検査料金が安い」言われます。 他社に比べ安い理由は、 自社で受注し、自社スタッフで検査をする直営であること。 そのため、中間マージンが必要ありません。 また、新築検査や建築紛争で... -
事例502『筋交いの割れ』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日の名古屋の予想最高気温は35度。 この猛暑日の午後、屋根裏に入ります。 慣れているとはいえ、辛い作業です。 ■(1)今回の事例________ 「筋交いの割れ」 ________________ ◆写真解説 筋交いの割れ。裏側にある金物のビス施工により割れた。 これでは金物によ... -
浦安液状化訴訟
その他今朝ブログを更新したあと、下記のニュースが目に留まった。 「浦安液状化 87人三井不動産など提訴 19億円賠償請求」 毎日新聞の記事によると 大震災による液状化被害を巡る同社相手の訴訟4件では最大規模。 液状化被害を予見できたか、また対策が十分だったかが争点になる。 今現在でも液状化対策を考慮している家は少ない。 それ以前... -
洪水被害
その他4日間のお盆休み、各所で豪雨が降るなど不安定な天気が続く中、 私が遊びに行った海、山などの目的地は、全て晴れていました。 たまたまではなく、天気予報をこまめに見て行動した結果だと思います。 毎年異常気象だと言われ、雨の降り方が強くなっている感じがします。 今回の豪雨は、京都などで大きな被害を出しました。 大地震、津波、液... -
600万円値引きの看板
その他一宮市の現場からの帰り、 車を運転中にこんな看板に目がとまった。 「600万円値引き」 新築分譲住宅の看板、2800万円→2200万円。 当初の値段で買った人がいたら、嫌な気分になるでしょう。 最近、愛知県の郊外は新築マンションが建たない。 その反面、分譲住宅がやや供給過剰であり 一建設などのローコストビルダーの影響で お得感がない... -
事例501『早すぎるシーリング切れ』
仕上げこんにちは住宅検査カノムの長井です。 お盆休みは12日(日)~15日(水)です。 明日からの予定でしたが、急な検査が入りました。 ■(1)今回の事例________ 「早すぎるシーリング切れ」 ________________ ◆写真解説 建物完成時、すでにシーリングが切れている。 施工不良が原因と思われ、再施工が必... -
和解成立
住宅紛争本日、関わってた裁判の和解が成立した。 依頼者が納得できる額ではありませんが、 「瑕疵の内容からして額は多い方だ」と裁判官が言ったように、 結果としては悪くはないでしょう。 1件落着し、やれやれですが、 この家の修補がまだ残っています。 難しい事案だけに、実際の工事計画は頭を悩まします。 もともときちんと造っていれば、裁判... -
普通と違う基礎
躯体構造今日の午前中検査に行った現場、基礎の高さが高い。 一般的にはスラブからの高さ35CM程度が多いが、 この現場は55CMもある。 わずか20CMのことですが、点検は非常にしやすいし、 基礎の強度も上がる。 (床断熱材は板の上にあります) コストUPになりますが、これから家を建てる人は 検討の余地はあると思います。 風がよく抜けてまし... -
事例500『ホールダウン金物 ビス抜け』
構造金物こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今回で事例500回目。 週2回のペースで、約5年かかりました。 この写真を見て、自宅の欠陥に気づいたという お礼のメールを何通も頂いています。 欠陥住宅の抑止になるなら、 今後もコツコツと続けていきます。 ■(1)今回の事例________ 「ホールダウン金物 ビス抜け」 _________... -
地盤調査会社に騙されないための本
その他「地盤安心住宅をつくる方法」 山本 強、保坂 貴司著 ㈱エクスナレッジ 地盤について詳しく書かれた本ですが、 一番インパクトがあったのは、このような内容。 住宅敷地の地盤調査では、全体の約半数が改良が必要なしと判断される。 残り半分も著者の山本さんの会社(地盤ネット株式会社)が再解析すると 7割程度は地盤改良の必要がない... -
事例499『排水ますの割れ』
設備こんにちは住宅検査カノムの長井です。 なかなかテレビを見る時間がなく、 オリンピックは、ニュースや新聞で結果を見るだけ。 残りの競技でいくつかは生中継を見ようと思います。 ■(1)今回の事例________ 「排水ますの割れ」 ________________ ◆写真解説 排水ますの破損。車庫施工時に割れたと思われる。 ... -
裁判書類チェック
住宅紛争弁護士から送られてきた書類をチェックしています。 建築士が意見する箇所は、技術や建築法令に関係する箇所。 基準法は、条文だけ読んでいると訳が分からないものもあり、 解説書が手放せません。 私が主に使っている本はこれ。 今までいろいろ買った中では一番わかりやすい。 発行 オーム社 その他、構造、防火など専門的な... -
職人さんの言葉
検査業務今朝、検査に行った現場でタイル職人さんが話しかけてきた。 その内容を紹介します。 「この現場、カノムの検査が入ると聞いたら、 皆がやりたくないと逃げて、最後に俺に声が掛かった。 以前、何件かの現場で厳しくチェックされたので、 皆がカノムを警戒している。 俺は、別に気にしてない。きちんと造る自信がある。 他の... -
事例498『モルタル外壁の雨漏り』
雨漏りこんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日の午前中は、細かなもの含め4件の予定全てが自宅の近く。 直接現地へ行くため、自宅で書いています。 ■(1)今回の事例________ 「モルタル外壁の雨漏り」 ________________ ◆写真解説 モルタル外壁内部の雨漏り。 仕上げをめくると、合板が腐り、金物が錆びて... -
X線で建物を撮ると、このような結果になります
検査業務X線撮影の画像。 (周囲の一部を切り取ってます) なかなか業界の人でも見る機会がないと思うので 1枚だけ紹介します。 壁の中の金物類、木類がはっきり写っています。 隠れるからバレないという、手抜きはできないですね。 -
壁の中を壊さずに見る方法
検査業務壁内の瑕疵を調べるため X線撮影に立ち会ってきました。 (機械本体) 筋交いや金物の有無、釘の数などが分かります。 建物のX線撮影は、あまり認知度が高くありません。 職人に認知させれば、手抜き予防になると思います。 住宅検査カノムのサイト→こちら -
事例497『基礎の高さ不足』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日の午前中、検査に行った現場。 ソーラーパネルの職人が、暑さでバテていた。 屋根の上は、日陰がない。 また、屋根材の照り返しがあるので相当暑い。 また休んでいると思われるくらい まめに休憩を取らないと熱中症になるようです。 ■(1)今回の事例________ 「基礎の高さ不足」 ___... -
定期購読雑誌
その他検査員は、知識豊富でないとダメです。 知識は勝手に身につきません。 勉強したり、自ら情報を取らないといけません。 私は、知識取得のため普段からたくさん本を読みます。 専門書も必要に応じ読みます。 その中でも、毎月知識向上に役立っていると思えるものが 「日経ホームビルダー」 どちらかといえば工務店向けの雑誌ですが、 設計を兼... -
地中熱空調の注意点
業者情報地中熱を利用した空調システムが 昨日の中日新聞に取り上げられていた。 (記事の内容(会社等)と下記記載の現場の関連はありません) 昨年、このような地中熱利用空調の家を検査した時、 重大な施工不備を指摘している。 その内容は、基礎の各所を通る直径25CMくらいの配管が、 あらかじめ図面で指示されていなかった。 現場にて、監督の...