欠陥工事写真集– archive –
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1266、普通、床下断熱材は床合板に密着するように施工する。写真は断熱材を約20mm下げて施工。合板との間に空間があり、周囲の隙間から1階床側に空気がまわりこむ。
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1265、マンションの床や壁が変色。雨漏りを疑い、赤外線サーモグラフィーカメラ撮影を実施。壁下と床の一部(青色部)が濡れていた。
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1264、筋交いの大きな欠損。節が取れたことで空洞ができた。構造上の欠点となる。
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1263、フロアタイルの浮き。施工不良により全体の約3割のタイルが浮いている(裏側に隙間がある)。タイルや目地が割れやすい。
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1262、屋根改修工事を行ったが雨漏りが発生。改修工事で既存(カラーベスト)の上に新たな金属屋根材を施工した際、ルーフィング施工を忘れたことが原因。(写真は新設屋根材を一部めくった状態。ルーフィングがない)
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1261、新築してすぐに外壁シーリングが切れた。施工不良が原因。雨漏りしやすくなる。
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1260、棟瓦をめくり、棟換気の有無を確認。換気開口が施工されていなかった。
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1259、土台サイズが小さく、基礎との隙間を木片を入れておさめた。床鳴りの原因になりやすい。
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1258、サッシ下枠のたれ。ガラスの重みで中央部が下がった(写真は5/1000の傾斜)。建付けが悪く、網戸が外れやすくなる。
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1257、1階内部の壁、構造用合板未施工。本来、合板が梁まで達するため、天井裏で合板が見える。
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1256、ベタ基礎の鉄筋を探査した電磁波レーダーの画像。鉄筋(赤丸)がスラブの底(表面から150mm)の位置にあり、下のかぶりがない。縦軸が深さ。
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1255、平屋天井と2階建て部の境。赤丸印部の断熱材が未施工。ここを開放すると気密が大幅に下がると共に、小屋裏の空気が2階建て部の1階天井裏へ入る。(天井断熱のケース)
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1254、ウレタン施工(断熱材)の家で雨漏りが起きると、木の腐朽がひどいケースが多い。ウレタンが雨を吸水し、壁内が乾きにくいのが原因。
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1253、ユニットバスのスイッチから勢いよく風が出ている。これは床下の空気流入で、1階天井裏へ達する。冬場、風呂や室内が寒い原因となる。
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1252、構造用合板の釘(L=50mm)が裏側の受け材を突きつけている。受け材の向きを付け間違えたことが原因。
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1251、鉄筋コンクリート造の壁。改修工事で断熱材を撤去したところ、多数のジャンカ、コールドジョイントが出てきた。新築時、断熱材でコンクリート表面が見えず、発見できなかった。
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1250、コンクリート内に土の塊が混入。擁壁の水抜き穴をコア抜きして発覚。土の大きさによっては構造的な影響が大きい。
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1249、クロス表面にカビが発生。壁内をあけると木下地に大量のカビが付着していた。
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1248、土台が未施工のため、アンカーボルトが丸見え。図面どおりでない施工。
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1247、周囲地盤からの基礎の高さが低い(300mmほど)。フラット35や長期優良住宅の仕様は劣化対策で400mm以上必要。
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1246、最上階、天井断熱材未施工。オレンジ色の部分約2平米に断熱材が敷かれていない。これ以外の箇所も未施工多数。
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1245、キッチン吊り戸、底板の反り。原因は湿気。新品に交換しても再度、反りが出た。
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1244、火打ち梁ボルト締め未施工。大半の箇所で同様にナットが締まっていない。本締めを忘れたたまま完成。
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1243、サイディングの変形。全ての継ぎ目に反りが出て、ひび割れも多数発生。美観を著しく損ねている。
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1242、キッチン換気扇、アルミダクトのつぶれ。ダクトの断面積が減り、排気効率が悪くなる。
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1241、木造住宅、乾式タイル壁の落下。下地のボードが重みで下がり、目地が切れた。
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1240、床下断熱材の大きな隙間。定尺の材料だけを入れ、空いた部分はそのまま。
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1239、外壁タイルが斜めに貼られている。軒天が水平。完成時の検査で指摘。
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1238、床下に入り、基礎と土台の間から外部側を撮影。土台水切りの裏側に雨が入っている。本来、雨が入る箇所ではない。
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1237、基礎立ち上がり、鉄筋のかぶり不足(写真内の線が鉄筋。数字が表面から鉄筋までの距離)。非破壊試験で鉄筋の位置を確認。
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1236、最上階天井の外壁際、天井裏の熱が伝わっている。壁と天井との取り合い部、断熱材に隙間ができる納まりになっている。
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1235、耐震補強工事をした家。新設した耐力壁下の基礎がブロック。これでは耐力壁が有効に働かない。
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1234、柱の引抜きを防止するホールダウンボルト、基礎への埋込み不足。約50mm。
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1233、室内のリフォーム。塗装工事全般において、仕上げが汚い。
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1232、リフォームで屋根防水工事を依頼。排水ドレンまわりの亀裂を処理しなかったため、雨漏りが直らない。
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1231、エコキュートの脚を固定するアンカーボルト。告示やメーカー仕様はM12のボルト使用。現場はワンサイズ小さいM10のボルトで施工されていた。
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1230、床置き収納、天板の傾斜(16/1000)。傾斜している壁に取り付けたことが原因。
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1229、床下断熱材の落下。床組施工時にすでに落ちていたと思われる。社内検査をしていれば発見できる。
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1228、基礎パッキンが大きくずれている。本来、土台下に納まるように真っすぐ敷く。
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1227、基礎の天端、鉄筋(主筋)が露出している。鉄筋の組み方が悪く、位置が高すぎたことが原因。
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1226、基礎の立ち上がりに入ったひび割れのほとんどは収縮が原因で起きたもの。写真は構造が原因。幅が太い。
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1225、ベタ基礎スラブの割れ。不同沈下が原因で中央部が真っ二つに割れた。
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1224、錆による鉄骨柱の断面欠損の様子。水まわりからの漏水が錆を進行させた。
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1223、雨漏りが原因で柱脚が濡れ、錆が発生。すでに表面が剥離し、断面欠損が起きている。
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1222、湿気により、家中がカビだらけ。天井を落としたら、下地の合板にキノコが生えていた。
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1221、トイレ下の水漏れ。気づかず放置すると木部が湿気てカビが発生する。
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1220、住んでいる人が気づかない屋根裏の結露。合板や断熱材の上に水滴が多数あり。中古住宅の検査で奥まで入って行き発見。
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1219、最上階間仕切壁上、気流止め未施工。屋根裏と壁内がつながり、省エネ性能を落とす。
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1218、L字型形状の建物接続部分。それぞれが異なる動きをするため、接続部にひび割れが入りやすい。
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1217、屋根の勾配が打ち合わせと反対。最終図面を間違って作成したのが原因。
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1216、梁接合ボルト、ナット締め未施工。ナットは梁の上に置いたまま、この状態で完成。同じような箇所が計3ケ所あり。
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1215、勾配天井の壁、断熱材未施工。断熱材が未施工のため、屋根の熱により壁の温度が高い。
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1214、2階床梁を配管が貫通。スパン中央に大きな穴、構造的な欠点となる。
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1213、ユニットバスの脚、完全に固定されていない。ボルトでの固定部、3ケ所締め忘れがあった。
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1212、外壁を伝った雨水が、基礎内へ入ってくる。重大な施工不良。
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1211、壁内のカビ。スイッチが結露するという異常を感じ、検査を依頼。壁を開けたところ、内部は柱までカビだらけだった。
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1210、サイディングのすぐ裏に防水紙がある。本来は通気層の躯体側に施工するもの。雨漏りしやすい。
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1209、1階壁下、気流止め未施工。壁下が開放されていて、床下の空気が壁内へ入る。省エネ性能低下の原因になる。
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1208、屋根断熱の家。壁と屋根の取り合いに通気が設けられている。気密、断熱性能を大幅に落とす。
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1207、クロスにカビが発生した壁をあけたところ、クロスに異常がない反対側の壁裏にもカビが発生していた。気づいていない壁内のカビは多いかもしれない。