長井のブログ
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木造住宅の構造審査
欠陥住宅の紛争で、相手業者からの反論で多いのは、「確認申請の中間検査、完了検査に合格している」「瑕疵保険の検査に合格している」「メーカーが問題ないと言っている」など。 今、欠陥検査後の話し合いをしている家も、メーカーの○○さんが問題ないと言ってくれた。瑕疵保険会社は問題ないと言っているなどの回答が来たため、私の方で事実... -
事例1240 「床下のカビ」
年末の休みまで、あと2週間ほど。 未だ、年内に予定を入れて欲しいという依頼がありますが、特に混み合う時期でもあり、新築検査の枠以外、ほとんど予定を埋めております。 また、今月対応できない予定を1月にスライドしているため、欠陥住宅検査などは、これから依頼を頂きますと2月の検査になる可能性が高いです。 ■(1)今回の... -
使わない方が良い建材
今の事務所に移り、8年くらい。今日初めて、近くのバス停から市バスに乗りました。東西の移動は電車がありますが、南北移動は市バスの方が早い場合があります。 ------------------------------------------------------------ 今後、新築検査の図面チェックで、要望があれば仕様、使用材料のダメ出しをしようと思います。 そう思ったきっか... -
代弁者としての依頼
自分の意見を、一級建築士が書類に書く。つまり、私に代弁者になって欲しいという目的で依頼をしてくる方が、たまに見えます。 雨漏りしていないのに、雨漏りしていると書いてとか、その他、常識を超えた要求の記載を求められる事があります。 弊社、おそらく他社さんも、客観性を持った検査や書類作成業務を行っていて、言われたまま、書く... -
話し合いによる解決
欠陥検査から2年。弁護士を入れて話し合いを続けていた紛争が和解できそうです。 家の不具合の内容はひどく、請求金額も大きい。なのに、当初より、相手側からの強い反論はなく、激しい争いではありませんでした。おそらく、建築業者側も裁判での解決を望んでいなかったと思います。 時間はかかりましたが、裁判を選択していたら、解決はさ... -
適正な検査料金
ここ最近、数名のお客さんから、他社に比べ検査料が安いですねと言われました。 普段、気にしていないため、どのくらい違いうのか、検査会社としては大手の会社と、創業して間もない、個人経営のところを見てみました。 大手は、会社の経費、広告代を考えれば妥当で、基本的な料金算定は、弊社とあまり変わらないと思います。 弊社は3年くら... -
事例1239 「基礎梁未施工」
書類作成、事務作業のため、週に1日か半日は、事務所にいる時間を確保するようにしています。とはいえ、なかなか実行できず、ここ2週間ほどは、出張なども多く、事務所にいる時間がかなり少なかったです。 今年もあと残り1ケ月ほど、来月もこのペースが続きそうです。 ■(1)今回の事例_____________ 「基礎梁未施工... -
完成時の指摘
先週あたりから完成物件が多いです。昔は、12月、3月、9月などが完成の多い時期でしたが最近は1ケ月早くなっている印象です。 完成検査で指摘の多いもの(最近のデータ)1,床下断熱材のたれ2,ユニットバス区画だけ基礎断熱仕様のケースで 配管貫通部、人通口の蓋の隙間処理ができていない3,省令準耐火構造の仕様の場合の施工不... -
木造建築物の高層化
日本で木造建築と言えば、3階建てまでが一般的でした。最近は、4階以上も珍しくなく、木造のビルも注目されています。 一昨日、TVニュースで木造のマンション、ビルが取り上げられていました。懸念される強度、防火性、防音性について、あるメーカーが十分クリアしていると説明していました。 確かに正しく施工をすれば、そのとおりだと思い... -
事例1238 「構造金物のビスが効かない」
明日から出張が続きます。行きっ放しではなく、行って帰っての繰り返し。 長距離移動が大変ですが、名古屋に戻った時のスケジュールがよりきつくなるので、しばらく時間の余裕がなくなります。 ■(1)今回の事例_____________ 「構造金物のビスが効かない」______________________ ◆写真解説 柱... -
間違った情報
検査に伺った際など、お客さんが持っているネット情報の資料を見るとその情報は間違っていますよというものがある。 ネット上での情報は日々、増え続け、今では文章に加え動画まであります。 実は、TVでも内容が正確でないことが、多々あります。(放送前にチェックを求めてきますが、局の都合のよい表現になることがあります) ネットの場合... -
事例1237 「外壁通気層の結露」
本日検査に行った現場。アキュラホームの基礎屋さんとタマホームの大工さんの仕事がエクセレント(超優良)でした。 優秀な職人さんに当たった施主さんは幸せです。 ■(1)今回の事例_____________ 「外壁通気層の結露」 _______________________ ◆写真解説 天気が続いているにも関わらず、外壁... -
事例1236 「土台施工不良」
朝一番で投票に行ってきました。 支持政党は特になく、主に新聞からの情報で誰に、どこの政党に入れるか判断しました。 ■(1)今回の事例_____________ 「土台施工不良」 _______________________ ◆写真解説 基礎の水平精度が悪く、基礎パッキンの調整板だけを複数重ね(写真は7枚)水平を調... -
今年何度目かの建て替え要求
結構な手間をかけ、欠陥住宅検査の書類を一つ完成させました。RCレーダー検査の結果、基礎の鉄筋は図面より少なく、また、基礎の設計が規定どおりでない。その他に、基礎梁の欠落、土台緊結不良、構造材の木部の湿り、カビ発生などもあり、建て替えが必要なレベルの家。 今年に入り、確か4件目の建て替え要求です。 多くの欠陥住宅を見てき... -
過密スケジュール
先週末は、予定がぎっしり埋まってしまい。やむを得ず、1日6件の予定を入れた日もありました。(目標は1日3,4件まで)途中、車を置いて、タクシーや電車で移動するなど効率的に動いたものの、日が短くなっている分、夏場より、1日の時間が短く感じます。 移動の際、タクシーアプリを開くと、システム更新に伴い、登録し直しを求められ... -
事例1235 「擁壁崩壊」
住宅に関する情報を、毎日チェックしています。 最近、壁内結露に関する内容がいろいろ出てました。違うでしょという内容も多く、特に夏型結露は多くの業者が理解できていません。 建材の組み合わせが多数あるので、一概に整理、判断するのは難しいですが、図面チェックなどで○✖が容易に付けれるようにしていきたいと思います。  ... -
業者選びで失敗しないために
この2週間、出張の連続で、事務所にいない分、書類作成が溜まっております。 建築紛争になっている家で、なぜ、その業者を選んだか聞くと土地を購入した際、不動産屋に紹介してもらったという回答が多い。 ネットやリアルの広告で多くのハウスメーカーを知ってはいるものの直接関わった方からの紹介は、強いようです。 注意が必要なのは、不... -
機嫌が悪い大工
新築検査の現場で、大工の機嫌が悪かった。現場に入った際、大工が電話で誰かに文句を言っているのが聞こえた。その後、作業が始まったと思ったら、資材は投げるし、仕事が荒い。 監督がいなかったので、構造金物未施工の指摘を伝えたら監督に言えという返事で、これに腹が立ったのか、指摘を出した後は、さらに物を投げる音などが大きくなっ... -
解決までの期間
緊急事態宣言が解除されるのを待っていたわけではないですが、今週と来週は、遠方への移動が多いです。 先週参加した裁判。私が欠陥検査をしたのが5年以上前。自分の中ではそんなに経過していないイメージですが、書類等を見ると間違いありません。 建築紛争は解決までの期間が長いと言われますが、5,6年かかるのは、やや長いほうです。 ... -
事例1234 「レベラー硬化不良」
今日午後の現場、風も入らない屋根直下にいた所、熱中症になる不安を感じました。 10月に30度超え。名古屋は今日だけでなくここ数日、続いております。 ■(1)今回の事例_____________ 「レベラー硬化不良」 _______________________ ◆写真解説 基礎レベラーの硬化不良。チョークで文字が...