長井のブログ
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外壁の音
仕上げ新築現場で「カタ、カタ、カタ・・・・・」という大きな音が 聞こえてきました。 部屋の中に居ても聞こえてきます。 この音は、外壁の通気層内にある防水紙が 風で動いている音。 (下から確認すると、防水紙の端部が固定されていない) 強風の日に音が出やすいです。 本来、音が出ないように、紙の端部をテープで とめる施工を行います。 こ... -
事例689『外壁の開き』
仕上げこんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日は、携帯の電波が届かないような田舎へ 検査に行きました。 途中、過去の山崩れのあとなどをいくつか発見。 これから大雨が降る恐れがある時期なので、 被害が出るような大雨が降らないことを祈りたいです。 ■(1)今回の事例________ 「外壁の開き」 ________________ ... -
省エネ基準
断熱材住宅省エネラベルは、内容が分かりにくい。 よく説明を受けないと、入居後、この家が省エネ? という疑問もでます。 例えば、写真のラベルをよく見ると 「断熱性能基準」が「-」になっている。 これは、断熱性能を評価していない。 省エネ性能の高い設備で総合省エネ基準をクリアしていて 断熱性能は、長期優良などの仕様からかなり劣るケー... -
現場での飲酒
検査業務今日の昼過ぎに現場に入ったら 作業していた大工さんが慌てて何かを隠した。 隠したものは「ビールの空き缶」 昼休み、弁当を食べるときに飲んだようです。 日曜日なので、気が緩んでいたのでしょうか。 どんな理由があれ、許されることではありません。 現場も汚く、いろんな面でプロ意識が薄い人のようです。 工務店もいろいろ職人教育をし... -
フローリングの釘
仕上げフローリングをとめる釘。 メーカーの指定は、写真上のフロアステープルが一般的。 形は二股になっていて、しっかりとまります。 下はフィニッシュネイル。頭と胴の大きさが、そんなに変わりません。 実際、こちらを使う大工さんが多い。 釘と併用しボンドもつけますが、とめつけが悪いと フロアの収縮を抑えきれず、 フロアーのジョイントで... -
事例688『筋違補強の不備』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日は誕生日で、たくさんのメッセージを頂きました。 ありがとうございます。 検査業務を始め10数年。この先を考え、 改善していく1年になりそうです。 ■(1)今回の事例_________ 「筋違補強の不備」 _________________ ◆写真解説 90mm角の筋違のたすき掛け。 欠... -
検査道具
検査業務昨日、急にLEDライトのバッテリーが故障。 スペアを常に持っているので、検査に支障はありませんでした。 また、先日はコンクリート破壊試験機が検査途中で故障。 修理に出したら2日で戻ってきました。 これらの他、道具の重要性を感じた出来事がありました。 雨漏り検査に行った現場。 建築業者さんが気を利かして、 はしごとホースを用... -
ゴミも光熱費も減る
断熱材↓間仕切り壁の上部に挟み込んである断熱材。 (写真は2階天井部) これは気流止めで、 壁端部の空気の動きを止めます。 温度差が生じると、床下から室内。 室内から小屋裏など、隙間から空気が動きます。 一昔前の現場ではほとんど施工されていません。 省エネの基準が厳しくなり、 最近施工を見かける現場が増えました。 施工するつもり... -
事例687『音漏れ』
その他こんにちは住宅検査カノムの長井です。 弊社のホームページは型が古いため 見る端末によっては、字が重なって見えたりします。 そのため4ケ月かけてホームページを一新します。 その間、現在のスマホサイトを閉鎖したり ブログやサーバーを移転する作業も行います。 影響があるものは、その都度告知していきます。 ■(1)今回の事例___... -
基礎断熱の危険性
断熱材床下に入ったら、そこらじゅうカビだらけ。 厳重なマスクとメガネをしているので、良かったものの 気持ち悪いです。 基礎断熱は、床下を密閉します。 新築時は、基礎のコンクリートから水分が蒸発するので、 計画換気があっても、換気がうまく機能していないと、 カビが生えます。 基礎断熱の家の方。 床下を定期的に点検しましょう。 -
雨漏り検査
雨漏り今日は雨漏り検査に行ってきました。 業者が外壁をめくるなどしても、原因が分からなかった現場。 何とか、原因を特定しました。 (壁内部の雨漏り) 雨漏り検査は、簡単に原因が分かるもの かなり手こずるもの、それぞれです。 内部の構造をきちんと理解し、 勘を働かせ、方法、順序を間違えないように行います。 -
事例686『基礎の貫通孔』
コンクリート、かぶりこんにちは住宅検査カノムの長井です。 書類は少し溜まっていますが、 現場予定に余裕が出てきました。 ここらでまとめて休みが取れればと思いますが 社内的にいろいろやりたい雑務があるので まとめて片付けたいと思います。 ■(1)今回の事例_________ 「基礎の貫通孔」 _________________ ◆写真解説 配管の... -
省エネ法
断熱材法律はころころ変わります。 耐震基準などでも、建てたあと、 法改正で既存不適格になってしまうことがあります。 昨年改正された「省エネ法」で、トレードオフ規程が 廃止された。 トレードオフ。検査でよく見かけたのは、窓ガラスを LOW-Eにして、天井断熱材の厚さを半分にする方法。 例えば、グラスウールの厚さを155mmから 75... -
昔からの風習
その他昨日検査に行った町は、 ほとんどの家の屋根に装飾がありました。 鯱のように見えますが、名古屋ではありません。 今ではとても珍しい光景なので写真を撮りました。 -
事例685『コンクリートの爆裂』
コンクリート、かぶりこんにちは住宅検査カノムの長井です。 名古屋から約500KM先の現場へ行ってきました。 今は帰りの新幹線の中。 往復で1000KM。日帰りです。 12時に名古屋駅を出発。 21時に名古屋へ戻れます。 かなり遠くても日帰り対応できます。 ■(1)今回の事例_________ 「コンクリートの爆裂」 _________________ ... -
輸入建材のトラブル処理
検査業務価格の安さや、デザインの良さなどから 住宅でも輸入建材は多く使われています。 輸入建材がらみの紛争も時々あり、 英語の説明書などを読まないといけません。 今はスタッフが英語を読めるので 指示をすれば、該当する箇所を探し出してくれますし、 外国メーカーへの質問もしてくれます。 どこで特技が役に立つか分かりませんね。 -
争いごと急増
住宅紛争午前中は裁判の意見書を作成しています。 最近、比較的小さなトラブルでも裁判になっているケースがあります。 今書いている意見書も、重大な欠陥ではなく、請求金額も少額です。 話し合いで解決できそうな事案で、 裁判になっている理由を推測すると ・企業側の役員などが原因を把握していない。 担当者が上司に悪いことを報告せず、客が... -
やっぱり広告は嘘を付く
業者情報時間がかかっていた書類を書き終え、今はほっとしています。 今月はまだ、2件くらい時間がかかる書類があります。 先日、完成検査に行った現場。 建物内に入ると強烈な臭いがした。 それでも雨天なので、窓を閉め切って検査していたら 臭いに慣れることはなく、頭がくらくら、目がチカチカしてきた。 このメーカーは広告などで、室内の空気... -
事例684『床組の不備』
躯体構造こんにちは住宅検査カノムの長井です。 2日続けて長久手市でゲリラ豪雨にあいました。 今日は建物周囲に15CMくらいの 水たまりができ、短めの長靴の上から もう少しで水が入ることろでした。 ■(1)今回の事例________ 「床組の不備」 ________________ ◆写真解説 施工不備で床がたわみ、補強を入れた。 古... -
依頼者を叱る
住宅紛争欠陥住宅紛争は、依頼者、弁護士、建築士の信頼関係が崩れると うまく行きません。 私は比較的、誰とでも合わせられる方ですが、 二度と一緒にやりたくないという弁護士は数名います。 依頼者のためではなく、自分の名誉と金儲けのため という本心が態度に出ている人です。 時には、依頼者を叱ります。 叱るときは、わがままに付き合えない時...