欠陥工事写真集– archive –
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1326、外壁通気の上部が塞がれていたため、湿気が滞留。躯体の腐朽までは至っていないが、一部でカビなどが確認できた。
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1325、玄関土間部分、気密パッキンを施工するところ、一部、通気パッキンが施工されている。気密切れの原因となる。
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1324、バルコニー防水とサッシの取り合いからの漏水。間に施工するシーリングの量が少なく、雨が内部へ浸入した。
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1323、エアコン内のカビ。室内のカビの汚染がひどいケースでは、エアコン内もカビで真っ黒けになる。根本的な原因を取り除かないと、クリー二ングしてもすぐに再発する。
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1322、梁接合部、ボルトによる緊結未施工。同じような箇所が他にもあり。地震時に梁が抜けて倒壊につながる可能性あり。
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1321、壁内結露の改修工事。被害がひどかった外壁の合板を張り替えた。赤丸部の黒い箇所は2×4上枠の結露あと。この箇所は交換不可能なため、薬剤処理を実施。
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1320、外壁防水紙の劣化。数年しか経っていないにも関わらず、劣化による損傷が進行している。防水紙の種類を施主が指定することは稀です。家を建てる時は、耐久性の高い防水紙を選びましょう。
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1319、フローリングの黒ずみ。床下の湿気が原因で黒ずんできた。フローリングの含水率は全般に高い。
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1318、クロス表面に繁殖した大量のカビ。建物に原因があるにも関わらず、施工者側は、生活の仕方に問題があると主張する。
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1317、赤外線サーモグラフィーカメラで壁断熱材の有無を検査。四角部は温度が他に比べ低く(室内の冷房の影響)、断熱材が未施工だった。
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1316、床タイルが剥離し、業者がタイルを撤去。その後、修理が中断し、下地のまま放置されている。
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1315、鉄筋コンクリート壁、ひび割れからの雨漏り。修理を繰り返しているが、新たに入るひび割れもあり、雨が漏り続けている。(室内壁下の赤外線サーモグラフィーカメラ画像)
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1314、湿気た石膏ボードにエアコンの冷気が当たり結露が発生。大量のカビも繁殖した。
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1313、ユニットバス換気扇ダクトの外壁貫通部。グラスウールがよけられ、周囲が空洞になっている。よくある例です。
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1312、屋根タルキの破損。釘を打ち損じるなどして、材が大きく欠けた。補修や補強の措置はない。
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1311、基礎立ち上がりにガス管を通すため、孔をあとからあけた。位置が悪く、鉄筋を削った。赤線が主筋。
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1310、食洗機の排水管、HT管未使用。食洗機の排水温度は最高で約70℃。そのためメーカーは、耐熱温度が90℃のHT(耐熱塩化ビニル)管の使用を施工マニュアルに記載しています。HT管は色が赤いので、見分けがつきやすい。
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1309、床下の漏水。雨漏りと水漏れ、両方の要因があったため、蛍光検査液を使用し、原因を判断。結果、この箇所は水漏れでした。写真の青く光っている部分が蛍光検査液。
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1308、ベタ基礎スラブの割れ。不同沈下が原因で、スラブが折れて、ひびが入った。
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1307、基礎立ち上がり部、鉄筋かぶり不足。基礎の位置を間違えて施工したため、鉄筋が端に寄ってしまった。
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1306、キッチン換気扇ダクトの外れ。引き渡しを受けて、すぐの検査で屋根裏に入り発見。使用しているテープの粘着が弱いのが原因。
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1305、土台のカビ。工事中、雨に濡れ、乾燥が遅いと木部にカビが繁殖しやすい。床下が一番乾きにくく、屋根や2階床などは乾燥が早い。1階床を濡らさないことが重要。
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1304、鉄骨造、ボルトの締め忘れ。小屋裏だけで8ケ程、締め忘れがあった。検査を全くしていないと思われる。
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1303、瓦ぶきの屋根。隅棟部に瓦の破片を入れている。乾式施工においては重くなる、通気を阻害するなどのデメリットしかないが、複数の業者へ聞き取りすると、これが一般的な施工だという回答が多かった。
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1302、コア抜き(孔のあとあけ)したコンクリート片。よく見ると鉄筋の断面が見える。鉄筋の位置を確認しないまま、基礎に孔をあけ、鉄筋も切断した。
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1301、湿った石膏ボードにエアコンの冷気が当たることで結露が発生、クロスにカビが生えた。石膏ボードが湿気る原因は、床下の湿気が壁内に上がってくるため。
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1300、鋼製束の脚が浮いている。ボンドや釘で固定されていない。人が歩くたび上下に動き、床なりの原因となる。
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1299、基礎スリーブ孔。配管勾配の高さが合わず、上に孔をあとあけした。鉄筋を切断していないものの、孔拡大に対応した補強ができていない。
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1298、サイディングの汚れ(藻、苔、カビ)。築浅でも汚れがひどく、美観を著しく損傷している。
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1297、2階床の過度の傾斜。水平器は18/1000の表示。梁の取り付け位置の高さの誤差が原因。
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1296、裁判で業者から提出された木造2階建て住宅の壁量計算書。瓦屋根にも関わらず、屋根荷重の軽い方を選択し、計算結果を改ざんしていた。
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1295、24H換気ダクトの施工不良。急な曲げなどは、圧力低下による風量減の原因となる。
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1294、粘着の悪いテープを使用。経年で粘着が弱くなり、ダクトが外れ、排気漏れが生じている。ユニットバスの換気扇。
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1293、土台、大引きの大きなひび割れ。ひび割れによる断面寸法のばらつきが大きく、床の水平精度が悪くなっている。
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1292、ユニットバス下、基礎断熱材未施工。図面どおりの施工でない。冬場、浴室が寒い原因となる。
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1291、ウレタン吹付、屋根通気材の施工不良。隙間や垂などがある状態でウレタンを施工すると、通気層が塞がれ、結露の原因になる。
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1290、1階床合板のカビ。基礎の打ち継ぎ部から雨が浸入。基礎断熱仕様の家であるが、床下換気はなく、密閉状態。それゆえ、床下が猛烈に湿気て、カビが大量発生した。
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1289、1階耐力壁下(赤囲い部)に基礎梁(基礎の立ち上がり)がない。図面どおりの施工でもなく、瑕疵保険などの検査で指摘を受けないのが不思議。
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1288、柱脚の構造金物のビスが、梁の座彫り部を貫通。ビスの効きが悪く、耐力不足。
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1287、天気が続いているにも関わらず、外壁下から水が出てくる。原因は、通気層内で結露が発生している。
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1286、基礎の水平精度が悪く、基礎パッキンの調整板だけを複数重ね(写真は7枚)水平を調整し、土台を載せている。正しい施工方法ではなく、構造耐力的に問題がある。
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1285、大雨で擁壁が崩壊。人への被害は無かったものの、下の建物が一部損傷した。現場を調べたところ、自然災害ではなく、違法造成と手抜き工事が原因であることが判明した。
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1284、基礎レベラーの硬化不良。チョークで文字が書けないくらい柔らかい。
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1283、天井に大量の水滴が付着。外壁通気層内の湿気た空気が、エアコンスリーブから室内へ流入し、天井面で結露した。
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1282、集成材柱の割れ。変位が少ないはずの集成材にも関わらず、完成後に太いひび割れが生じた。壁の仕上げに影響する。
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1281、雨漏りによる躯体(柱、土台、筋交い)の腐朽。室内側に気密シートの施工があると発覚が遅れることがある。
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1280、これは何の写真かわかりますか?漆喰の外壁に発生したカビです。ひび割れも全般的に発生している。
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1279、2×4耐力壁部の石膏ボードビス間隔。@100mmで施工する必要があるところ、@150mmで施工されている。クロスの上から磁石でビス位置を確認。
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1278、エコキュートアンカーボルトの径が規定より小さい。(M12を使用すべきとところM10使用)座金も小さく、脚元の緊結が不十分。
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1277、外壁の塗り替え工事で、契約に入っているシーリング打ち替えを省略され、ここからの雨漏りが止まらない。
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1276、屋上防水改修工事後の写真。ALCの目地の見え方からも明らかに塗膜が薄く、雨漏りが止まらない。
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1275、木造住宅、乾式タイルの外壁。雨漏りが原因で下地ボードが反って、波打っている。
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1274、壁内に発生した大量のカビ。前回紹介した雨漏り現場の室内側の壁合板を開けた写真。
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1273、雨漏りによる土台の腐朽。ハウスメーカーの対応が悪く、弊社が壁を開けて確認したところ、全て腐朽していた。構造材の腐朽は安全性にも影響する。
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1272、夏場に多いエアコン吹き出し口付近の結露。天井裏が湿気て、石膏ボードが水分を含んだことが原因。
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1271、エコキュートの基礎。厚さ150mm以上必要なところ、100mmしかない。満水時の重さに耐えられない恐れあり。
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1270、2階階段ホールの傾斜が8/1000。歩くだけで傾斜を感じるレベル。不同沈下が原因。
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1269、分電盤下の黒い汚れ。気流止めの施工が不十分なため、外気が壁内を経由して室内に入っている。量が多く、築半年程度でここまで汚れた。
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1268、ユニットバスの床裏に断熱材がない。長期優良住宅等、省エネ仕様の場合において、床下を基礎断熱で密閉せず、通気を取る場合は、ユニットバス床に断熱材が必要。
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1267、外壁の結露。石膏ボードを留め付けているタッカー部で冬場、結露が発生、クロスを変色させる。(写真はクロスをめくり石膏ボードを露出した状態)