長井のブログ
-
言い逃れ上手
検査業務現場で久しぶりにイラつきました。 現場監督がお客さんに向かって、この段階(造作完了)で検査しても 見るところがないと言っている。 その割には施工が間違いだらけ。また、外部の仕上げも悪い。 指摘内容を説明すると、「すでに気づいてました」というので 「気づいているなら検査前に直しておけ」と言い返しました。 何か指摘をすると、... -
突貫工事
その他明日、完成引き渡し現場の検査から 今、帰ってきました。(21時30分) 現場はクリーニングが終わったところ。 電気、水道、クロス工事は深夜までかかる見込み。 弊社の指摘は、明日の早朝から直す段取りです。 ↓クロスパテ工事中。 何とか完成できる見込みですが、急いで工事して 何かミスが起きなければよいと思います。 -
事例731『エアコン配管孔、柱を貫通』
躯体構造工事の遅れている現場が多い。 本日、完成検査に行く現場も、明日が引渡しのようです。 かなり無理がある工程を組んでいるようです。 いろいろ不備が出なければよいですが。 ■(1)今回の事例__________ 「エアコン配管孔、柱を貫通」 ___________________ ◆写真解説 エアコン業者による柱と耐力面材へ... -
証人尋問
住宅紛争弊社が関わる欠陥住宅訴訟において、途中で和解する確率は半数以上。 判決まで行く場合、証人尋問に呼ばれることがあります。 最近また1件、尋問の呼び出しを受けました。 証人尋問は、証人、弁護士双方にとって非常に厄介なもの。 尋問を経験した最初の頃は、完全に相手弁護士のシナリオに、 はまり込んでいました。 相手の弁護士は、わざ... -
事例730『断熱材の沈下』
断熱材ほぼ1日雨でした。 雨の日の検査で嫌なのが、樋が付く前の軒先の下を歩くこと。 今日2件目が構造検査。 外周確認のため、雨でも足場を歩きます。 軒先からの大量の雨で、カッパを着ていても 袖などから雨が入ります。 カメラは水深10M以上の防水の物を使っています。 ■(1)今回の事例__________ 「断熱材の沈下」 _... -
長野北部地震
その他おととい発生した長野北部地震。 発生時、私は名古屋市中区金山のビルの4階に居ました。 揺れが長かったことを覚えています。 白馬村などで多くの家屋が倒壊しました。 この地区は雪が多く降り、屋根が重くなるため多少は頑丈に造ってある。 また地盤も強いようですが、古い建物だけが、直下型の震度6弱には 耐えられなかった。 今月3件の... -
長距離移動
その他名古屋から500km離れた場所への日帰り仕事。朝8時に出発し、現地に4時間滞在。21時には事務所に戻れそう。 車では日帰りが難しい距離。電車なら可能です。 -
マンション管理会社
ブログマンション管理会社は住民のために業務を行う会社ですが、 デベロッパーやゼネコン系は、いざとなればどっちを向くか は決まっています。当然、親会社です。 マンションで欠陥疑惑が出た場合、一番厄介なのがこのタイプです。 情報が筒抜けになります。 独立系の会社がいいかと言えばそうでもありません。 先日、マンションの定期総会に出席... -
事例729『柱にスイッチBOX』
ブログこんにちは住宅検査カノムの長井です。 ホームページをリニューアルしました。 それに伴い、ブログも移転しました。 ブログの更新をメールで受け取ることも可能です。 是非、ご登録ください。 ←左側のブログの読者登録 ■(1)今回の事例___________ 「柱にスイッチBOX」 ____________________ ◆写... -
家のゆがみ
検査業務今日検査に伺った中古の家。 家に入ってすぐ、床の傾斜に気づきました。 木の収縮が激しく、ズレが生じている。 屋根の荷重がかかる梁や基礎が下がっている。 などが原因です。 ↓梁のズレ。大地震で接合部が外れてしまえば、家が倒壊。 傾斜の度合いは最大で1Mあたり20mm。 修理費用は安くありません。そのままでも住めないことはない... -
第三者検査は必要か?
その他自分が欠陥住宅をつかむ。 信頼して依頼した業者が欠陥住宅を造る。 こんなことを思う人は少ないはずです。 できれば、相手を信じたいものです。 第三者検査で障害になるのが、業者が嫌がり 人間関係が悪くなると言う不安。 しかし、ほとんどの業者は意外と第三者検査を嫌がりません。 あてにならない瑕疵検査にプラスして、自分から費用を出... -
中古住宅の耐震性
検査業務久しぶりに耐震診断を行いました。 昭和40年代に建てた家。その後2度ほど増築をしています。 使い勝手を優先した増築では、 壁、柱などを取ることで、耐震性が悪くなっているケースが多い。 また、新旧境目の緊結状態が、通常の診断では見えないため、 大地震で離れてしまうのか、実際に見ないと判断できません。 中古住宅の大半は、図面が... -
欠陥是正確認
検査業務欠陥検査後の修理確認に行ってきました。 現場確認なしで、業者からの書類、写真だけで 確認することもありますが、やはり実際に見たほうが 確実です。 (屋根裏) 今回確認をして、是正工事忘れの箇所が1ヶ所ありました。 内容は、構造部分の釘打ち。 書類確認だけでしたら、分からない箇所だったかもしれません。 -
事例728『梁に大量の穴』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 ホームページのリニューアルに伴い、 毎週火、金に更新している「欠陥写真」の新規追加と、 欠陥事例の掲載を今回で一時ストップします。 来週1週間程度の中断と予想しています。 また、ブログの方も「アメブロ」から「ワードプレス」へ移行します。 新たに移行する際は、ブログ上で時期をお知らせし... -
外壁腐朽
仕上げ多くの家に使われている外壁材のサイディング。 成分はセメント質材料+繊維質原料+混和材+水で、 防水処理してる表面以外は吸水性がある。 現場でサイディングを切断した場合は、 小口を防水処理しないといけません。 しかし、実際に施工されているケースは少ないでしょう。 ↓写真は、サイディング小口から水を吸い、腐朽した現場。 外壁... -
外壁タイル
仕上げ自宅(築11年)の外壁タイルの一部が剥離した。 (部分的なタイル張の木造住宅) 乾式工法での施工。 剥がれた個所は南側の一部。 日本建築防災協会の統計資料(1998年)によると タイル張り外壁の故障が確認されるまでの経過年数は 平均13.6年。 築10年から15年の間で、不具合が多く出るようです。 剥離の原因は、やはり日射の影... -
事例727『2階床の下がり』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 検査中の現場で、監督の髪の毛に接着剤が付いた。 接着剤を取るには髪を切るか、 シンナーで取るしかないそうです。 接着剤、木のヤニ、固まる前のウレタン断熱材は 髪の毛や服に付くと厄介です。 現場へ行くときは、気を付けてください。 ■(1)今回の事例_________ 「2階床の下がり」 __... -
迷惑料
住宅紛争先週からまた1件、欠陥検査後の欠陥修理を行っています。 住みながらの修理のため、工事は部分的に進行。 その分、工期はかかります。 裁判などにならず、修理をしてもらえることは理想的です。 ただし、完成してからの工事は、いろいろ我慢しないと いけないことも多いです。 我慢かけるお詫びとして、業者が迷惑料を支払うことがあります。... -
メンテナンス
その他現在所有しているオートバイ。 2,3ヶ月に1回は、タイヤの空気圧を見てくださいと メカニックから言われてます。 今回、リコール修理で預けたところ、タイヤの空気がかなり 減っていて、異常な摩耗をしかけていますと言われてしまった。 7ヶ月ほど空気圧のチェックを怠っただけ。 言われたとおり、定期チェックはやらないといけないと思... -
紛争解決のカギ
住宅紛争欠陥住宅問題を有利に解決したいと思いつつ、 費用は出したくないから、無料の相談機関、役所をまわる。 という方が案外多い。 業者に非を認めさせることは容易ではありません。 無料で情報を集めても、業者はうまくかわすでしょう。 不動産業界も口が上手な人が多い。 昔、不動産屋は千三(せんみつ)だと言われてました。 意味は「千の話の...