長井のブログ
-
地盤沈下
欠陥検査に伺い、地盤沈下が発覚するケースが多いです。今年はすでに2件発覚、その他、過去に発覚し、裁判中の家もあります。 最近は、地盤調査をしているので、大きく沈下しません。2CM以内の沈下が大半です。そのため、保証基準を持ち出し問題ないという会社が多いです。(地盤保証の基準は3M以上の距離で5~6/1000が多い。) 2CM程度... -
事例1255 「工事中の濡れによるカビ繁殖」
太陽光発電の設置義務化が、東京都から将来的には他の都市部へも広がると思います。 数は少ないですが、太陽光発電に関するトラブルも出ていて、条例などで義務化になるとトラブルは急増すると思います。 ■(1)今回の事例_____________ 「工事中の濡れによるカビ繁殖」 ______________________ ... -
事例1254 「多数のボルト締め未施工」
裁判所に出す意見書作成がいくつか重なり、書く仕事が忙しかったです。 意見書と言っても、私見を述べるだけでは効果がなく、裏付けデータが重要になります。 資料を探して揃えるまでが、結構時間がかかります。 ■(1)今回の事例_____________ 「多数のボルト締め未施工」 _____________________... -
紛争数の多い会社
数年前から、ある大手ハウスメーカーの紛争事案の仕事(検査、相談、裁判サポート)が増えています。 私の予想ですが、施主と裁判になっている数は大手の中ではダントツだと思います。 普通に考えれば、顧客を大事にしない会社ですが、反対を考えると、クレーム対応から社員を開放するために裁判数が多いかもしれません。 この会社との裁判。... -
換気システム選び
住宅の高気密化で、換気計画、システム選びが重要になっています。 今週もいくつかのタイプの換気システムを見る機会がありました。価格、音、ダクトの多さなどそれぞれ一長一短あり、お勧めの順位を付けるのは大変難しいと改めて思いました。 換気システム選びでの注意点は、広告、カタログを信用しないこと。売るためにオーバーな表現をし... -
腑に落ちない対応
今現在、軽量鉄骨のボルトの緩みで争っている住宅があります。築数年後、室内の工事をした際に、ボルトの緩みが発覚。私も現場で立ち合い、トルクレンチでボルトを締めた。目視で緩みは分からないが、トルクレンチで締めるとボルトが締まる。数は1,2本ではなく、確認できたボルトにおいて、結構な確率でボルトが締まった。 私が腑に落ちな... -
マンション検査
連休最終の土日は、マンションの検査でした。土曜日、朝6時の飛行機に乗るのに、1時間も寝坊してしまい起きてすぐ、パニックに陥りました。すぐに冷静になり、搭乗までのタイムスケジュールを組み直し、余裕の時間が無くなりましたが、無事搭乗できました。 普段は木造の検査がメインですが、社会に出て10数年、鉄骨、RCばかりやっていた... -
事例1253 「ゴミ隠し」
この仕事をしていると、10連休を取るのは難しいです。 それでも、大型連休は、普段よりは現場スケジュールが入りにくく、普段に比べ、休みが取りやすいです。 ■(1)今回の事例_____________ 「ゴミ隠し」 ______________________ ◆写真解説 瓦ぶきの屋根。隅棟部に瓦の破片を入れている。乾式... -
火災保険を使えば、実質0円で修繕工事ができる
国の認定を受けた消費者団体「消費者機構日本」が、業者を訴えた裁判終結のニュースが出ていました。(火災保険を使えば、実質0円で修繕工事ができると勧誘して契約を結び、着工前に解約しようとすると高額な違約金を請求するパターン)これは、数年前くらいから、よく広告で目にする内容。知り合いの保険屋さんに念のために聞いてみると、... -
検査をして業者から恨まれる
最近、検査でかなりのダメ出しをした現場があります。施工者側は、指摘を今後の品質向上など、前向きにとらえてくれれば良いですが、今回のケースでは、後ろ向きにとらえてしまっているようです。 やり取りしている対応から感じ取れる印象は、指摘を受け、修理をするのにお金がたくさんかかる、余計なことをしてくれたと思っているようです。... -
事例1252 「鉄筋切断」
GWの直前と直後に遠方の検査を組んでおります。 コロナの影響で、未だ飛行機の便が少ない、欠航しているなどの影響を受け、2ケ所ともハードなスケジュールを組みました。 新型コロナで制限が出てから、3回目のGW。そろそろ、元の状態に戻って欲しいですね。 ■(1)今回の事例_____________ 「鉄筋切断」______... -
事例1251 「クロスのカビ」
「首都圏マンション価格バブル超え」というニュースが昨日出てました。 戸建てに関しても、今後、予想以上に価格が上がってくる可能性があります。 住宅に関することは、食品や日用品と違い、あまりニュースでは取り上げられないため、関係者からの情報が頼りです。 ■(1)今回の事例_____________ 「クロスのカビ」 ____... -
住宅紛争解決手段
業者と争いになった場合、数年前まではネット上での書き込みが結構、有効でした。最近は、業者の方が対応に慣れてきて、効果が以前より減っている印象があります。また、書き込みに対する裁判も増え、書き込みした方が訴えられる率が高くなっています。 マスコミも今現在は、欠陥住宅を取り上げるのに消極的です。コロナ過でロケ自体を制限し... -
被害確認
カビ被害で裁判中の家。追加立証のために現場に行ってきました。 カビ被害は、6月から9月にピークを迎えます。その時期以外に現場を確認に来た方のほとんどは、被害は大したことないと思ってしまいます。 ピーク時に確認した場合でも、臭いに鈍感な方、床下などを奥まで見ないケースでは、同様の判断をされることがあります。 カビ被害以外... -
外壁の耐久性
家を建てる方へ、仕様の希望を聞くと、「できるだけメンテナンスのかからない家」という回答が多い。 対応する仕様として、ハウスメーカーから高耐久シーリングやタイル外壁などを勧められるケースが多いようです。 あるハウスメーカーは、耐久性が高いとして屋根、外壁とも、ガルバを勧めています。 先日、見たガルバの外壁の家。雨の当たら... -
事例1250 「鋼製束の脚、未固定」
昨日の朝、地震が発生した際、梯子の上にいて、大地震だったら危ないと思い、すぐ下に降りました。 割と震源に近い場所にいたので、結構揺れを感じました。 ■(1)今回の事例_____________ 「鋼製束の脚、未固定」 ______________________ ◆写真解説 鋼製束の脚が浮いている。ボンドや釘で固定... -
1件落着
また1件、欠陥住宅検査を実施した家の買取が決まりました。裁判ではなく、話し合いの結果です。 このうれしい報告を頂いた同じ日に、業者が対応しないという報告もありました。こちらは、同じく欠陥検査の結果から、きちんと修理するには建て替えしかないと判断、建て替えを要求していましたが、拒否してきました。 最近の傾向として、早い... -
過剰表現
営業マンの言うこと、パンフレット、広告など。これらを鵜吞みにして契約。住んでから説明と違うことに気づくケースが相談などを受ける中で、増えているように思います。 また、ネットの情報で選んだ仕様などが、説明と違ったという例も増えてます。(営利目的のものは、特に注意したほうがよいです) 新聞やテレビニュース並みに、これらに... -
事例1249 「スリーブ孔拡大」
昔は3月が仕事のピークでしたが、最近は2月に分散する傾向で、3月に検査が集中するということがなくなりました。 それでも、思っていたより、バタバタはしていて、この3連休も、仕事しております。 ■(1)今回の事例_____________ 「スリーブ孔拡大」______________________ ◆写真解説 基礎... -
事例1248 「サイディングの汚れ」
先週、これから建てる方の見積書をチェックした際、昔に比べ確実に値上がりしていると思いました。 戦争が始まったことで、さらなる資材高騰が懸念され家を建てる方には条件が悪くなっています。 ■(1)今回の事例_____________ 「サイディングの汚れ」 ______________________ ◆写真解説 サイ...