長井のブログ
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ダメ現場監督
現場監督が仕事ができる人かどうかは、検査の仕事でかかわれば、すぐに分かります。現場の点数も付けるよりも、現場監督の点数を付ける方が簡単です。 最近も、数回やり取りしただけで、その現場監督の性格や会社がどう評価しているかを当てました。 新築検査においてのデータですが、ダメな現場監督の割合は7割くらいです。人気が少なく、... -
専門家らしく見せる
建築士の資格がなく、無資格のため当然、建築士事務所登録もしていない者が、欠陥住宅の調査鑑定をしている例が2件ありました。 2つの例ともに、さほど詳しくないのに専門家を装い、依頼者を信頼させ、業務を請け負う。 やっているうちに、依頼者も能力がないことに気づきますが、紛争事は相手方がいるので、すぐに能力の無さを見抜かれま... -
業者選び(耐震、省エネ)
9月の後半ということもあり、スケジュールが混み合っております。ただ、欠陥検査は一段落し、精密検査機材を校正に出しました。 営業力の弱い工務店さんが、今、トレンドである耐震等級3、省エネ、床下暖房仕様などを手掛けるケースが増えています。高い技術力がなくても、外部頼りでこの仕様を取り入れることができるため、注意が必要です... -
事例1266 「ほぼ全て、床タイルが剥離」
今回の台風、途中から速度が上がったため、台風の影響による出張の変更はありませんでした。 予定が空けば、書類作成の仕事が進みますが、どこかでスケジュールがきつくなります。 ■(1)今回の事例_____________ 「ほぼ全て、床タイルが剥離」______________________ ◆写真解説 床タイルが剥離し、業... -
事例1265 「RC壁、ひび割れからの雨漏り」
愛知県は月曜日が最も台風の影響を受けそうです。ニュースを見ると火曜日の午前中は、台風が過ぎても交通機関に影響が出るようで、火曜日の出張予定を変更する必要が出るかもしれません。 ■(1)今回の事例_____________ 「RC壁、ひび割れからの雨漏り」 ______________________ ◆写真解説 鉄筋コンク... -
資料作成協力
本日10時から放送されるTBSのドラマ、「石子と羽男 そんなコトで訴えます?」今回、不動産関連トラブルの内容で使用する、資料などの協力を求められました。 今回、不動産投資詐欺がテーマ。話が来た時は、軽く考え、承諾しましたが、めんどくさくなるくらい、あれこれ注文を付けられました。 報道番組で、振り回されるのには慣れているも... -
無茶な要求
この仕事を20年以上やってきて、初めて多額の値引きを要求されました。 内容は欠陥住宅検査と別途、時間がかかりそうな雨漏り検査。合計金額の約25%に相当する雨漏り検査を無料にして欲しいとの要求でした。当然、検査自体を引き受けるのを断りました。 詳しくは分かりませんが、請負代金などを大幅に値引きさせ、粗悪な工事や手抜きを... -
夏場のカビ
毎年9月から10月頃、カビの原因特定調査依頼が増えます。 7,8月頃にカビが発生し、施工業者とやり取りしている間に時間が過ぎ、発生のピークを越えてからの依頼となります。 昨日、欠陥住宅検査に行った家は、カビ被害が発生しているにも関わらず、業者が逃げたため、家全体を調べて欲しいという希望で伺いました。 家の仕様が高断熱、... -
残業時間減への取り組み
建設業は、2024年4月に残業時間の規制が厳しくなります。おそらく、改正当初は、監督署の取り締まりが厳しいと思われます。 仕事量が同じで、労働時間が短くなれば、人を増やすか、仕事を効率化するしかありません。残業時間が短くなっても、今の時代、現場監督になりたい人は増えないため、仕事の効率化を計る会社が大半でしょう。 現場監... -
審査が甘い民間検査機関
欠陥住宅検査を実施した現場で、2件連続して重大な構造に関するミスが発覚している。 たまたまですが、2件とも、同じ民間検査機関に確認申請を出して、重要な項目にも関わらず間違った仕様、計算書が通っています。 確認申請を出す側にしてみれば、修正は面倒なため、厳しくチェックする会社より、甘い会社を選びます。検査会社側では、売... -
事例1264 「壁の結露、カビ」
名鉄高架工事の下り線の工事が始まりました。事務所前に工区の境があり、現在、同時に杭打ち工事を実施中。杭打ち機の高周波騒音がひどく、窓を閉めても頭がふわふわして、平日の昼間は事務所で仕事ができません。 ■(1)今回の事例_____________ 「壁の結露、カビ」 ______________________ ◆写... -
リフォームの手抜き
リフォーム会社相手の裁判が始まりました。一人の顧客に訴えられたからと言って、安価な値段でお客さんを引き寄せて契約。工事の手抜きで儲ける手段は変えないはずです。 被害者の数が多くなれば、マスコミや警察が動くかもしれませんが、今のところは、そうなる様子はありません。 頭の良い業者は、素人にわかる手抜きをしないため、悪徳で... -
直感があたる
家を購入後にいろいろ不具合が発覚、もっと大きな手抜きをされているのではと疑い、調査依頼。検査をしてみたら、やはり、今時あり得ない、手抜きが発覚した。 この仕事を長くやっておりますが、家に関する直感や予感は、当たることが多いです。 何か不安を感じた時は、早めに調べることをお勧めします。 -
業者選びのポイント
住宅着工数は、減少傾向にあります。大手ハウスメーカーにおいても、受注数が減少傾向の会社もあれば、まだ、増えている会社もあります。 クレーム、アフターの対応を見ていると、仕事が減少傾向にある会社ほど、対応が悪いです。利益が少なく、費用を出せないのが理由だと思います。 地元工務店で、あと数年で廃業しようとしている業者の場... -
事例1263 「換気扇ダクトまわり、断熱材欠損」
例年に比べ、夏の結露調査依頼が少ないです。被害が減っていると、考えたいところですが、湿度、水蒸気量自体は今までと変わらないため、そうではないと思っています。 ■(1)今回の事例_____________ 「換気扇ダクトまわり、断熱材欠損」 ______________________ ◆写真解説ユニットバス換気扇... -
大工仕事
1階床に点検口をあける、現場立ち合いをしました。少々の作業は、自分でも行いますが、難易度が高いのは丸鋸を使った作業。今回は、施工業者の手配で、大工さんがあけました。 丸鋸による細かな作業は、難しくかつ、危険なため、素人が手を出さない方が、良いと思っております。もちろんDIYなら構いません。 最近はカビの検査などで壁を開け... -
TV局との付き合い方
お盆休み前後は、たくさんの現場の予定が入り、夏休みは2日間のみでした。現場以外でも、いろいろ忙しく、ブログの更新も空きました。 TVの仕事をここ数年、控えております。コロナの感染の影響以外に、時間を取られ過ぎるためです。 TV局が苦情を恐れ、編集でカットする可能性を考慮し、予備的に多く撮影するので、年々、拘束時間が長くな... -
雨漏り検査
新築してから20年超、雨漏りが止まらない現場に行ってきました。今まで、補修をしても、雨漏りを繰り返す。そうしているうちに、かなりの月日が経過した。 今回、根本の原因を特定。再発しない修理案を提案し、施工する予定です。 年数は経過していますが、当初からの施工不備があり施工者負担で修理対応する予定。 保証期間に関係なく、過... -
事例1262 「屋根タルキ破損」
昔は台風に伴う水害が多かった記憶がありますが、最近は、台風でなくても水害が多く発生しています。 今日も、いきなり強い雨が降るなど、7,8月は暑いというよりは、雨が多い印象です。 ■(1)今回の事例_____________ 「屋根タルキ破損」 ______________________ ◆写真解説 屋根タルキの破... -
地盤調査会社の言い分
地盤調査の結果、地盤調査会社の判定は、「ベタ基礎、基礎補強なし」。その指示通りに施工し、不同沈下が起きた。 データを見ると、その判断はなくもないですが、私だったら、杭を打つ判断をする。 不同沈下が起きたことに対し、地盤調査会社は、「弊社に不備はありません。告示の規定に従って適切に判断した」という回答。 実際に事故が起き...