長井のブログ
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事例726『かぶりゼロ』
コンクリート、かぶりこんにちは住宅検査カノムの長井です。 屋根裏に入っても熱さを感じない季節になりました。 今日も30分くらい入りました。シャツ1枚なら快適な温度です。 あと2週間くらいすると寒くなります。 今が検査をするのに快適な時期です。 ■(1)今回の事例_________ 「かぶりゼロ」 _________________ ◆写真解説 鉄... -
防火施工は覚えるのが難しい
防火以前検査に入り、準耐火建築物の施工を指導した工務店さん。 1年半ぶりくらいに準耐火建築物の検査に入ったら、 防火の施工がきちんとできていなかった。 先回30%くらいの出来とすると、今回は50%くらい。 地方都市は、準耐火建築物がかなり少ない。 めったに施工しないため、忘れてしまうのでしょう。 長期優良住宅含め、難しい仕様の... -
メーカーの対応が悪い場合は
住宅紛争大手有名メーカーA社の欠陥相談が昔から多い。 このメーカー、完成後の対応が非常に悪い。 家が傾いても知らん顔するくらいだから、 少々の構造不備や異常な結露などは、問題ないと開き直る。 出来るだけクレームで出ていく費用を抑えようと しているみたいです。 こういう会社は、素人は言いくるめれば何とかなると思っている。 ですから、... -
事例725『鉄筋同士のあき不足』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 消費税が10%に上がるのか、延期なのか 論議が活発になっています。 住宅業界は8%後の落ち込みが激しい。 そのため、10%に上がって欲しいという期待と、 上がれば上がったで、また落ち込みがあるため どちらがいいとは言えない状況だと思います。 ■(1)今回の事例__________ 「鉄筋... -
日本のサッシ性能
断熱材昨日の面談で、サッシの性能について質問を受けました。 そのあと思い出したのが、業界紙の今月号でサッシ性能 についての記事があったこと。(日経ホームビルダー11月号) 主な内容を紹介すると ・日本の窓の最高基準は、韓国や中国の最低基準程度しかない。 ・アメリカは50州のうち24州でアルミサッシが禁止されている。 国産サッシ... -
耐震等級3相当
検査業務検査の図面チェックをしていてよく見かける文字 耐震等級は1,2,3があり、3が最高等級。 「相当」を辞書で調べると 「価値や働きなどが、その物事とほぼ等しいこと」 業者は、「詳細な計算はしていないけど、たぶん等級3」 だから「ほぼ等しい」という意味で、「相当」という 言葉を使っていると思います。 ですから、実際に計算したら... -
事例724『シーリングの穴』
ブログこんにちは住宅検査カノムの長井です。 せっかくの秋の連休。 名古屋は今日から4日間、雨の予報です。 先週末、標高1000Mあたりは紅葉がきれいでした。 愛知、長野県境の茶臼山 今年は例年に比べ、山の紅葉がきれいだと 地元の方が言ってました。 ■(1)今回の事例_________ 「シーリングの穴」 ______________... -
金物の耐久性
構造金物岐阜県羽島ICの南にあるコスモス畑。 現場へ行く途中、時間に余裕があったので 車を止めました。(無料で見れます) 現場で約3ヶ月間、雨ざらしの座金。 石で多少表面が傷付いても、認定品で メッキ性能が良いため、錆びは全くなし。 認定品は日本住宅・木材技術センターの規格、認定商品と 建材試験センターなどで性能試験をパスしたもの... -
材料の品質
その他構造部の材料はJISやJAS。 内外装材は、不燃、防火の認定など 建築資材は、いろいろな認定が必要です。 この認定制度。利権の問題や、 日本の家を高くしているという意見もありますが、 安心して住むには無くせないでしょう。 ある上場企業は昨年、完成した家含め、 JAS認定を取ってない筋違材を交換しました。 強度は同等でも、法... -
事例723『筋違いの欠損』
構造金物こんにちは住宅検査カノムの長井です。 急に寒くなりました。 今年家を買った方は、断熱、省エネ性能が うたい文句どおりか確かめる時期がきました。 高断熱をうたいながら、冬場、暖房を切ると 外気温と室温が同じという例も過去にありました。 ■(1)今回の事例__________ 「筋違いの欠損」 _________________... -
修理見積もり
住宅紛争欠陥の修理費請求。 知人に大手メーカーの社員が居て、 見積りを依頼したらOKしてもらった。 大手ハウスメーカーの見積金額は高い。 相手に対し通用するのかという質問を頂きました。 仮に業者が全て非を認めても、持ち出す費用は 安く抑えたいため、100%に近いくらいの確率で 拒否されるでしょう。 一番安くできる方法は自社で直すこ... -
テレビ受信の選択
その他自宅のテレビ受信環境を、ケーブルから光テレビにかえました。 私が家を新築した当時は、デジタル放送が無い時代。 アンテナでは電波障害があり、ケーブルテレビしか 選択肢がありませんでした。 今までは、誰も多チャンネルを必要としないのに 毎月4000円弱を払い続けていました。 光テレビは、インターネットと電話にプラスすれば 月の... -
機械式駐車場
その他都市部のマンションでは機械式の駐車場を導入するケースが多い。 頻繁に動かすものですから、やはり故障が多い。 定期点検が必要で、部品の消耗を指摘されれば、 高価な部品交換に応じるしかない。 故障をすれば、車の出し入れに 支障をきたすため、すぐに修理が必要。 いつ壊れるか分からないため、年間の修理費も おおよそでしか予想できな... -
事例722『床合板耐力不足』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今晩放送のドラマ「女はそれを許さない」で 私が撮影した写真が使われる予定。 ドラマはほとんど見ませんし、 打ち合わせも簡単だったため、 どんな風に使われるのか分かりません。 時間があれば、チェックしたいと思ます。 ■(1)今回の事例________ 「床合板耐力不足」 _________... -
直接交渉和解成立
住宅紛争欠陥検査をした現場。 紛争になるかと構えていましたが、 話し合いによる和解が成立。 相手業者の誠意に感謝します。 業者は裁判をやった方が、損害額を減額できる可能性がある。 それでも裁判を選ばなかったということは、ミスを反省すると 共に、お客さんことを考えているからだと思います。 ミスを犯しているので名前を紹介できないので残... -
反省がない
業者情報以前、欠陥検査に入ったことがある業者。 さんざん痛い目にあったはずなのに 久しぶりに新築検査に入ったら、前の反省は全くなく 同じミスを繰り返しています。 現場スタッフは数名。 仕事を嫌々やっている感じ。 職人もコストの愚痴が多い。 この会社の立派な広告やホームページ、ショールーム からは想像が出来ない一面です。 (基礎の下の... -
事例721『梁の穴あけ』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今週は雨が続くようで、検査予定も動きそうです。 今週末前後の予定がなかなか確定できません。 ■(1)今回の事例__________ 「梁の穴あけ」 __________________ ◆写真解説 2階のキッチン排水管を通すため、 床梁に大きな穴をあけた。 2×4では上下端から5CM以内... -
ぎりぎり設計
検査業務先日、欠陥検査をした現場。 地震や風に対し、安全を確認する壁量計算が間違っていた。 安全側ではなく、危険側に間違っているので 基準法違反になってしまう。 ほとんどの工務店は、構造を下請けの建築士や 躯体工場に任せています。 過去、マンション偽装事件でもあったように 下請けの構造屋は、コスト抑えるため、 元請けから経済設計を... -
社内検査
その他今日の午前中は、欠陥検査の書類を書いています。 この家は、社内検査を外注業者が行っています。 構造金物、筋違いは、全数チェックされているようで、 間違いはないようです。 一時、いくつかのハウスメーカーも 社内検査を外注に出していました。 現場監督が検査を行うと、いい加減になったり、 甘かったりするため、外注検査は有効でした... -
事例720『床合板釘打ち不備』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 いろいろやっていたら、 日付が変わるぎりぎりの更新になってしまいました。 ■(1)今回の事例_________ 「床合板釘打ち不備」 _________________ ◆写真解説 床合板端部の釘打ち。正規の位置から大きく外れ、 ジョイント部に釘を打っている。 固定が不十分な状態。 ◆...