長井のブログ
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反省がない
業者情報以前、欠陥検査に入ったことがある業者。 さんざん痛い目にあったはずなのに 久しぶりに新築検査に入ったら、前の反省は全くなく 同じミスを繰り返しています。 現場スタッフは数名。 仕事を嫌々やっている感じ。 職人もコストの愚痴が多い。 この会社の立派な広告やホームページ、ショールーム からは想像が出来ない一面です。 (基礎の下の... -
事例721『梁の穴あけ』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今週は雨が続くようで、検査予定も動きそうです。 今週末前後の予定がなかなか確定できません。 ■(1)今回の事例__________ 「梁の穴あけ」 __________________ ◆写真解説 2階のキッチン排水管を通すため、 床梁に大きな穴をあけた。 2×4では上下端から5CM以内... -
ぎりぎり設計
検査業務先日、欠陥検査をした現場。 地震や風に対し、安全を確認する壁量計算が間違っていた。 安全側ではなく、危険側に間違っているので 基準法違反になってしまう。 ほとんどの工務店は、構造を下請けの建築士や 躯体工場に任せています。 過去、マンション偽装事件でもあったように 下請けの構造屋は、コスト抑えるため、 元請けから経済設計を... -
社内検査
その他今日の午前中は、欠陥検査の書類を書いています。 この家は、社内検査を外注業者が行っています。 構造金物、筋違いは、全数チェックされているようで、 間違いはないようです。 一時、いくつかのハウスメーカーも 社内検査を外注に出していました。 現場監督が検査を行うと、いい加減になったり、 甘かったりするため、外注検査は有効でした... -
事例720『床合板釘打ち不備』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 いろいろやっていたら、 日付が変わるぎりぎりの更新になってしまいました。 ■(1)今回の事例_________ 「床合板釘打ち不備」 _________________ ◆写真解説 床合板端部の釘打ち。正規の位置から大きく外れ、 ジョイント部に釘を打っている。 固定が不十分な状態。 ◆... -
雨ざらし
その他昨日は天気予報が外れて雨が降った。 検査の帰りに、雨のためか、 木躯体の建て方を途中でストップし 大工さんたちが帰ってしまった現場を発見。 作業途中で帰ったため、柱、梁は雨ざらし。 職人たちは多少雨に濡れても仕方がないという 考えなので、雨に濡れるのが嫌なら前もって、 雨に濡らさないでと言わないといけません。 あとからやり... -
虫害
その他大量の虫が家の中に入り込むケース。 床下ではなく、壁内、天井裏に入り込むと 通常ではありません。 虫が好む環境があり、1階床まわりに開口があると 家の中に虫が入り込みます。 家の中で虫が多いと気づいたら コンセントBOXを開けてみてください。 ↓壁内に入り込んでいれば、死んだ虫が落ちてきます。 壁内などに虫が入ると、駆除が難... -
事例719『屋根結露』
結露こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今回の台風は雨も風もすごかったです。 また、吹き返しがかなり強いです。 今日は足場の上にいる時間が長く 強い風を一日感じました。 ■(1)今回の事例_________ 「屋根結露」 _________________ ◆写真解説 屋根の結露。部屋の水蒸気が小屋裏にこもり、 屋根面で結... -
ダメ業者の見分け方
業者情報欠陥住宅の原因は、施工業者の無知が多い。 有名メーカーでも、知識のあるのは本社に数名。 現場は、無知な人たちばかりという会社もあります。 業者が無知かどうか見分ける方法は 技術に関する質問をたくさんする。 相手の口がうまいと、間違った回答でも正しいように 聞こえることがあるので、2,3社に同じ質問をする とよいでしょう。 -
事例718『強化石膏ボードの不備』
防火こんにちは住宅検査カノムの長井です。 裁判中の追加の立証。 最近実施した破壊検査は全て、有利な結果が出ています。 いい加減な業者なら、見えない箇所はもっと手を抜くだろうと 予想をして壊します。 予想はかなりの確率で的中します。 ■(1)今回の事例__________ 「強化石膏ボード」 __________________ ... -
ひび割れからの雨漏り
雨漏り午後からの現場で、コンクリートのひび割れに水を注入。 ひび割れの幅は、0.25mm。 それほど広くないひびの幅です。 約300CC注入で、裏側のひびから水漏れが。 幅0.25mmのひび割れは、 大手ハウスメーカーは影響がないとして修理してくれません。 軽微な幅でも、雨に直接当たれば、水は内部に入ってきます。 また、内部の鉄... -
雨漏り検査
雨漏り今日は朝から5時間、雨漏り検査の予定を入れていました。 雨漏り1ヶ所で5時間の予定は長めです。 かなり難しいと事前に聞いていたため、予定を長く取りました。 現場へ行き、屋根の上に上がり、おかしな施工箇所を発見。 そこへ水をかけたら、漏水しました。 すんなり結果が分かってホッとしています。 雨漏りは修理が重要です。 せっかく... -
事例717『窓下先張り防水シート』
雨漏りこんにちは住宅検査カノムの長井です。 事務所の前を走る名鉄瀬戸線の高架工事が始まりました。 今から約5年ほどかかるようです。 名古屋の環状線 国道302号の渋滞解消が目的です。 また、名東区から小幡駅付近へ抜ける南北の16M道路の工事も すぐ東で始まるため、数年は、ざわついた環境になりそうです。 ■(1)今回の事例______... -
強風
その他今回の台風、名古屋は通過してからの吹き返しの方が 風を強く感じました。 今日のような風が強い日に、 ・家が揺れる。 ・壁の中で音がする。 ・隙間風を感じる。 という現象を感じることがあります。 家が揺れるのは、家自体の耐力不足、 壁内の音は、防水紙下部の留め付けが悪く 鳴っている可能性があります。 隙間風は、コンセントBOX... -
書類作成ひと段落
住宅紛争ここ2週間くらい、4件の紛争書類の作成に追われました。 建て替えしなければいけないような重大な瑕疵が多くある家。 なんとか話し合いで解決したい。でも少しも条件を譲れない家など、 膨大な枚数の書類を書く中で、書き方に非常に気を使いました。 また、図面、写真を何度も見直しました。 紛争は、最初に私が窓口になることがほとんど。... -
事例716『壁が高い』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 台風の進路予想を見ますと 月曜日あたり東海地方を直撃しそうです。 雨に濡れた後、天気が回復してもシートを取らない 横着な監督、職人がいます。 濡れたら早期に乾燥をさせないと カビ、腐朽の原因になります。 ■(1)今回の事例__________ 「壁が高い」 _______________... -
住宅購入者の立場は弱い
住宅紛争買ったものに瑕疵があれば、返品し、お金を返してもらうか、 修理をしてもらうことが当たり前。 建築の場合で、紛争になった時はちょっと違います。 法違反が明快であっても、影響が小さく安全が確認できれば そのままになることも多いです。 ですから、消費者が強いという思い込みで、裁判などを 始めてしまうと、結果にショックを受けるこ... -
金物知識
構造金物今回は、業界の人向け。 木造住宅で梁などを緊結するために使われる 「羽子板ボルト」 ボルトの向きに決まりがあるのをご存知でしょうか。 私はどちらでもいいと思っていましたが、 ある現場で大工さんから質問を受け調べました。 金物メーカーの商社に問い合わせたところ 「向きにより強度が落ちるというわけではないですが 反対の施工は行... -
事例715『基礎の高さが低い』
その他こんにちは住宅検査カノムの長井です。 ミスをした業者が代金を支払うケースが案外あります。 業者を信用して後払いにすると 70%の業者は、期日に振り込んできません。 お金がないわけではなく、担当者に問題があります。 きちんとした担当者なら、 私に関わることなんてないかもしれません。 現場監督はなり手がいないため、 役職で人を... -
おすすめの専門書
住宅紛争週末から、複数の欠陥検査の書類作成に集中しています。 現場予定をはさみながら、今週末まで続きそうです。 1件は建て替えを要求するであろう事案。 もう1つは、施工者に重大な過失があり、 ミスを認めさせないといけない事案。 どちらも、書類作成に時間がかかっています。 時間がないのに先週、体を痛め、毎日病院通いをしています。 通...