長井のブログ
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事例1209 「土台のサイズが小さい」
躯体構造休み明け早々、割と忙しい一週間でした。 来週までややスケジュールがきつく、 この3連休も全て予定を入れております。 ■(1)今回の事例_____________ 「土台のサイズが小さい」 _______________________ ◆写真解説 土台サイズが小さく、基礎との隙間を木片を入れておさめた。 床鳴りの原因に... -
30年超ノーメンテの外皮
その他家の仕様へのこだわりの中で、耐久性に関することを 重視する方が増えています。 日経ホームビルダーの1月号(先月の20日発売)では 現在よくある一般的な仕様、材料を否定するなど、 かなり突っ込んだ内容が記載されています。 工務店にとっては、これを見て仕様を改善していくのか、 今までの仕様のままか、判断を迫られる内容だ... -
事例1208 「サッシ下枠のたれ」
その他明けましておめでとうございます。 予想はしておりましたが、緊急事態宣言が発令される予定で、 不安な年明けとなりました。 私は今までどおり、できる限りの対策を講じ、業務を行う予定です。 今年は、リモートの比率が多くなると予想しています。 ■(1)今回の事例_____________ 「サッシ下枠のたれ」 _______... -
住宅着工数減
その他本年度の住宅着工数の予想が出ております。 集計の仕方でやや差がありますが、昨年に比べ結構な落ち込みです。 弊社の新築検査数は、何年も前から、住宅着工数の増減に連動しています。 12月締めで集計をしてみると、やはり、同じパーセントだけ減っていました。 新築検査が減った分、暇になるはずですが、 欠陥等の検査が増えたため、時間... -
汚い現場
検査業務構造検査に行った現場。今時珍しく、室内がかなり汚かった。 大工は室内で集塵機も付けずに材料を切るため、粉じんだらけ。 ゴミは、まとめることなく床に放置。大工の道具や未だ使わない材料も 散乱した状態で足の踏み場もない。 大工は、やけくそで仕事しているかと思えば、そうでもなさそう。 元請けから注意を受けないため、掃除をしない... -
日経ホームビルダー
その他2015年から連載をしてきました月刊誌「日経ホームビルダー」が 来春で休刊となります。 私は、休刊まであと2つの記事を出します。 1つはすでに原稿はできていて、来月発売号に掲載されます。 もう1つは、重要なテーマで最後を締めくくりたいと思います。 (編集者からテーマの承認を得られればですが) 長年、連載してきて、最近は、... -
今年最後の欠陥検査
検査業務今年、最後の欠陥検査に行ってきました。 検査した家は、愛知県内で割と数多く建てているメーカー。 基本的な設計は、規格化しているため間違いは出にくいですが、 施工面においての不具合がいくつかありました。 数多く建てるほど、使う職人が増え、上手い下手のばらつきも大きくなる。 品質を確保するには、検査が重要ですが、 社内検査が... -
事例1207 「構造用合板の欠落」
構造用面材今朝、積雪がなく油断をしていたところ、 道路が凍結していて、交差点での発信時にタイヤが滑りました。 急に寒くなったため、現場での服装も一昨日から真冬の格好です。 ■(1)今回の事例_____________ 「構造用合板の欠落」 _______________________ ◆写真解説 1階内部の壁、構造用合板未施... -
出戻り
検査業務久しぶりに検査で出戻りました。 2日ほど予定を遅らせたにも関わらず、 予定変更の連絡がなかったためです。 ここの監督に限ったことではありませんが、 最近、現場監督の質の低下を感じます。 昨日も、検査の是正写真が足らない連絡を入れたところ、 書類を見ていないので指摘箇所が分からないと言ってきた。 書類を見ているからこそ、一部... -
工事途中の家、壊してやり直し
検査業務今日は、遠方の建築途中の検査予定でしたが、 先週末、解体して一からやり直すことを施工業者が決断したため、 検査予定は、なくなりました。 最初は、不具合に対し問題がないと強気だったはず。 私が検査に行き、徹底的に調べられるとまずいと思ったのかもしれません。 お金がかかるため、やりかえの決断をする業者は、少ないです。 逃げ切... -
現場監督が現場に来る頻度
検査業務住宅の現場に現場監督は常駐しません。 週に1、2回、顔を出せばよい方だと思います。 それを契約後に知って、不安になる方も見えますが、 現場に来る頻度は、それほど重要ではありません。 先日、完成した現場は、ほとんど監督さんは来ませんが 家に問題はなく、仕上げもきれいでした。 今、検査をしている別の現場も、監督さんは現場に来... -
事例1206 「スラブ筋、かぶり不足」
コンクリート、かぶり先月から忙しさが続いております。 昨日、50ページ超の裁判書類と雑誌原稿を書き上げ、 ホッとしましたが、まだ、たくさん書く仕事があります。 来月に入ると現場予定なども比較的余裕がでてきます。 ■(1)今回の事例______________ 「スラブ筋、かぶり不足」 _______________________ ◆写... -
遠方への欠陥検査
検査業務ここ最近は、週1のペースで遠方への欠陥検査を組んでおります。 朝早起きして出発するのは慣れておりますが、 この時期、日の出が遅いため、数時間は暗い中での運転になります。 欠陥検査はかなり集中を要する検査のため、 早起きしても途中で眠くなることはありません。 検査が終わった後も、頭が冴えているためか、 帰りの運転で眠くなる... -
無知な業者とのやりとり
業者情報トラブルの種類を分類すると 大手ハウスメーカー~中堅の地元工務店は、 腕の悪い職人が入ったことによる施工不良のトラブルが多い。 小さな工務店の場合、無知が原因の施工不良によるトラブルが多い。 一時、無知な工務店を新築検査の対象から外そうかと考えたことがあります。 図面は少なく、数回の検査だけで現場を正すのは無理があるから... -
建て替え要求2
住宅紛争依頼者は、契約から完成まで、いろいろ業者に騙され、 納得ができない家に住んでいる。可能であれば壊したい、また、 地元密着の業者が地元の人を騙すのは許さないと、徹底的に戦うことを決意。 何か自分では気づかない大きな手抜きがあると確信し、私に検査を依頼してきた。 検査に伺い、小屋裏などで不備は出てくるものの 依頼者の期待する... -
隠蔽
住宅紛争先回、建て替え要求のことを書きました。 書類作成中に重大な問題だと思ったことは2つ。 1、建築は隠蔽が容易 2、隠蔽を見つける国のシステムが機能しないケースがある 隠蔽といえば、建築ではありませんが 最近、高速道路耐震補強工事での手抜きのニュースがあります。 NEXCOの管理下、施工管理などは徹底されている印象がありますが、 ... -
建て替え要求
住宅紛争欠陥住宅検査を実施した家。 重大な施工不良がいくつかあり、その中で修理に莫大な費用を要するものがある。 それぞれ修理するよりは、いっそのこと建て替えしたほうが 確実でお互い手間がないと判断、建て替えを要求する予定です。 ただ、裁判所に判断を任せれば、建て替えが認められる可能性は低く、 業者は建て替えを拒否するでしょう。 ... -
事例1205 「下屋との取り合い部、断熱欠損」
断熱材愛知県で渋滞のひどい箇所といえば、一宮IC。 今朝、一宮方面の現場を入れていて、 接続する名古屋高速にかけて大渋滞でした。 ただ、3連休初日としては、そこまで渋滞は長くなく、 外出を控えている方も多くいると思いました。 ■(1)今回の事例______________ 「下屋との取り合い部、断熱欠損」 ________... -
下請け業者へのタカリ
その他鹿島建設の幹部が、下請け業者に過剰な接待と キックバックを要求していた件。 これと同じことを、私が社会に出た頃は、 堂々とやっている幹部社員が多かった。 景気が良く、公共工事の談合なども当たり前の時代。 所定の利益を出していれば会社も黙認していたと思います。 その後、バブルがはじけ、会社のチェックも厳しくなり、 急激に減っ... -
注文住宅の建築でいろいろ騙された
住宅紛争欠陥検査依頼の理由は「業者を詐欺で訴えたいと弁護士に相談をしたら まずは、建築士に家を見てもらってくださいと指示を受けた」 今時点で詳しい話は紹介できませんが、 現金で家を買う、人の良い高齢者を狙った騙しの手法。 業者への怒りと、新たな被害者が出ないように 市や県、警察、いろいろなところへ相談したが、協力は得られず 訴訟...