長井のブログ
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X線で建物を撮ると、このような結果になります
X線撮影の画像。 (周囲の一部を切り取ってます) なかなか業界の人でも見る機会がないと思うので 1枚だけ紹介します。 壁の中の金物類、木類がはっきり写っています。 隠れるからバレないという、手抜きはできないですね。 -
壁の中を壊さずに見る方法
壁内の瑕疵を調べるため X線撮影に立ち会ってきました。 (機械本体) 筋交いや金物の有無、釘の数などが分かります。 建物のX線撮影は、あまり認知度が高くありません。 職人に認知させれば、手抜き予防になると思います。 住宅検査カノムのサイト→こちら -
事例497『基礎の高さ不足』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日の午前中、検査に行った現場。 ソーラーパネルの職人が、暑さでバテていた。 屋根の上は、日陰がない。 また、屋根材の照り返しがあるので相当暑い。 また休んでいると思われるくらい まめに休憩を取らないと熱中症になるようです。 ■(1)今回の事例________ 「基礎の高さ不足」 ___... -
定期購読雑誌
検査員は、知識豊富でないとダメです。 知識は勝手に身につきません。 勉強したり、自ら情報を取らないといけません。 私は、知識取得のため普段からたくさん本を読みます。 専門書も必要に応じ読みます。 その中でも、毎月知識向上に役立っていると思えるものが 「日経ホームビルダー」 どちらかといえば工務店向けの雑誌ですが、 設計を兼... -
地中熱空調の注意点
地中熱を利用した空調システムが 昨日の中日新聞に取り上げられていた。 (記事の内容(会社等)と下記記載の現場の関連はありません) 昨年、このような地中熱利用空調の家を検査した時、 重大な施工不備を指摘している。 その内容は、基礎の各所を通る直径25CMくらいの配管が、 あらかじめ図面で指示されていなかった。 現場にて、監督の... -
事例496『1階天井裏断熱欠損』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。 カラートナーの一つが不良品だったようで、 トナーが噴出し、プリンター内全体が青色に汚れました。 買い替えを覚悟しましたが、 新しいトナーを入れたら、問題なく印刷されたので ほっとしています。 ■(1)今回の事例________ 「1階天井裏断熱欠損」 ________________ ... -
社内検査が甘い?
今日行った有名メーカーの完成検査。 非常に仕上がりが悪かった。 特に大工、左官仕事がダメ。 社内検査が甘いから、職人自身もこれくらいでいいだろうと 甘んじているんでしょう。 基礎、躯体は、ほぼ完璧だっただけに残念です。 住宅検査カノムのサイト→こちら -
評価
一昨日、中一の我が子は、一学期の通知表をもらって 来ているにも関わらず、翌日こちらが言うまで出さなかった。 見せるのを躊躇するのは、内申点のことをすでに気にしている からでしょうか。 評価があるから自分のレベルが分かり、次の目標ができる。 最近、職人の評価をつける会社が増えてきた。 評価の高い職人へ優先的に仕事を出し、単... -
事例495『鉄筋のかぶり不足』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。 昨日は猛暑の中、検査2件と打ち合わせ、県外の通夜への参列と ハードなスケジュールでした。 今日は溜まった仕事を片付けています。 ■(1)今回の事例________ 「鉄筋のかぶり不足」 ________________ ◆写真解説 ベタ基礎の鉄筋、表面から24mm の位置にある。 基準で... -
期待外れ
価格の高いハウスメーカーの検査に行った。 検査結果は、予想に反し悪かった。 このメーカーは、品質が良いことを売りにしている。 もちろん多くの消費者は品質が高いと信じています。 主要な構造などの部分では、確かにきちんとしている。 ただし、細部はローコストメーカーより気がまわっていない。 部材の水平、垂直がきちんと取れていな... -
活断層
石川県志賀原発の下に活断層があるというニュースが 昨日、今日の新聞やテレビでたくさん報道されていた。 日本にはたくさんの活断層がある。 活断層の上の建物はどれだけ耐震性を高めても無意味だという 専門家の意見もあった。 不動産を買う時に、活断層を気にする人はほとんどいないでしょう。 事務所がある名古屋東部付近は、亜炭鉱があ... -
事例494『沈下ひび割れ』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。 ついに暑さが本格的になり、外の仕事がつらい時期です。 昨日の仕上げ検査の現場。 外構屋さんが砂埃を出していたため、窓を閉め切って検査。 屋根裏よりはましですが、かなり不快な環境でした。 ■(1)今回の事例________ 「沈下ひび割れ」 ________________ ◆写真... -
予測・・弁護士が次に狙うもの
過払い金返還請求が減少してきたら、 弁護士は次に何に目を付けるでしょうか。 もしかしたら「欠陥住宅」がターゲットになるかもしれません。 家を調べれば、何か欠陥が発見されるケースが多い。 例えば検査の結果、確実な瑕疵に対し1000万円請求したとする。 裁判所に全額認めてもらえなくても ある程度まとまった金額が手に入る可能性が高... -
空き缶混入?
昨日検査に行った現場近くで撮影。 コンクリート壁の中に、空き缶がいっぱい。 意図して施工したのかは不明。 デザインではなさそうですし、コンクリートの節約でしょうか。 中国で過去、地震で倒壊した建物のコンクリート柱から 空き缶が出てきたことを思い出しました。 -
事例493『気流止め未施工』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日は1件、急な依頼に対応します。 現場の進行上、どうしてもこの日しかダメという 依頼は珍しくありません。 たまたま予定が空いていれば対応できます。 ■(1)今回の事例________ 「気流止め未施工」 ________________ ◆写真解説 間仕切り壁上、図面で指示されて... -
建築士免許偽装
今朝の新聞に載っていた記事。 免許証までの偽装ではないが、 資格がない、または二級建築士が 名刺に「一級建築士」と書いてある例は何度かあった。 大半はいかがわしいリフォーム業者。 一級建築士の免許があっても、試験に通っただけで、 知識や仕事の質を、国が保証しているわけではない。 それでも、肩書きを重視する傾向がお客側にある... -
予想どおり
初めて行く現場は、検査するまで品質が良いか悪いか分からない。 問題が多いとゴチャゴチャするので、良いほうがありがたい。 昨日構造躯体の検査に行った現場。 初めて行く現場で、どうなんだろうと思い現場に着いた。 現場に入って1階全体を見渡し、大工さんの顔を見たら 「たぶん指摘は、ほとんどないだろう」という予想が頭に浮かんだ。... -
事例492『換気扇ダクトの外れ』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日は1日、現場に出てました。 名古屋は気温が30度を超える天気予報。 服装や装備だけは、真夏の暑さを想定して出かけましたが、 湿度が低く、風もあり、それほど汗をかきませんでした。 ■(1)今回の事例________ 「換気扇ダクトの外れ」 ________________ ◆写真解説 ... -
検査報告書
新築検査の報告書を綴じた。 検査回数が多かったので厚みが10mmを超えている。 3分の2くらいは写真。 隠れてしまう重要箇所を中心に撮影しています。 -
逃げ道
大津市の中学生いじめ自殺事件での教育委員会の対応や、 福島原発事故での東京電力の対応には、怒り、呆れています。 非を認めてしまうと、重大な責任や賠償を負うため。 当事者としては、世間の怒りを買ってでも、逃げないといけないのでしょう。 これらは、欠陥住宅の紛争解決でも同じで、 いくら悪くても、逃げ道があるんです。 紛争にな...