長井のブログ
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事例482『土台の欠損』
ブログこんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日は三河方面へ検査へ行ってきました。 国道23号バイパスが延びているおかげで 70KM弱ある現場まで、車で1時間くらいで行けます。 ■(1)今回の事例________ 「土台の欠損」 ________________ ◆写真解説 電気配線。床下から1階へあがるスペースがなく、 構造材の土... -
嘘つき設計士
住宅紛争出来上がったものを買うわけではない注文住宅。 完成時や工事途中で、約束と違うというトラブルが多い。 最近関わった設計士のAさんは、 自分から約束したことを、平気で破る。 約束の履行を催促しても、実行しない。 Aさんの態度はひどいと判断。反省もなく、 今後のお客さんにも、被害が及ぶ恐れがある。 今約束していることが、1週間以内... -
欠陥減らしに貢献した会社
住宅紛争2,3年前まで、木造住宅の耐震金物不備の欠陥が、多く発生していた。 平成12年に法改正されたものを、約10年の間、 一部の建築士や業者が認識していないことが原因でした。 それが急に無くなってきたのは、金物商社 アムハード小西さんが、 金物ガイドブックを、無料で多くの関係業者へ配布し、 関係者が知識を得たからだと思います。... -
事例481『続・床下断熱材の落下』
断熱材こんにちは住宅検査カノムの長井です。 名二環、東名阪の集中工事で各所が渋滞しています。 当社は、名古屋西方面、三重県方面の移動にかなり影響が出ています。 来週も三重県の予定があります。 予定を変えてもらおうか、検討中です。 ■(1)今回の事例________ 「続・床下断熱材の落下」 ________________ ... -
完成時の傷、汚れを甘く考えない
検査業務最近、仕上げの出来が悪くてトラブルになるケースが増えています。 見える箇所がいい加減だと、見えない箇所は もっといい加減だろうと思われても仕方がありません。 だから、仕上げが悪い=隠蔽部分も何かあると思い、 施主が当社へ検査を依頼し、構造や防火違反が発覚する現場があります。 仕上げの出来が悪いのは、社内検査の甘さにある。... -
事例480『床下断熱材の落下』
断熱材こんにちは住宅検査カノムの長井です。 このところの紛争処理で思うこと、それは、 相手業者の対応が2分化している。 ・徹底的に対応に応じる業者 ・責任逃れに徹する業者 契約の際、慎重に相手を探っていけば、 必ず見分けが付くはずです。 急いで契約しないことが大事です。 ■(1)今回の事例________ 「床下断熱材の落下... -
第三者
検査業務「第三者」という言葉は簡単に使われていると思う。 第三者と付けば信頼が増すため、 そう言っておけ、という例が多いのではないでしょうか。 原発関連の組織のように、第三者の構成を調べると、 偽第三者いることは珍しくない。 第三者機関である住宅瑕疵担保保険の検査で 工務店の社員が自ら検査している現場がある。 講習会を受けて資格を... -
後悔
住宅紛争欠陥住宅の相談で聞いた、この一言が頭に残っています。 「住宅展示場に入っている会社だから安心して契約した。 カノムの検査も考えたが、しなくても大丈夫だと思った。」 住宅展示場にしても、住宅雑誌にしても 品質の審査をしている訳ではない。 よく考えば分かることですが、 宣伝に惑わされるのは仕方がないことでしょう。 現在、... -
工場品質?
検査業務工場生産=品質がいい、安定している というイメージがあります。 しかし、実際は違うようです。 例えば、木造壁パネルの釘。 三井ホームの場合は、全自動で打っているため、 正確にきちんと打たれています。 ただ、大半の工場は全自動ではありません。 釘打ち機を使うのは人。 ピッチはうるさく言われているためか、だいたい守られています... -
事例479『筋交い端部の不備』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 昨日、三重県まで行った帰り ガソリンの残量が少ないことに気づいた。 事務所までの距離は、ナビの表示で58KM。 車に表示されるガス欠までの距離は83KM。 御在所SAで給油しなくても帰れると判断し、走っていたら、 桑名を過ぎた付近から、ガス欠までの距離表示が早く減りだし、 名古屋西ICでついに... -
時効
住宅紛争入居1、2年経過後、家に細かな不備が出てきたことをきっかけに 当社に調査依頼をし、いろいろな欠陥が発覚するケースが多い。 その後の業者との交渉で一番困ることが 瑕疵は認めるが、時効で責任はないと言う回答。 構造や雨漏りの10年保証以外の項目は、 契約書に記載がある瑕疵担保期間を過ぎれば 時効となり、業者が責任を負わない。 ... -
大成建設ハウジング
業者情報工場で製作したコンクリートパネル(PCパネル)を 現場で組み立てる工法の会社。 基礎配筋から躯体構造まで 現在3回検査に入りました。 この会社に初めて検査に入った訳ではありませんが、 かなり私の検査を警戒していただいて、 指摘ゼロが続いています。 品質管理をきちんと行えば、完璧に近い家ができる。 それを証明している現場です。 ... -
事例478『鉄筋継ぎ手の不備』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 午前中は書類作成。 午後は裁判、現場検査、私用。 現在21時過ぎ、ようやく一息つきました。 ■(1)今回の事例________ 「鉄筋継ぎ手の不備」 ________________ ◆写真解説 基礎の角部、鉄筋がつながっていない。 大地震時に破壊しやすい。 ◆内容説明 鉄筋の長... -
ペーパー建築士
住宅紛争司法試験に受かったものの、 最終的に弁護士登録をしない人が増えているそうです。 弁護士登録すると、弁護士会の高い年会費を払わないといけなく 仕事があまりなければ、金銭的に厳しいなどが理由のようです。 建築士の場合、 建築士会は任意加入のため、入らなくても建築士活動ができる。 だから、毎年の年会費のような負担はなく、 別の仕... -
社会貢献
その他年に数件ではあるが、 お金がないから無料で検査して欲しいとか、 無償で裁判をサポートして欲しいという話がある。 こういう方はまず、NPOを名乗る検査組織へ相談している。 NPOだから無償と思うようで、断られ当社へ連絡してきます。 当社でも無料対応はしていません。 欠陥住宅被害救済で、一般から寄付や支援金を集めることは無理... -
事例477『基礎連続貫通』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日は朝一番で三重県南部まで行ってきました。 高速を走っていると、トラックが風であおられ ふらふらしている状況を何度か見ました。 今月は風が強い日が多い気がします。 ■(1)今回の事例________ 「基礎連続貫通」 ________________ ◆写真解説 基礎の連続穴あ... -
欠陥予防
住宅紛争午後、証人として法廷に立たないといけない。 仕事ではあるが、好き好んで行く訳ではない。 資料を再確認したり、午前中から気が重い。 健康に気をつけていれば 病気になりにくいと同じで、 品質に気を配り丁寧に施工していれば、 建築紛争なんてまず起きない。 しかし、痛い目か怖い目に会わないと、なかなか予防できるものではない。 私は... -
完成一発検査
検査業務お客さんが何かを感じ、当社に検査を依頼してくると 必ずと言っていいほど、補修費が多くかかる瑕疵を発見する。 今日行った現場も、防水不備による水漏れ、断熱材入忘れ、防火違反など いろいろあった。 瑕疵の原因の大半は「無知」 工事中、瑕疵を目の前にしても、職人、監督。だれも気づかない。 検査があっても、細部まで見ない。 見たと... -
事例476『断熱材の隙間』
断熱材こんにちは住宅検査カノムの長井です。 午前中、書類を仕上げ、 午後は雨の中、検査に行ってきました。 雨の日は移動も、検査も大変です。 ■(1)今回の事例________ 「断熱材の隙間」 ________________ ◆写真解説 壁断熱材の隙間(約10CM)。 断熱材は必要な部分に隙間なく施工するのが基本。 ◆内容説... -
ホテル火災
その他広島のホテル火災。 行政指導の甘さや、消防の査察がなかったことが問題になっている。 近年、ビルを検査すると、高い確率で、防火違反を見つける。 その原因は、建物の防火に関する規定は厳しくなり、法も複雑化している。 監理不十分で、施工者の理解が悪いと、基準どおりの施工ができない。 耐震不備が大地震が来るまで分からないように、...