長井のブログ
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和解の連絡を頂きました
住宅紛争欠陥検査後、裁判サポートをしていた家。依頼者より和解成立の連絡がありました。 ひどい欠陥住宅ですが、裁判所の反応は当初、いま一つ。回を重ねるごとに、杜撰さを分かって頂き、最終的に施主寄りの判断をしてくれるようになりました。しかしながら、よくあるパターンで、査定は、修理金額の大きなものを切られ、少額のものを多数、認めた... -
事例1257 「基礎立ち上がりかぶり不足」
コンクリート、かぶり梅雨が明けたというニュースに耳を疑いました。あまりにも早すぎますし、雨もあまり降っていません。 梅雨が明けると、夏の結露、カビ被害が出始めます。 ■(1)今回の事例_____________ 「基礎立ち上がりかぶり不足」 ______________________ ◆写真解説 基礎立ち上がり部、鉄筋かぶり不足。基... -
住宅業界のパワハラ報道が頻発
業者情報「住宅営業マンぺこぺこ日記」が売れていてhttps://www.amazon.co.jp/dp/486680923Xアマゾンでも在庫切れになっているようです。 住宅営業マンぺこぺこ日記 (日記シリーズ) [ 屋敷 康蔵 ] 価格:1,430円(2022/8/13 08:31時点)感想(6件) 私はすでに読み終えていて、業界内にいるので、内容は知っていることが多かったです。 ただ、驚いたのは... -
調停委員の判断
住宅紛争先週末、雨漏りを含む欠陥住宅検査を2日間かけて行いました。天候は2日共、曇り、時々雨でしたが、帰ってきて、鏡を見るとかなり顔が日焼けしています。曇りでも油断したらダメですね。 ベタ基礎のかぶりがほとんどなく、建て替えを請求している裁判。調停委員が、かぶりがほとんど無くても、問題ないと言い出しております。 最低のかぶり... -
事例1256 「キッチン換気扇ダクト外れ」
設備この前の日曜日、ミスターチルドレンの日産スタジアムでのコンサートに行ってきました。 アリーナ前方中央での鑑賞、お気に入りの歌が多く演奏されたこともあり、数年前に行ったナゴヤドームのコンサートの数倍、良かったです。 ■(1)今回の事例_____________ 「キッチン換気扇ダクト外れ」_____________... -
また地盤沈下発覚
ブログ先週末に欠陥検査を実施した家も地盤沈下してました。地盤沈下について、先回のブログで書いたばかりで、今年3件目です。 今回も、検査で水平を測るまでは、施主さんは傾斜を認識していませんでした。数字は大きくありませんが、施工誤差としてはありえない数字です。 ここまで多いと、何らかの対策が必要になると思います。 今月は、過去最... -
地盤沈下
地盤沈下欠陥検査に伺い、地盤沈下が発覚するケースが多いです。今年はすでに2件発覚、その他、過去に発覚し、裁判中の家もあります。 最近は、地盤調査をしているので、大きく沈下しません。2CM以内の沈下が大半です。そのため、保証基準を持ち出し問題ないという会社が多いです。(地盤保証の基準は3M以上の距離で5~6/1000が多い。) 2CM程度... -
事例1255 「工事中の濡れによるカビ繁殖」
カビ太陽光発電の設置義務化が、東京都から将来的には他の都市部へも広がると思います。 数は少ないですが、太陽光発電に関するトラブルも出ていて、条例などで義務化になるとトラブルは急増すると思います。 ■(1)今回の事例_____________ 「工事中の濡れによるカビ繁殖」 ______________________ ... -
事例1254 「多数のボルト締め未施工」
躯体構造裁判所に出す意見書作成がいくつか重なり、書く仕事が忙しかったです。 意見書と言っても、私見を述べるだけでは効果がなく、裏付けデータが重要になります。 資料を探して揃えるまでが、結構時間がかかります。 ■(1)今回の事例_____________ 「多数のボルト締め未施工」 _____________________... -
紛争数の多い会社
業者情報数年前から、ある大手ハウスメーカーの紛争事案の仕事(検査、相談、裁判サポート)が増えています。 私の予想ですが、施主と裁判になっている数は大手の中ではダントツだと思います。 普通に考えれば、顧客を大事にしない会社ですが、反対を考えると、クレーム対応から社員を開放するために裁判数が多いかもしれません。 この会社との裁判。... -
換気システム選び
設備住宅の高気密化で、換気計画、システム選びが重要になっています。 今週もいくつかのタイプの換気システムを見る機会がありました。価格、音、ダクトの多さなどそれぞれ一長一短あり、お勧めの順位を付けるのは大変難しいと改めて思いました。 換気システム選びでの注意点は、広告、カタログを信用しないこと。売るためにオーバーな表現をし... -
腑に落ちない対応
躯体構造今現在、軽量鉄骨のボルトの緩みで争っている住宅があります。築数年後、室内の工事をした際に、ボルトの緩みが発覚。私も現場で立ち合い、トルクレンチでボルトを締めた。目視で緩みは分からないが、トルクレンチで締めるとボルトが締まる。数は1,2本ではなく、確認できたボルトにおいて、結構な確率でボルトが締まった。 私が腑に落ちな... -
マンション検査
検査業務連休最終の土日は、マンションの検査でした。土曜日、朝6時の飛行機に乗るのに、1時間も寝坊してしまい起きてすぐ、パニックに陥りました。すぐに冷静になり、搭乗までのタイムスケジュールを組み直し、余裕の時間が無くなりましたが、無事搭乗できました。 普段は木造の検査がメインですが、社会に出て10数年、鉄骨、RCばかりやっていた... -
事例1253 「ゴミ隠し」
仕上げこの仕事をしていると、10連休を取るのは難しいです。 それでも、大型連休は、普段よりは現場スケジュールが入りにくく、普段に比べ、休みが取りやすいです。 ■(1)今回の事例_____________ 「ゴミ隠し」 ______________________ ◆写真解説 瓦ぶきの屋根。隅棟部に瓦の破片を入れている。乾式... -
火災保険を使えば、実質0円で修繕工事ができる
ブログ国の認定を受けた消費者団体「消費者機構日本」が、業者を訴えた裁判終結のニュースが出ていました。(火災保険を使えば、実質0円で修繕工事ができると勧誘して契約を結び、着工前に解約しようとすると高額な違約金を請求するパターン)これは、数年前くらいから、よく広告で目にする内容。知り合いの保険屋さんに念のために聞いてみると、... -
検査をして業者から恨まれる
検査業務最近、検査でかなりのダメ出しをした現場があります。施工者側は、指摘を今後の品質向上など、前向きにとらえてくれれば良いですが、今回のケースでは、後ろ向きにとらえてしまっているようです。 やり取りしている対応から感じ取れる印象は、指摘を受け、修理をするのにお金がたくさんかかる、余計なことをしてくれたと思っているようです。... -
事例1252 「鉄筋切断」
躯体構造GWの直前と直後に遠方の検査を組んでおります。 コロナの影響で、未だ飛行機の便が少ない、欠航しているなどの影響を受け、2ケ所ともハードなスケジュールを組みました。 新型コロナで制限が出てから、3回目のGW。そろそろ、元の状態に戻って欲しいですね。 ■(1)今回の事例_____________ 「鉄筋切断」______... -
事例1251 「クロスのカビ」
結露「首都圏マンション価格バブル超え」というニュースが昨日出てました。 戸建てに関しても、今後、予想以上に価格が上がってくる可能性があります。 住宅に関することは、食品や日用品と違い、あまりニュースでは取り上げられないため、関係者からの情報が頼りです。 ■(1)今回の事例_____________ 「クロスのカビ」 ____... -
住宅紛争解決手段
住宅紛争業者と争いになった場合、数年前まではネット上での書き込みが結構、有効でした。最近は、業者の方が対応に慣れてきて、効果が以前より減っている印象があります。また、書き込みに対する裁判も増え、書き込みした方が訴えられる率が高くなっています。 マスコミも今現在は、欠陥住宅を取り上げるのに消極的です。コロナ過でロケ自体を制限し... -
被害確認
住宅紛争カビ被害で裁判中の家。追加立証のために現場に行ってきました。 カビ被害は、6月から9月にピークを迎えます。その時期以外に現場を確認に来た方のほとんどは、被害は大したことないと思ってしまいます。 ピーク時に確認した場合でも、臭いに鈍感な方、床下などを奥まで見ないケースでは、同様の判断をされることがあります。 カビ被害以外...