長井のブログ
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修補工事
住宅紛争先月検査した現場、指摘した瑕疵を直す工事をしている。 ある項目の原因は、仕上げを撤去しないと箇所が特定できない。 全て撤去すると費用がたくさんかかるので、 少しずつ段階をおって撤去するという方法を業者が選んだ。 結果として、業者の勘が悪く、最後の箇所で原因が発覚。 それなら、最初から全部撤去したほうが安く済んだようだ。 ... -
白熱電球廃止
その他毎朝、1時間くらいキッチンに立っています。 継続的に体重管理をしている自分の朝ごはんと、 高校生の娘と一緒に、娘の弁当を作るためです。 土日も部活動があるため、朝寝坊はできません。 ----------------------------... -
大手S社の問題
業者情報私が今までに一番多く検査したハウスメーカーはS社。 実はS社は過去、評判が悪すぎた。 昔の多くのお客さんが、ネットに被害や悪口を書き込んだため それを見た契約済みのお客さんが不安になり、 当社へ検査を申し込んできたようです。 ここ数年、S社の品質はかなり上がった。 社内の体制をきちんと整えた結果でしょう。 業界のトップクラス... -
事例485『外壁のひび割れ』
仕上げこんにちは住宅検査カノムの長井です。 朝1件目の現場に居たとき、 今日中に現場を見て欲しいという依頼を、事務所から伝言で受けた。 昼までに事務所に戻り、書類を送るという弁護士との約束があったが、 かなり困ってみえるようだったので、急遽現場へ行きました。 最近の新築検査。 このように何かあってから依頼してくる方が多くなってい... -
LIXILを知る
その他3つほどの書類の締め切りに追われています。 もともと、早めに出すほうですが、今回は現場予定が忙しく遅れ気味。 また、スタッフの風邪がうつったようで、体調不良もあり進みません。 それでも、締め切りは延びません。期限はあと2日です。 ------------------&... -
事例484『壁仕上げ厚さ不足』
仕上げこんにちは住宅検査カノムの長井です。 欠陥調査の書類作成に追われています。 瑕疵内容が多いほど時間がかかります。 先週1件、比較的指摘が少ない現場があった以外は 平均7,8項目の瑕疵があります。 ■(1)今回の事例________ 「壁仕上げ厚さ不足」 ________________ ◆写真解説 壁塗厚不足。20mm必... -
今日も欠陥検査
検査業務今日も戸建て住宅の欠陥検査に行ってきました。 図面が不十分なため、これから計算などして、 確認する事項もありますが、結果はいろいろありました。 検査する現場、ほぼ100%に近い確率で何か問題がある。 造る側も買う側も、何か対策を講じないと、 トラブルの当事者なる可能性は高いです。 トラブルになった方は皆言います。 「最初に... -
断熱材の不備
断熱材今日はほぼ1日、欠陥検査の書類を書いていました。 それでもまだ終わらず、たくさんの量が残っています。 書いている最中に思ったこと、 検査で多い指摘に「断熱材の不備」がある。 それも、大工さんが施工するグラスウールとロックウールの2種類に集中している。 (真ん中より少し上、大きな隙間がある) ウレタン吹きつけやセルロースファ... -
事例483『雨漏りによる躯体の腐朽』
雨漏りこんにちは住宅検査カノムの長井です。 住宅ローンの金利が低下しています。 消費税が上がる可能性もあり、今が買い時かもしれません。 しかし、焦ってはいけません。 適当な業者選びは、欠陥住宅をつかむ可能性が高いです。 大きな買い物、慎重に事を進めましょう。 ■(1)今回の事例________ 「雨漏りによる躯体の腐朽」 ____... -
決着
住宅紛争東名阪集中工事による渋滞に、行き帰り共1時間以上も 巻き込まれながら検査に行ってきました。 疲れたので、今日はこれを書いたら帰ろうと思います。 -------------------------------------... -
アキュラホーム耐火性能不足
防火今朝の新聞記事「380棟耐火性能不足か アキュラホーム施工」 名古屋市で4月に違反が発覚というのは、 私が施主さんから依頼を受けて、検査し見つけました。 内容を公表し、遡って対応するアキュラホームは偉い。 全て修補すると何十億円かかるでしょう。 世間では当たり前かもしれませんが、建築業界の ほとんどの業者は過去のミスを遡りま... -
事例482『土台の欠損』
ブログこんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日は三河方面へ検査へ行ってきました。 国道23号バイパスが延びているおかげで 70KM弱ある現場まで、車で1時間くらいで行けます。 ■(1)今回の事例________ 「土台の欠損」 ________________ ◆写真解説 電気配線。床下から1階へあがるスペースがなく、 構造材の土... -
嘘つき設計士
住宅紛争出来上がったものを買うわけではない注文住宅。 完成時や工事途中で、約束と違うというトラブルが多い。 最近関わった設計士のAさんは、 自分から約束したことを、平気で破る。 約束の履行を催促しても、実行しない。 Aさんの態度はひどいと判断。反省もなく、 今後のお客さんにも、被害が及ぶ恐れがある。 今約束していることが、1週間以内... -
欠陥減らしに貢献した会社
住宅紛争2,3年前まで、木造住宅の耐震金物不備の欠陥が、多く発生していた。 平成12年に法改正されたものを、約10年の間、 一部の建築士や業者が認識していないことが原因でした。 それが急に無くなってきたのは、金物商社 アムハード小西さんが、 金物ガイドブックを、無料で多くの関係業者へ配布し、 関係者が知識を得たからだと思います。... -
事例481『続・床下断熱材の落下』
断熱材こんにちは住宅検査カノムの長井です。 名二環、東名阪の集中工事で各所が渋滞しています。 当社は、名古屋西方面、三重県方面の移動にかなり影響が出ています。 来週も三重県の予定があります。 予定を変えてもらおうか、検討中です。 ■(1)今回の事例________ 「続・床下断熱材の落下」 ________________ ... -
完成時の傷、汚れを甘く考えない
検査業務最近、仕上げの出来が悪くてトラブルになるケースが増えています。 見える箇所がいい加減だと、見えない箇所は もっといい加減だろうと思われても仕方がありません。 だから、仕上げが悪い=隠蔽部分も何かあると思い、 施主が当社へ検査を依頼し、構造や防火違反が発覚する現場があります。 仕上げの出来が悪いのは、社内検査の甘さにある。... -
事例480『床下断熱材の落下』
断熱材こんにちは住宅検査カノムの長井です。 このところの紛争処理で思うこと、それは、 相手業者の対応が2分化している。 ・徹底的に対応に応じる業者 ・責任逃れに徹する業者 契約の際、慎重に相手を探っていけば、 必ず見分けが付くはずです。 急いで契約しないことが大事です。 ■(1)今回の事例________ 「床下断熱材の落下... -
第三者
検査業務「第三者」という言葉は簡単に使われていると思う。 第三者と付けば信頼が増すため、 そう言っておけ、という例が多いのではないでしょうか。 原発関連の組織のように、第三者の構成を調べると、 偽第三者いることは珍しくない。 第三者機関である住宅瑕疵担保保険の検査で 工務店の社員が自ら検査している現場がある。 講習会を受けて資格を... -
後悔
住宅紛争欠陥住宅の相談で聞いた、この一言が頭に残っています。 「住宅展示場に入っている会社だから安心して契約した。 カノムの検査も考えたが、しなくても大丈夫だと思った。」 住宅展示場にしても、住宅雑誌にしても 品質の審査をしている訳ではない。 よく考えば分かることですが、 宣伝に惑わされるのは仕方がないことでしょう。 現在、... -
工場品質?
検査業務工場生産=品質がいい、安定している というイメージがあります。 しかし、実際は違うようです。 例えば、木造壁パネルの釘。 三井ホームの場合は、全自動で打っているため、 正確にきちんと打たれています。 ただ、大半の工場は全自動ではありません。 釘打ち機を使うのは人。 ピッチはうるさく言われているためか、だいたい守られています...