長井のブログ
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事例754『換気扇ダクトの潰れ』
設備今日はやや日差しがあり、午後から検査に行った現場では、 建物内より外の方が暖かかったです。 今年も多くの結露の相談を受けました。 気温の上昇と共に結露の相談も減っていきます。 ■(1)今回の事例______________ 「換気扇ダクトの潰れ」 _______________________ ◆写真解説 天井裏にて換気扇ア... -
大工の腕の良し悪し
仕上げ事務所近くのコミニュティセンター。 正面に金鯱が飾られています。 金色に輝く鯱は建物とミスマッチです。 建売住宅を買うお客さんに どこを見たらよいかという質問を受けました。 床下や屋根裏を頭を入れてのぞく他、 階段など手間がかかりそうな部分を注意して見ると、 大工さんの腕が分かります。 (蹴込み板の開き・・下手な例) -
住宅エコポイント復活
その他2週続けて、週末は遠方へ出かけています。 今日は新幹線での移動のため、早く帰って来れました。 エコポイントが来月上旬から受け付けを開始するようです。 新築で最大300.000ポイント エコリフォームで耐震改修も行うと最大450.000ポイント。 対象者は ・新築、リフォーム請負契約 昨年12月27日以降の契約。 ・... -
金額だけで業者を決めない
その他現在、多くの被害を出している詐欺は、息子を助けるためや、お金がもらえるなど、 人の不安や儲け心をうまく利用しています。 不安を持った時、耳触りの良いことを言ってくれる人が 近寄ってきたら、きっと多くの人はその人のことを信用してしまいます。 それは、業者選びも同じです。 予算が合わず、そこらじゅうの業者に断られたとき、 う... -
事例753『ユニットバス断熱施工不備』
断熱材今から20年ほど前のハウスメーカー時代、 電話だと記録が残らないので FAXで連絡しろという会社命令がありました。 一時、自宅用にFAXが支給されたこともありました。 このところ、監督さんたちの電話による連絡ミスが多い。 私は日時や金額などは、メールなどで伝えます。 携帯しか持たない人へはショートメールを入れるようにして... -
目で見えないものが分かる
検査業務赤外線サーモグラフィーカメラを使いだして約8年。 最初の頃は、見慣れない画像に戸惑いましたが、最近は使いこなしています。 先日検査した家では天井の濡れを発見。 この箇所の石膏ボードの含水率を測ると、やはり高かった。 (矢印部の丸。右側の紫色部分は屋根下) 雨漏りか結露か、原因はこれから解明していきます。 弊社の赤外... -
事例752『シーリングの不備』
雨漏り今日だけで2件の床下に入りました。 そのうちの1件で、かなり気持ち悪いものに遭遇。 何の虫か、名前は分かりませんが、初めて遭遇しました。 狭い空間だけに、向かって来られたら逃げることが困難。 何だか分からないものには遭遇したくないですね。 ■(1)今回の事例______________ 「シーリングの不備」 ____... -
工事監理の重要性
住宅紛争指摘内容に対するおかしな反論がきています。 ・ユニットバスは防火性がある。 ・確認申請がおりているから、瑕疵はない。 ・保険の検査に合格しているので、瑕疵はない。 正論で反論できないと、この手の言い訳になってきます。 また先日の裁判立ち合いで、調停委員が 「法違反だけど、まあ、このくらいはいいと思う」と小さな声で 独り言を... -
瑕疵検査依頼のきっかけ
仕上げ2日続けて、瑕疵検査に行ってきました。 2件とも、瑕疵検査を依頼するきっかけは「ひび割れ」。 ひび割れは、何か瑕疵があって起きているものと、 コンクリートの収縮や、木の痩せ、反りなど 防ぐのが難しいひび割れがあります。 今回は検査の結果、瑕疵が原因でした。 おかしなひび割れだと感じた場合、早めに調べることをお勧めします。 -
事例751『アンカーボルトの位置が柱から離れすぎている』
アンカーボルト高3の娘が、学年末試験で赤点を取り、 先週から早朝補修授業に出ています。 昨年夏から、娘の弁当造りは私の担当。 おかげで来週末まで、いつもより1時間早起きです。 ■(1)今回の事例______________ 「アンカーボルトの位置が柱から離れすぎている」 _______________________ ◆写真解説 ア... -
工事遅延の相談が5年前の3倍に
住宅紛争消費生活センターに寄せられた新築・リフォームの 遅延に関する相談件数が11年度から急増。 昨年度の相談件数は、09年度の3倍、1500件もあったようです。 原因は職人不足。遅延以外に未熟な職人による施工不良などの 苦情も増えているようです。 私が最近検査した家で、未熟な大工が担当して、斜めの家が完成した。 同じく未熟な職人にコンク... -
樹脂サッシのシェア拡大
断熱材今日は京都府。昨日は三重県。 たまたまですが、どちらも東北など寒い地方の断熱性能仕様の家でした。 片方は売り建て、もう一つはレオハウス。 どちらもローコストなのに高い省エネ性能の家です。 これらの家の省エネ性能を知ってしまえば、バカ高いわりに省エネでない 一部の大手ハウスメーカーの家は選ばないでしょう。 現在、名古屋地区... -
事例750『防湿フィルムの破れ』
断熱材この2日間寒かったです。 昨日は、名古屋西部や一宮の方で、結構雪に降られました。 こちらの方へ行くと、屋根に雪止め金物が付いている率も 高くなります。 ■(1)今回の事例______________ 「防湿フィルムの破れ」 _______________________ ◆写真解説 省エネ住宅でよく使われる高性... -
確認に手間がかかる工法
構造金物柱や梁の接合に使う「ドリフトピン」 強度的にも優れ、採用している会社も多い。 参考資料 https://www.tanakanet.jp/contents/product/sslock/sslockct.html 構造検査では、ドリフトピンを見るのが結構大変です。 最近はドリフトピンの熱橋対策として、断熱材が施工できるように、 わざとピンの長さが短くなっているものもあります。 そのた... -
傷だらけの新築住宅
仕上げローコスト分譲住宅の完成検査に行ってきました。 上場企業だけに、法違反などはなし。 要所の施工はきちんと出来ていました。 ただ、家中、傷だらけ。 階段や外壁はあちこち仕上げが剥がれ、下地が見えています。 買主が自ら申し出ないと傷の補修は通常しないようです。 住めば傷は付きますが、新築の完成時くらいは きれいな状態で引渡すの... -
手抜きが横行している
仕上げ外壁塗装の手抜きを連続して指摘しています。 塗装の手抜きで多いのは、 ・下塗り、中塗り、上塗りの工程のうち中塗りを抜く。 ・下塗り材の材料を安価なものに替える。 ・平米あたりの材料を減らして施工する。 手を抜いても、それなりに仕上がってしまうためと、 素人が手抜きに気づくことが難しいため、手抜きが無くなりません。 昨年末、... -
事例749『階段、過度の傾斜』
仕上げ県外の裁判に行って、夕方、名古屋に戻り 欠陥住宅の現場確認と打ち合わせ。 帰りがかなり遅くなったため、更新がぎりぎりになりました。 ■(1)今回の事例______________ 「階段、過度の傾斜」 _______________________ ◆写真解説 階段の段板が斜め。 目で見ても、歩いても分かる。 幅1Mの... -
連載スタート
その他今月から月刊専門誌の連載が始まります。 内容は、検査で私が発見した重大な施工ミス等について説明や解説。 そんなことすると、仕事が減ってしまうのではと 言われることもありますが、全く気にしていません。 そもそも重大な欠陥住宅を造るような不勉強な業者は お金や読むのに時間がかかる専門誌など買ってないでしょう。 ですから、知識... -
事例748『界壁の施工不備』
防火今晩は直接の話し合いに参加します。 話し合いに応じるという事は、100%でなくても ある程度以上、直す意思がある証拠です。 どのような結末になるでしょうか。 ■(1)今回の事例______________ 「界壁の施工不備」 _______________________ ◆写真解説 遮音や防火のための界壁。 小屋裏部... -
富士ハウス訴訟終結
その他2009年に経営破綻した富士ハウス。 破綻を知りながら工事代金を前払いさせたとして、 元社長に損害賠償を求めていた裁判が先月、終結しました。 原告団127人のうち33人の請求を認め、残り94人は退けられた。 判断を分けたのは、契約がメインバンクの支援打ち切り宣言日の前か後か。 このニュースで思い出したのが、富士ハウスの受け皿会...